距離適性の問われ方・下

[元の投稿時間] 2012-11-01 01:58:44
 距離適性の問われ方・上
(距離適性の意味・判断の仕方、テンで下り坂が続く福島芝2000m、適距離の短い馬が走りやすい条件)


適距離の長い馬が走りやすい条件

 「額面やテンのスピードを問われず、(中盤+)上がりの持続力を問われる」ことが条件になり、
  ・ テンに上り坂が続くコース形状
  ・ 中盤以降に長い下り坂が続くコース形状
  ・ 上がりの直線が長い(≒末脚を温存する意識が働く)コースや距離

  ・ 遅い時計が出る馬場状態(開催後半、冬場、道悪etc.)
  ・ 遅いペースに慣れている馬が多いレース
   (≒前走で今回よりも長い距離を使っていた馬が多いレース)
  ・ 折り合いを覚えたい馬が多く出走するレース

  ・ テン・中盤が緩い流れで、上がりだけが早い展開
  ・ 逃げ馬が分かりきっていて、それを追い掛ける人馬が少ない展開での後方集団
   (変則スローペース)
などが当てはまります。

(●) 該当するコース・距離

 東京芝1400m … 向正面の直線を走る距離<正面の直線を走る距離のためか、後傾・上がり重視のレースになりやすい。スピードを問われる阪神芝1400m好走馬はタイプが合わず、人気を裏切るケース多し。

 京都芝1200m … テンが上り坂で、額面のスピードを問われ難いコース形状。ここに遅い時計が出る馬場状態(開催後半、冬場、道悪etc.)が加わると、さらに傾向が強まります。

 札幌ダ1700m … 起伏はほぼゼロも、短い直線+大きいコーナーが持続力を問うという異色のコース。マイルがベストの馬は実力が高くないと息切れしやすい。

 中京芝1200m … 芝1200mが行われる条件ではもっとも直線が長く、末脚の要求度が高いレースになりやすい
 中京芝1400m … テン2F近くが上り坂で、直線も長い
 中京芝2000m … 前半が上り坂で、後半が長い下りと長い直線。1角までの距離が比較的短いこともテンを緩くする要素に。

 小倉芝1800m・2000m … 上りがテンにしかなく+中盤以降は下るだけ

(○) 該当しやすい重賞

 きさらぎ賞 … 折り合いを覚えたい中長距離馬が淀の坂頂上まで我慢し、下りから一気に仕掛ける = スローから持続力に特化した流れになりやすいレース。菊花賞好走馬が生まれるのはこの持続力を問う流れが一因では。また、コース形態が似た新潟芝1600m・関屋記念に繋がる場合も。

 関屋記念 … 向正面、正面とも直線が非常に長い。加えて、中盤から下り坂。京都芝1800mに似ていて、好走馬が重なる場合も。

 新潟記念 … 関屋記念よりもさらに向正面の直線が長くなる。長距離重賞が無い時期なので、長距離馬の出走がテンを緩くする要素にも。

 東スポ杯2歳S … 極端な上がり・しぶとさ勝負になりやすく、成長途上の若駒にとっては持続力を問われやすいレース。上がり最速でなくとも、早めに動きながら上位の上がりを記録できれば高い持続力の証明。


両方の要素を持つ条件

 東京ダ1600m … テンが芝+下り坂ですが、終いの直線が全10場でもっとも長く、1400mベストの馬では押し切るのが難しい条件。テンを緩くできれば、マイルがやや短い馬が好走しやすくなります。

 NHKマイルC、安田記念 … 短距離馬が引っ張ると、後に1400mで好走するタイプが好走~善戦する場合も。ただし、直線が長いため、マイルが得意でないと勝ち切れない印象あり。

 秋華賞 … 近年は傾向が薄まるも、テン・中盤が非常に早くなりやすいレース。早い流れを前で進めて好走した馬はマイラーとして完成しやすい。コース形状から外からの差し・追い込みは難しく、差し切れる馬は中長距離馬としての持続力に優れている場合あり。

 菊花賞 … 基本的には長距離馬向きのレース。この距離としてはテンが早くなるので、能力の抜けた馬であれば距離適性が短くとも好走可能。


あとがき

 だいぶ駆け足で書いたので、結論ありきで書き進めた部分がちらほら。う~ん、良い記事を書くのは難しい+時間が要りますね。ミスった部分が無ければよいのですが…。

 競馬は日々是楽習。少しずつ、着実に詳しくなりたいものです。(2012/10/31 23:13 BGM:風の憧憬ほか)

著者:あみー

4~5歳牡馬相当。軽い芝の長距離◎?(重い芝・中距離△? 中長距離▲?) 荒れ馬場・道悪△? ゲート:△? 先行力:F? 底力:E? キレ:F-? 持続力:D-?(甘め) 平坦○、急坂△。逃げ○、逃げ以外△