距離によるスピードの違い

[元の投稿時間] 2012-08-08 04:35:22
※ この記事は改・スピードの違いについてのグラフや一部内容を修正したものです。

---------- はじめに -----------

 グラフを用い、距離によるスピードの違いを再確認したいと思います。使用するグラフはJRAが発表している中央競馬レコードタイム(芝)から重賞の施行距離に限って抜粋し、平均時速を求めたものです。

 $あみーケイバ

【!】 3200mのレコードタイムは無いものとして扱います。
 ディープインパクト/06'天皇賞(春)のパフォーマンスが圧倒的過ぎて傾向を捉えられなくなるためで、どれくらい圧倒的かは06'天皇賞(春)のラップタイムからもっとも遅いラップタイム(テン1Fを除く)を順に削っていけば分かります。
  3000m = 3'00"2(レコード 3'02"5)
  2400m = 2'21"9(  〃  2'22"1)
  2200m = 2'09"3(  〃  2'10"0)


-------- スピードは短距離ほど速い ---------

 短距離はスピード勝負、長距離はスタミナ勝負というイメージの通り、短距離ほどスピード・平均時速が速くなり、長距離ほどスピード・平均時速が遅くなります。

 「距離が短い」という表現は「スピードが不足する」とほぼ等しく、2400m前後を得意とする馬が2000m・1800mで苦戦するのは概してスピードが不足するためと言えます。

 逆に「距離が長い」場合でも距離をこなす場合があります。競走馬として完成する前の若駒同士のレースや、牡馬に比べて体力で劣りやすい牝馬限定戦などです。
 稀な例ですが、非常に高いスピード持続力・底力(=失速耐性)を持っている一流馬が距離をこなしてくる場合があります。アルゼンチン共和国杯でガチガチのスタミナ血統でない馬が好タイムで優勝した場合などが好例です(スクリーンヒーロー、トーセンジョーダン)。


------ 短距離ほどスピード差が大きい ------

 1Fごとのスピード差は概して短距離ほど大きく、短距離ほど1Fの違いが大きいことが分かります。
 アイビスSDで1200m実績馬の明暗が分かれるのはこのためで、額面のスピードを問われる1200mで好走できていなければ、千直ではスピード不足を見せる可能性が高くなります。

関連:距離適性と追走スピード


--------- 1Fの違いが大きくなる距離 ----------

 先ほどの短距離もそうですが、他の距離でも1Fの差が大きい箇所があります。中距離と中長距離の境である2000m - 2200m間、中長距離と超長距離の境である2500m - 3000m間の2つです。
 境をまたいで好走するのは難しく、3冠馬に価値がある理由の1つとなっていそうです。

関連:各距離について・雑感


---------- あとがき -----------

 前の記事(改・スピードの違いについて)を書いてしばらく経ち、その間にいくつかレコードタイムが更新されました。それを反映させたかったのと、追記しておきたい箇所があったため修正更新に近い形でアップします。

 一部内容は他の記事で詳しく書いてしまったので、リンク先の記事と併せて見て頂けると助かります<(_ _;)>

著者:あみー

4~5歳牡馬相当。軽い芝の長距離◎?(重い芝・中距離△? 中長距離▲?) 荒れ馬場・道悪△? ゲート:△? 先行力:F? 底力:E? キレ:F-? 持続力:D-?(甘め) 平坦○、急坂△。逃げ○、逃げ以外△