新・中京競馬場について

[元の投稿時間] 2012-02-15 14:08:38
[再編集] 2014-07-15 最新の内容に修正しました。

 ようやくコース図がJRAホームページ上で公開されました。重賞の施行距離を中心に新・中京競馬場の特徴に迫ってみたいと思います。なお、3月開催中に適宜加筆・修正を行っていきます。

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【距離別リンク】
芝1200m芝1400m芝1600m芝2000m
ダ1400mダ1800mダ1900m

基本データ(中京競馬場コース図(JRA)
芝 : 1周1,705.9m、直線412.5m(Aコース)
 平均的な芝質 : 標準的な芝
 芝質の上限  : 軽めの芝(馬場の傷みが少ない開幕週の良馬場のみ)
   〃 下限  : 重めの芝(時計レベルの低下や開催の進行などで)
ダート:1周1,530.0m、直線410.7m


参考:芝直線距離の比較(Aコース+芝1200m戦が施行される競馬場に限る)
 中京(412.5m)>新潟内(359m)>阪神内(356.5m)>京都内(328m)>
 中山(310m)>小倉(293.0m)>福島(292.0m)>札幌(266.1m)>函館(262m)

参考:芝直線距離の比較(Aコース)
 新潟外(659m)>東京(525.9m)>阪神外(473.6m)>中京(412.5m)
 京都外(404m)>新潟内(359m)>阪神内(356.5m)>京都内(328m)>
 中山(310m)>小倉(293.0m)>福島(292.0m)>札幌(266.1m)>函館(262m)

参考:ダート直線距離の比較
 東京(501.6m)>中京(410.7m)>新潟(354m)>阪神(352.5m)>京都(329.0m)>
 中山(308.0m)>福島(295.7m)>小倉(291m)>札幌(264m)>函館(260m)



(○)芝1200m

 主なレース : 高松宮記念、CBC賞
 重要な特徴 : 阪神芝1400mとの好走馬が重なりやすい

 芝1200mで最長の直線を持つのが最大の特徴。短距離馬の序列はレース前半の能力で付けられることが多いので、最長の直線がレース後半の能力を問う中京芝1200mはその序列が崩れる可能性を持つ条件です。阪神芝1400mで距離短縮への適性(≒先行力の高さ)か直線延長に対応できるキレ(=トップスピードとそこに到る加速力)を見せていると、信頼性が高いようです。

参考:芝直線距離の比較(Aコース+芝1200m戦が施行される競馬場に限る)
 中京(412.5m)>新潟内(359m)>阪神内(356.5m)>京都内(328m)>
 中山(310m)>小倉(293.0m)>福島(292.0m)>札幌(266.1m)>函館(262m)



(●)芝1400m

 主なレース : ファルコンS
 重要な特徴 : 勝ち馬はマイル以上への距離適性を見込める

 テンが緩くなりやすく&直線が長いため、勝ち馬にある程度の距離延長への適性を見込むことができます。ファルコンSの勝ち馬を見ると、ブライトラインがNZTで4人気3着、インパルスヒーローがNHKマイルCで6人気2着と人気以上に好走しています。また、3着内ではありませんが、タガノグランパも日本ダービーで16人気4着と善戦しています。



(○)芝1600m

 主なレース : 中京記念
 重要な特徴 : 持続力に特化したパワータイプのマイラー or
          マイル・1800mを両方こなせるパワータイプの先行馬が好走

 テンが緩くなりやすく、中盤~上がりにかけての持続力(≒距離延長への適性)を問われやすく、僅かな助走区間+下り坂が直結する急坂がパワーを要求する条件。遅い時計のマイル戦という珍しい特徴を持つため、フラガラッハやミッキードリームのようなリピーター(≒この条件以外では好走が難しい馬)が今後も多く出そうです。
 旧記述では「関屋記念を先行して(中略)京成杯AHでは~」としていましたが、パワーの要求度や持続力の要求度が異なるため、取り消します。



(○)芝2000m

 主なレース : 中日新聞杯、金鯱賞、愛知杯
 重要な特徴 : 芝2000mベストの馬は苦戦。芝1800mベストの馬が好走、芝2200m以上がベストの馬が好走~善戦

 レース前半がずっと上り坂、中盤~上がりに長い下り坂という特徴を持つコース。下り坂でのペースの引き締まり方が芝2000m戦としては厳しく、芝2000mベストの馬は余力を残すことが難しくなります。替わりに浮上するのは、ペースの厳しさをスピードの優位でかわせる芝1800mベストの馬や、スタミナに余裕のある中長距離馬のようです。根幹距離にも関わらず、非根幹距離での好走馬が重なりやすいのも、下り坂でのペースの引き締まり方が影響していると思われます。



(●)ダート1400m

 主なレース : プロキオンS
 重要な特徴 : 時計の早い馬場で中山ダ1200mを逃げて踏ん張った馬の逃げ切り
          東京ダ1600mの好走~善戦馬のパフォーマンスアップ

 芝スタート+長い下り坂が高いスピード能力を要求するため、短距離に対応できるスピードを問われることも。芝スタート+急坂が共通し、短距離である中山ダ1200mを逃げた馬がバテながらも逃げ切ることがあります。稍重・重馬場など時計の早い馬場であればあるほど、要求スピードが上がる=距離短縮に対応できるスピード能力を問われるので、中山ダ1200m逃げバテて大きく負けた馬でも巻き返す確率が上がるようです。
 芝スタート+ダートで2番目に長い直線+僅かな助走区間で迎える急坂は、東京ダ1600mと条件が似ていて、東京ダ1600mでは距離に若干長さを見せるタイプ(アドマイヤロイヤル、ベストウォーリアなど)は適性がぴったり合うようです。

参考:ダート直線距離の比較
 東京(501.6m)>中京(410.7m)>新潟(354m)>阪神(352.5m)>京都(329.0m)>
 中山(308.0m)>福島(295.7m)>小倉(291m)>札幌(264m)>函館(260m)



(●)ダ1800m

 主なレース : 東海S、チャンピオンズC
 重要な特徴 : 底力(=ハイペース耐性)が他場より多く必要

 コース形状に沿った流れになれば、前半のペースが上がりにくい、残り1000mから残り400mまで長い区間のペースが引き締まる、負荷が極めて高い急坂とダートで2番目に長い直線に耐える…となり、長い下り坂による引き締まったペース+強烈な急坂が他場より段違いに高い底力(=ハイペース耐性・失速耐性)を要求します。同コース・準OP以上(~2014.07.05まで計7レース)での優勝馬に、ローマンレジェンド、グレープブランデー、ベルシャザール、ニホンピロアワーズらG1馬が名を連ねるのも、要求される底力が非常に高いことを示していると思われます。



(●)ダート1900m

 急坂の坂下からスタート。テンと上がりに2回急坂を迎えるコース設定で、上級条件では中山ダ1800mに次ぐ底力(=ハイペース耐性)特化のコースになる可能性も。東京ダ2100mでは早い上がりに付いていけないも、しぶとく伸びていた馬が長い下り坂+直線の急坂を利して他馬を逆転するシーンがあるかも?



あとがき

 芝・ダートとも、「残り1000mからの長い下り坂」「下り坂で迎える3角がスパイラルカーブ+内に傾斜付き」「下り坂から直結の急坂+ゴールまで緩い上り」がポイントになりそう。各騎手がどう乗ってくる≒ペースがどうなるのか、想定通りに底力(=ハイペース耐性)に優れる馬が活躍するのかどうか、中京競馬場のオープンを楽しみに待ちたいと思います。(2012/02/15 14:05)


予想・回顧アーカイブス 競馬ナンデ

著者:あみー

4~5歳牡馬相当。軽い芝の長距離◎?(重い芝・中距離△? 中長距離▲?) 荒れ馬場・道悪△? ゲート:△? 先行力:F? 底力:E? キレ:F-? 持続力:D-?(甘め) 平坦○、急坂△。逃げ○、逃げ以外△