競馬コラム...競馬は人で走る!

競馬評論家(予想家ではなく敢えて本人が成りたがっていた評論家とする)の清水清駿氏が亡くなられた。

氏は、優馬(元1馬)の次期社長の立場にあったはずだが、今後の競馬社会で生き残るには黒社会と手を切らねばならない事を見通してか、会社を辞めて独立の道を選んだようである。

私はまず、この処世術に『お見事!』の言葉を贈りたい。

氏について大方の人たちは「予想家」としての見方しかできないと思うが、氏ほど競馬を動かしているのは人である事に着目していた人はいない。氏の代表的な予想とされるボールドエンペラーのダービー◎も単にジョッキーが河内だったから打ったのであり、「競馬は人で走る!」を地で行った結果である。

黒社会と繋がっていた最後の有名予想家が亡くなられた事について、その良し悪しは抜きにしても時代の流れ、変遷を感じずにいられない。

競馬は馬主が馬を購入してくれる事から始まる事業であり、そこから発生する縦横無尽な人の繋がりで成り立っている事は周知の事実。黒だろうが白だろうが人の関わりを無視する事はできない。

氏の立ち位置を時制的に言うなら、黒社会との脱却を目指してきた競馬界の過渡期に生きてきた予想家と言えるだろう。

氏のご冥福をお祈りいたします!