第37回 ジャパンカップ(G1) 結果コラム

【日本人騎手の実力は世界の3流を証明】

自分の競馬ができても、代役のテン乗り外人にも、もちろんルメールにも交わされてしまうキタサンブラック・・・

これが日本を代表する武豊の実力と言うのが示されたのは残念な事だが、こればかりは国内では主催者のおかげでマスコミの擁護を受けているに過ぎない本人の実力なので仕方ないだろう。

逆に、直線に入って「もうアカン」と綺麗なフォームでサトノクラウンを追っていたミルコこそがこのレースの裏主役だった事が、彼が土壇場までどちらに乗るか決まらなかったシュヴァルグランの優勝でハッキリ示された。

キタサンブラックの連覇なるかが注目された今年のジャパンカップだが、優勝馬がエピファネイアに続く善戦馬、それもミルコのドタバタ絡みあってのテン乗りボウマンでは、馬は能力があったという証明の裏に、福永祐一というジョッキーが如何に技量がないかも証明し、如何に競馬学校とは馬に乗れるというだけの凡才の集まりであるかをも示したと言えるだろう。

つまるところ、サトノクラウン以外の馬は概ね能力を発揮したが、こと騎手力としての日本人ジョッキーの低レベルが丸出しになった人事的には痛ましいレースである。

これまで私は、本当は上手くないのに勝たせて貰っている特定騎手がいるから日本人騎手でも能力ある者が実力を発揮しきれない部分があると、岩田や内田博を見て思っていたが、「公務員であるというヒエラルキーに染まったエセプロ意識の充満する世界では本物のプロには絶対に勝てない。勝つ時は何かの援護がなければ無理である!」というのが良く分かった。

よって、これからの若手騎手にも今後出てくる新人たちにも一切期待する事はないとの覚悟で競馬を見るべきだとつくづく思った。

思えば、久々の女性騎手がその話題性から芸能事務所に所属してしまうような程度では本物のプロジョッキーである訳もなく、そんな腰掛けタレントジョッキーに勝ち星でも劣る若手が山ほどいる世界から世界に通用するレベルの騎手が出て来れる道理もない。

今年のジャパンカップは、「シュヴァルグランは本当は強い馬だ!」とこれまで痛い目に遭っていた人たちにとっては素晴らしいモノになったが、「武豊は凄い騎手だ!」とマスコミの誘導に乗せられていた人たちには「有馬記念前でも見事に裏切られた残念な結果」である。しかも鞍上が1000m通過に1秒も遅いタイムで単騎逃げして後続の良いマトに成っているのに気づいていない事から、如何にペースを体感できていないかを示しているのは尚更憐れである。

この武豊や福永祐一など、世界3流ジョッキーたちが消えてしまわない限り中央騎手界から本物のプロが現れる事は絶対にない!・・・それをこれでもかと思い知らされたのが今年のジャパンカップであった。

ハッキリ言って、学校制度などなかった時代の方が何人も本物のプロがいた。岡部も然り、福永洋一も然り。息子を競馬学校に入れる前までの岩田も一時はそうだったが・・・!

今の日本人騎手は本物ではない。ただの準公務員だと思って今後は予想すべきであり、公務員ならば人気で勝たせて貰うか、人気でも勝てないかの両極端な思考で処理するのが一番の必勝法となるだろう。それも未熟であればあるほど馬群を捌けないので、どれだけ前で競馬出来るかを予想の基準に置けば判断は容易になる。

その観点で見れば、横山マジックなどと呼ばれる不思議な逃げ切りも辻褄が合う事は誰もが気付くはず!

つまるところ、元地方騎手以外の好走はすべて何らかの繋がりの為せる業だという事であり、だから木幡3兄弟のワンツースリー決着などという話題作りの着順が発生するのである!



第78回菊花賞(G1) 結果コラム

【次世代の低レベル顕著な結果】

今さらながら外人ジョッキーの勝利への貪欲さとそれを可能にする技量の高さを見せつけられた。
ただ、これ以上に競馬学校騎手の不甲斐なさと技量と精神力の低さを感じさせられた。
具体的には・・・
出遅れが幸いして2着という藤岡佑介のミス&ラッキー入賞。
不良馬場と距離、絶好の展開が味方した和田竜二のラッキー入賞。
直線の見せ場だけが救いだった遠征競馬ド下手厩舎の義兄弟コンビの人気裏切り。
自身が乗って負けさせた馬がミルコによって菊花賞馬になったエセダービージョッキーバ川田のサトノアーサーの見せ場も作れない惨敗。
特にバ川田の凡才ぶりには「さすが斜行騎手浜中俊に劣る騎手。福永と併入でエセ丸出し!」というのが今回の結果と騎乗でよく分かった。
このバ川田に比べれば、たとえ結果は悪くてもTV馬として逃げた四位、結果的に先行馬全滅の要因を作った池添と津村の方が自分の競馬をしたと褒められる。

たしかにこんなひどい馬場では当然ながら個々の騎手の腕前を問うのは難しい事で、この点は見せ場もなく惨敗した言い訳にはなる。だが、ここまでの穴、それも一方は本来ミスしているのに2着になってしまうのにはどこかにもっと不甲斐ない騎乗をしたジョッキーがいるからで、今回はその実力通りにバ川田とそのモノマネ対象の福永がサトノの両頭に乗っていた事がこの結果を招いた陰の悪因と言える。普段から仕込みと見紛う競馬しかできないからこんなザマになるのだろう。

いずれにしてもミルコとルメールの上手さはもう動かしようはなく、彼らの良い所を盗んで向上すべき次世代の代表のバ川田レベルが、結果を求めるあまり最もマネてはならない福永をマネている(勝つためではなく好走するために能力ある馬を安易に後方待機にして着を拾って結果を残したと誇る騎手としての根本意識が間違っている)のでは「いい加減に恥を知れ!」としか言えない。この程度が次世代代表だから、満足に真っ直ぐ追えないマガルくんが体感の修正もせずに今だに乗り続けているのだろう。

ハープスターの尻つぼみでイヤな予感はしていたが、バ川田ですらこの程度では今後はもっと外人ジョッキーの必要性は高まるだろう。
ひいては、どんなにレベルの高い馬を創っても日本競馬の夢である世界の芝大レース(凱旋門賞)制覇は果たせないという事を暗示する。技量も精神力も優った騎手たちが地元の意地と国家の威厳を誇るために騎乗するレースを日本の馬、しかも自国の騎手が乗って来ない馬に勝たれたのでは世界中に恥を晒すようなモノ。それこそいくら馬の能力で劣っていても騎手の意地でも勝たれる訳にはいかないのだから。

競馬学校という必要のないモノを作ったツケがこれほど悪い結果を招くとは思いもしなかったが、これを解消する即効的な術は今の日本競馬にはないので、もしも夢を叶えたいと願うなら、逆にミルコやルメール並みの欧州出身でない名手の外人ジョッキーを招くしかないだろう。
よって、今は香港を主戦にしているモレイラをすぐにでも招くのが唯一の手立てと断言する!
ミルコやルメールがそうであるようにモレイラも通年騎乗になればバランスを考慮されて勝ち負けさせられるだろうが、それでも人気でも伏兵でもここ一番で期待通りや期待以上の結果を残す事は間違いない。何しろ本来騎手と呼ばれるに値するには1着を獲るための貪欲な勝利意識とそれに見合った技量がなければ通用しないのが海外の競馬と騎手界であり、モレイラはそれが出来る現状唯一の非欧州出身ジョッキーなのだから!



今年の凱旋門賞が今後の中央騎手界を示唆する(予測)

【生産界を生き残らせる事が日本競馬の命題だけに...】

今年の凱旋門賞にはサトノ馬主さんの2頭が挑戦する。

もちろん期待を担っているのはダイヤモンドであってノブレスの方ではない。

だが、これは何も鞍上がルメールと川田だから差があるという意味ではない。

逆に、どちらも負けるとすれば、下手をするとノブレスがダイヤモンドに先着するかも知れない。

こと凱旋門賞がヨーロッパの威信を懸けたレースであるからには、そこに出てくる日本代表馬が開催地のフランス人騎手で臨んで勝つ事を望むのは「まるで帰化選手だらけでワールドカップ優勝を期待するようなもの」であり、はっきり言って勝てなくて当然と言える。それなら今年はどちらも負けるのが必然になるため、逆に川田の乗るノブレスが無欲と無警戒を突いて意外な健闘を見せても一向におかしくない。

仮にどちらも勝機がなくなった場合、ダイヤモンドは後に種牡馬としての期待もあるだけにムリはさせられないし、もちろんルメールもムリに追う事もしないだろうが、ノブレスはそれこそ川田は最後まで必死の乗らないとただただどうしようもない惨敗で終わってしまうだけ。何しろ出走してくる騎手の中で一番下手な騎手が川田であり、それが却って健闘につながる事が競馬ではよくある事だから。

したがって、残念ながら今年も日本馬が勝つ事は極めて難しいと言わざるを得ない。

それでも、仮に日本馬が好走できなかったとしても同じ芝レースを主体とするヨーロッパの最高峰レースに馬を送り出す事には大きな意義と価値がある。特に日本の生産界にとっては、芝レースの最高峰レースに代表馬を送り出す事で世界を相手に取引するという明確かつ巨額の利益は計り知れない。これがある限り、いくら無謀と見えても生産界は凱旋門賞挑戦を続けていく事が命題になるだろう。

この大きな意義に対して、無念な事に現状の中央騎手界でこの意義に対応できる日本人騎手は誰一人いない。

この原因は、皮肉にも競馬学校を作って騎手の独自性を高めた事にあり、それまでの厩舎所属でしか騎手になる道がなかった徒弟制度から騎手を解放した事でこれまで以上に騎手の安全性を重視する姿勢を取らざるを得なくなった事から、言わば「アタマでっかちの対応力未熟の人材育成」に陥ってしまったためである。

ようやくこの原因に気付いてルール改正をしたのが昨年の事だが、これまでの30年間でこの反対の降着ありきの危険防止ルールでレースを施行してきただけに、いきなり騎手たちに世界基準の激しい接触に耐えろと言っても出来る訳がないし、危険を冒して馬群を突くほどの技術も持ってない。しかも、長年の慣習からすでにデビューの時点から関係者の子息や特定の者が抜けた優遇を受ける仕組みが出来ているため、先の中谷の異議申し立てよろしく、実績の小さい者の異議など受け入れるゆとりもなければ検討する余裕もない。

したがって、今後の中央騎手界はもっと多くの国から外人騎手がやって来る事になるだろう。そうしなければ今の騎手たちでは悪い意味での促成栽培が祟って世界基準の闘い=鐙の接触やぶつかり合うほどの狭い中での騎乗が出来ないし、学べないからだ。

この事から推論できる日本馬の凱旋門賞制覇の夢を叶える唯一の道は、ヨーロッパ出身の騎手ではない本物の名手である希少な外人騎手を招聘する事と断言する。

来てくれるかはもちろん未知数だが、とりあえずモレイラが現状では最有力候補になると思われる。短時日に夢を叶えられるとすれば、これしか道はないだろう。何しろ日本人騎手にはイチローのような本物の天才など誰もいないのだから!



第84回 東京優駿(G1) 予想コラム

【皐月賞の結果が反映されるか否かがポイント】

大波乱となった皐月賞の好走馬たちがダービーでも好走するのか否か・・・これが今年のダービーを推理するポイントになるだろう。

こう言ってる時点で、私自身が皐月賞のワンツースリーたちがここで好走すると思ってない事の裏返しであるのだが、それでも皐月賞がダービーにおける最大のトライアル戦であるからには、皐月賞出走馬の全てを消す事は基本的には道理に適わないだろう。

それにしても、昨年とは打って変わって今年のダービーほど層の薄い牡馬が集まったと思える年はない。おまけに下手をすればフルゲート割れしかねない登録数で、ダービーという看板が無ければただのG3重賞と称してもおかしくない。

それもこれも、皐月賞のトライアル戦好走馬たちが揃って掲示板にも載れていないからであり、特に弥生賞馬カデナと共同通信杯馬スワーヴリチャードの厩舎と鞍上の不甲斐なさは際立っている。

もちろん、重賞勝ち馬なので両馬が巻き返す可能性は今年のメンバーなら十分に考えられる。

だが、根本的信頼と言える材料がどちらも欠けているだけに、両馬の巻き返しに期待するならば、マイラー系&池江厩舎のワンツーとなった皐月賞好走馬たちを上位に見るのが正論と思わざるを得ない。

ましてやダービーでは、過去にキングカメハメハとディープスカイがNHKマイルCからの臨戦で共に人気応えているように、中距離にも適応できる底力のあるマイラー系なら十分に2400mも好走する事例もある。

そこで、現時点での予想は・・・

◎=レイデオロ(藤沢和・ルメール)

○=アルアイン(池江・松山)

▲=アドミラブル(音無・ミルコ?)

△=サトノアーサー(池江・川田?)

△=ダイワキャグニー(菊沢・北村宏)

△=ペルシアンナイト(池江・ミルコ)

△=ダンビュライト(音無・武豊)

消し=カデナ(中竹・福永)

・・・以上のように仮おきする。

◎=レイデオロは、藤沢和&ルメールの連続3才クラシック制覇成るかの話題性もあるが、2才時を無傷で終えた時点でダービー候補の期待を持たれていた馬が、ようやく間に合った皐月賞で掲示板を確保して地力の高さを見せた事を評価。

○=アルアインは、人気薄でも皐月賞馬となった地力の高さを評価。

▲=アドミラブルは、別路線組で唯一期待を抱かせる勢いがある事を評価。ただし、ミルコが乗ってくれば期待もできるが、もしも妙な騎手が起用されるとデビュー戦並みの惨敗の怖れもある。

△=サトノアーサーは、毎日杯において後の皐月賞馬をさしおいて圧倒的人気に推された良血を評価。ただし、当時の結果が示すように、ズブい気性と鞍上の実力のために2戦続けて届かない競馬になっているのが懸念材料。おまけに、昨年がサトノダイヤモンドの落鉄のお陰でダービージョッキーにさせて貰ったばかりの川田である事から良い印象が持ちにくい。

△=ダイワキャグニーは、東京コースにおける良績を評価。ただし、鞍上が鞍上だけに不安は尽きない。

△=ダンビュライトは、皐月賞3着になった鞍上の縁故力を評価。ただし、皐月賞の大波乱は同馬の縁故力が発揮された事が一番の要因であるため、あくまで複勝候補としての存在でしかない点が大問題。

消し=カデナは、巻き返しがあったら道理に適わない状況が発生する(複勝候補でしかないダンビュライトの好走必至となる)ため。同馬の巻き返しを考えるなら、その前にスワーヴリチャードの巻き返しを考えるのが道理。何より、ようやく凋落の兆し(主催者からの見切られ)の表れ始めたこの鞍上が好走する事はダービーで八百長が行われた事になるのが大問題。



第78回 優駿牝馬(G1) 予想コラム

【藤沢和がまたヤラかすか否か!】

果たして重馬場のせいでソウルスターリングは桜花賞を負けたのか?

大幅に距離が伸びる優駿牝馬(オークス)で藤沢和厩舎はその真意を問われる事になる。

だが、たとえオークス当日が重馬場になったとしても、今度ばかりはさすがに負ける事はないと私は思っている。

なぜなら、今度もまた何かに負けるようであれば、この厩舎は勝ち星は多くても3才クラシックは根本的に縁のない「厩舎版、福永祐一」として記憶される事になるからだ。

『いくら何でも、西高東低の中で唯一関東厩舎で成果を残してきた藤沢和厩舎が福永祐一のような実力助手と同じに比評されるべきではない。』と私に限らず誰もが思っているはずで、何より、ソウルスターリングが牡馬も含めた今世代トップに位置する馬である事はその実績が物語っている。

それだけに、今さらながらソウルスターリングの桜花賞3着には大いに落胆させられたが、この敗戦が一般に言われている重馬場によるモノであれば同馬は3着にも成れなかったハズ。よって私は、同馬の桜花賞3着は「重馬場プラス人為の油断」と判断した。

勝って当然のレースなど一つもない事は誰もが頭では分かっているが、それまでの同馬の実績=能力を考えれば負けると思う方が異端な思考であり、どんなに気を引き締めて臨んでも自信と言う名の安心感(油断)を持って同馬を送り出したのは間違いないだろう。

これは騎乗していたルメールも同感で、自信を持っていたからこそ同馬の競馬をすれば勝てると踏んで乗ったところが、まさかの重馬場で伸びが鈍化させられ、そこに突け込んだのが同馬とのレースで次点人気に推される能力を持っていたレーヌミノルとリスグラシューだったと見た。

よって、今年のオークスはソウルスターリングの巻き返し優勝の一戦と判断して・・・

◎=ソウルスターリング(藤沢和・ルメール)

○=リスグラシュー(矢作・武豊)

▲=アドマイヤミヤビ(友道・ミルコ?)

△=ミスパンテール(昆・四位)

・・・以上、前走桜花賞組の上位入線濃厚と前予想した。

おそらく上位人気に推される馬たちなので堅い予想となってしまうが、今年の牝馬陣はNHKマイルCでも上位人気を牝馬が占めたように牡馬より強いと評せる世代であり、中でも桜花賞は現時点においてその強い牝馬が集まった最上位に置かれるレースであり、ハッキリ言わせてもらえば、オークストライアルと目されるレース(フローラS・スイートピーS・忘れな草賞など)の勝ち馬たちが台頭するには家賃が高すぎ。勢いは認められても、伏兵以上の期待をするのはさすがに無謀としか思えない。

せめて人気馬が勝っていればまだしも期待する材料になっただろうが、3連勝でG2フローラSを制した馬が12番人気ではさすがに厳しいとしか言えないだろう。



第155回 天皇賞・春(G1) 予想コラム

【2強に勝てる馬は見当たらない!】

キタサンブラック vs サトノダイヤモンド...ともに今秋には凱旋門賞挑戦を図っている日本を代表する馬。それだけに、不慮の事故でも起きない限り両馬が揃って4着以下になる大穴決着は考えられず、せいぜい距離の紛れから、どちらかが3着に落ちるまでが精一杯の穴決着になると推察される。

よって今年の予想のポイントは、「2強の一角崩しの出来る存在の有無」になるだろう。つまり、最有力3着候補が一体何になるかと言う事。

ここに穴馬が飛び込むのが例年の天皇賞・春の傾向だが、今年も過去に両馬と接戦した事のある馬たちの方が逆に危なっかしい存在になっているので、一角崩しを狙う時点人気候補馬たちより、3着狙いに徹する穴馬に注意して予想を立てるのが今年は正解に近いと想定する。

この想定の要因になったのがゴールドアクターの騎手変更で、正直に言わせてもらうと『調教師は何を思ってここまで同馬と共に努力してきた吉田隼人を見離すのか!』と、調教師としての矜持(プライド)の無さに怒りの感情すら覚え、一角崩しまで期待していただけに大いに落胆させられた。

もしこの騎手変更で一角崩しが成されたとした場合、それが本当の意味で馬の能力の高さを示すモノかは大いに疑わしくなる。なぜなら、現状の中央騎手界を冷静に見れば、叩き上げで騎手力を磨いてきた外人や元地方の一流騎手たちと競馬学校卒とは明らかな実力差があり、縁故で良い馬に乗ってきた者と、弱い馬を騎手の腕で好走させてきた者とに差があるのは当然の結果であるからだ。

縁故で良い馬に乗ってきた関西競馬学校の代表が武豊と福永祐一なら、関東の代表が横山典弘である。そんな縁故の代表に乗り変わって好走して、一体誰が馬の能力が高い証拠と受け取るだろうか?

中川調教師の想いは別だと思うが、好走しても「縁故による疑わしい好走」、凡走すれば「乗り慣れた騎手を変えるからだ」になるのでは、どちらにしても調教師の存在価値は貶められる事になる。そんな馬に期待を懸けるなどいくら馬は好きでも人間的に無理がある。

よって現時点のシルシは・・・

◎=サトノダイヤモンド...騎手、馬格、いずれも優勝馬筆頭に相応しい。

○=キタサンブラック...騎手で見劣るも昨年の優勝馬で実績なら一番。

△=シュヴァルグラン...騎手は恥辱も3着候補なら日本一の超凡才。

△=シャケトラ...人気騎乗の田辺は不安も純粋な騎手力なら▲よりはるかに上。

△=アドマイヤデウス...鞍上が降りてないのが好材料。

△=レインボーライン...ミルコが乗ってくれば期待大。

△=トーセンバジル...▲鞍上より騎手力あるのが好材料。

△=ディーマジェスティ...騎手は下手くそでも馬の底力から最大の穴馬。

△=ゴールドアクター...ヤラセ筆頭なら同騎手。井の中の蛙マジックが使えればの唾棄すべき伏兵。

・・・以上とする。

ちなみに、上記以外の馬ではアルバートが誰を乗せてくるのかで面白味ある候補になると思われるが、ムーアのお陰で今の地位にいる馬だけに現状ではイヤでも割り引かざるを得ないのが惜しまれる所。私的には、『ムーアが乗りに来てくれないかなあ...』と思って止まない。(笑)



第77回 皐月賞(G1) 予想コラム

【ファンディーナの偉業が一番の見所!】

牡馬筆頭と見られていたレイデオロ(藤沢和)がトライアル戦を使えずにぶっつけになった事で正真正銘の大混戦になった今年の皐月賞。

ただでさえ今年の牡馬陣は牝馬に食われっ放しで能力的に低いと思われるのに、唯一無傷のレイデオロが順調さを欠いての臨戦ではイヤでも牝馬ファンディーナの偉業達成なるかに注目せざるを得ないだろう。

もちろん牝馬の挑戦は稀なだけに必ずしも好走するとは限らないどころか不発が当たり前だけに不安はある。だが、それでも今年の牡馬陣はレイデオロが無傷と言う以外は軒並み牝馬の後塵を浴びており、とてもじゃないが馬の地力を当てにできるレベルにない。

おまけに先週の桜花賞では雨の影響で負ける要素のなかったソウルスターリングが連対すら外す事態が起きてしまい、その管理厩舎がレイデオロの藤沢和なのでは余計に牡馬陣への不安が増すのも当然だろう。

したがって現時点でのシルシは・・・

◎=ファンディーナ(高野・)

○=スワーヴリチャード(庄野・)

▲=アルアイン(池江・)

△=レイデオロ(藤沢和・)

△=サトノアレス(藤沢和・)

・・・以上としておく。

なお、現時点のシルシの馬についての詳細は必要ないモノとして省かせていただく。

別に鞍上未定だからと言うのではなく、はっきり言ってどの馬も推し材料と同等に不安があるため現状ではほとんど意味がないと思ったから。

今年の皐月賞はそれこそサイン予想しても悪くないと思えてならないほどである。(苦笑)



第77回 桜花賞(G1) 結果コラム

【物差し馬と縁故騎手に屈した藤沢和!】

良馬場だったら......おそらくルメールと藤沢和以下の関係者は今回の3着に思わず天を仰いだだろう。

しかしながら、1頭に負けたならまだしも2頭に負けたのでは同馬の実績では大敗と同じに受け取られても仕方ない。

私も含めてほとんどの競馬ファンが同馬が連対を外すとは思っていなかったので、同馬が3着に終わった事に何とも言えない虚しさと競馬の怖さを覚えたのだから。

それにしても勝ったのが斜行騎手の乗り変わりであるレーヌミノルだったのには正直驚いた。

安定した結果を残している馬なのであわよくば2着はあるかもは考えた。だが、浜中の斜行による乗り変わりだったのでまさか勝ってしまうとは到底考えられなかった。

いずれにしても今回の優勝で一つ証明された事は、同馬が前走斜行したのはやはり浜中の体感が進行方向に真っ直ぐ向いていないか、手綱捌きが甘いかのいずれかの悪い癖を持っていると言う事で、ある意味最悪の形で自身の未熟さが証明されたと言えるだろう。

しかしながら、体感にしても手綱捌きにしても修正すればどうにかなるモノなので、いい面当てになってしまった今回の桜花賞をバネにして今後の活躍に繋げれば良い。おそらくこれほど悔しい思いはもう死ぬまでないだろうから。

何よりどんな理由があるにせよ、ソウルスターリングを3着で終わらせて2年連続の人気裏切りとなった関東厩舎のルメール騎乗を上回るガッカリ感はない。しかも、2着に縁故で4000勝している騎手に食い込まれては実力上位のメンツも疑われて然るべし。「もしかしてルメールは春のクラシックでは人気を裏切るために起用される騎手じゃないか?」とさえ思われたほどで、来週の皐月賞も藤沢和のレイデオロが無残に負けるのではないかとの危惧すら抱かされた。

だが、ルメールほどの騎手が競馬学校騎手に劣る道理はないので、今回の3着はあくまで天候のせいであるとして今後は再びソウルスターリングが勝ち続ける事を期待してやまない。

それにしても、本当に競馬は怖ろしいとつくづく思い知らされた......もちろん、ミスエルテで見せ場も作れなかったバ川田も含めて!(苦笑)



第77回 桜花賞(G1) 予想コラム

【1強か、それとも一騎打ちなるか!】

「競馬に絶対はない」...よく語られるこの格言は大方は正解である。だが、ごく稀に「それでもこの馬はキレない」と言う強い馬が出てくる時がある。ここまで無傷のソウルスターリング(藤沢和)はこの稀な馬となる可能性の高い存在で、また少なくともたとえ負けたとしても2着は外さない不動の軸馬と言える。したがって今年の桜花賞のテーマは「ソウルスターリングに勝てる馬がいるか否か」であり、自ずと対象になる馬は絞られる事になる。

この対象になる馬も現時点では2頭しかいない。アドマイヤミヤビとカラクレナイであるが、これも未対戦と言う条件での話であり、実質ソウルスターリングを負かせる対象馬はアドマイヤミヤビだけと言って良いだろう。何しろ鞍上動向を見れば、アドマイヤミヤビもルメールからミルコへの騎乗変更馬であり、カラクレナイはそのミルコから田辺への騎乗変更だからだ。したがって推して考えた場合、今年の桜花賞は限りなくソウルスターリングの1強状態に近いとなる。

そんな1強状態に近いソウルスターリングだが、昨年は見事にメジャーエンブレム(田村厩舎)をトバしているルメールである点が唯一気になる材料。だが、昨年のメジャーエンブレムは王道ローテのチューリップ賞ではなくクイーンCからの臨戦だった事で新興勢力だったジュエラー・シンハライトなどと完全な未対戦状態だったが、ソウルスターリングはさすがにメジャーエンブレムのような弱い相手に勝ち星を積む2流厩舎のマネはせずにチューリップ賞を見事に完勝して来た。これだけでも厩舎が違えば生産者の扱いも違う良い証拠であり、逆にアドマイヤミヤビの方が普通に裏街道ローテを経て来た形。はっきり言って、もしもこの状況で昨年と同じように負けてしまったらそれこそ騎手自身の腕が低い事になってしまう。それだけにルメールの実力からすればこの可能性は極めて低いと言わざるを得ない。ましてやアドマイヤミヤビの能力をルメールは体感しているだけに、たとえミルコが相手筆頭として肉迫して来ても今回ばかりは負ける訳にはいかないハズ。

よって現時点でのシルシは・・・

◎=ソウルスターリング(藤沢和・ルメール)

○=アドマイヤミヤビ(友道・ミルコ)

△=ミスパンテール(昆・四位)

△=リスグラシュー(矢作・武豊)

△=ミスエルテ(池江・川田)

△=カラクレナイ(松下・田辺)

・・・以上とする。

思うに、いくら伏兵が台頭してくるチャンスがあるレースだとしても、今年の桜花賞においては◎が負ける材料がほとんど見当たらないだけにこれ以上の不動の軸馬はいない。逆にアドマイヤミヤビが連対を外すと考える方が穴狙いの正着だと思う。ただし、アドマイヤミヤビの鞍上は乗り変わりと言ってもミルコであるからには、日本人騎手は束になって挑まないと何かが同馬に先着するのはそれこそ至難の業。それが現実の今の騎手の実力差であり、先週の大阪杯のように武豊をアシストするため太宰が離れた番手でペースを調整し、マカヒキを伸び伸び追い込ませないよう外を被せに行った福永の後方アシストを誰が行ってミルコの2着を潰せるかに注目している。これが出来れば、たとえ1着は不動でも2・3着は伏兵が入ってそれなりの美味しい配当になるだろうから...(がんばれ組織競馬!)



第54回 報知杯弥生賞(G2) 結果コラム

【年功序列とポカだらけの史上最低レベルの弥生賞】

先ず優勝馬について語らせて貰うと、勝った事自体はとてもラッキーだったと思う。

中竹厩舎と言うだけでもクラシック級の厩舎ではなく、おまけに休み明け臨戦で鞍上もケガ上がり。これでは余程の事でもないと勝ち負けする訳がないと思っていたら、その余程の事が起きたのだからラッキーとしか言えないだろう。

このカデナの優勝を可能にした要因は概ね3つあり、一つは、ドスローの横山典弘逃げにダイワキャグニー(菊沢)の北村宏とコマノインパルス(菊川)の田辺が流れのままに任せて見事に騎乗馬を乗り潰した事。特に横山典弘の義弟である菊沢厩舎のダイワキャグニーは鞍上の不手際も重なって「まるで年功序列の競馬学校教育を丸出しにしたブザマ極まりない負け方」をしており、厩舎と鞍上が横山典弘を助けるためにあたら人気馬を潰したと受け取られても仕方ない酷い競馬をした。

また一つは、堀厩舎のサトノマックスに騎乗したシュタルケが外人とは思えない手抜き丸出しの着拾い競馬で馬を潰した事。いくら短期免許の来日初週とは言え、素人が見てもドスローである事の分かるレースでオリンピック精神で参戦している地方馬キャッスルクラウンに抜かれて道中最後方になるなど手抜き以外にあり得る事ではない。たとえ始めから負けるつもりで乗っていたとしても、せめて周りにバレないように乗るのがプロの演出であるはず。こんな手抜きミエミエの最悪の追い込み競馬なのに馬は懸命に脚を伸ばして小差5着まで来ているのだから、今回のシュタルケには『日本の競馬ファンの見る目を嘗めるんじゃねえ!』と言いたい。

最後の一つは、根本的に今回の競馬は有力視されていた馬が相次いで回避してしまった事。レイデオロ(藤沢和)の回避は登録前なのでまだしもの感はあるが、東スポ2才馬のブレスジャーニー(本間)の回避はレースレベルをもう一段下げる大きなきっかけになってしまった。同馬の不参加によって年功序列体制で横山典弘がトップになったため、義弟のポカ、菊川・田辺のポカが演出されるハメになったのが大きかった。

この3つの要因があったからこそカデナは優勝出来たのだと考えられるだけにラッキーとしか評せないのである。

したがって、もしもカデナが牡馬クラシックの一つでも勝つような事になったら、この世代はイスラボニータやワンアンドオンリー以来のクズ馬クラシック世代となるだろう。何しろシンボリルドルフ時代並みの遅いタイムで決着した異常な弥生賞馬が、いくら低レベルな牡馬世代であるとしても現在の競馬でクラシックを勝ち負け出来る道理がないからだ。また何より、この鞍上が春の牡馬クラシックを勝つこと自体(福永祐一が勝つ事は全て他人の手抜きで成り立っているため)中央騎手界が如何にヤラセで競馬を運営しているかにしかならないので、いくら主催者が未熟な騎手しか育てられないにしても自ら愚かである事を世間に晒すようなマネは出来ないハズ。しかも、今回のドスロー競馬で危うく逃げ切り勝ちしそうになった鞍上が横山典弘だった事で義弟の菊沢厩舎と後輩の北村宏司の援護と疑われて不思議ない結果であるからには、このレースでの好走馬がクラシックでも好走する事はクラシックの価値そのものを貶める事になるだろう。

よって、今年の弥生賞組は「クラシックで好走するに値しない」と評価できるだろう。

「こんな弥生賞もあるんだね?」...と言うだけで済む一過性なレースである事を私は願ってやまない!