第21回 秋華賞(G1)結果コラム

【非の打ち所のない見事な競馬】

1着ヴィブロス(友道・福永)。2着パールコード(中内田・川田)。3着カイザーバル(角居・四位)。

4着ジュエラー(藤岡・ミルコ)。5着レッドアヴァンセ(音無・武豊)。

10着ビッシュ(鹿戸・戸崎)。

18頭フルゲートもあって通常であればどの馬かは不利を被るものだが、全くどの馬もほぼ不利を受ける事無く進んだ見事なほどの綺麗な競馬だった。

それなのに、人気のビッシュが全く見せ場もなく惨敗したのには唖然とさせられた。

だが、ジョッキーはさておいてもこれだけ綺麗な競馬ではビッシュは調子が悪かったと言う以外に説明が付かず、おそらく初の遠征がいつものレース感を失わせたのだろう。

おそらく、同馬の完敗に一番驚いているのはジョッキーの戸崎だろう。頭の中では「こんな事もある」とは考えていても、実際に目前を走っていたヴィブロスに着いて行けなかった時点で馬に走る気が無くなっていた事に気付いた筈。

一度でも遠征競馬を経験していれば違った結果になっていたかも知れないが、これがあるから競馬は何が起こるか分からないと言う好例となってしまった。

正直な所、優勝ジョッキーが福永で2・3着ジョッキーが川田と四位なのでゴールを過ぎた瞬間、『うわっ、また八百長かっ』と思ったが、どの馬もほぼ致命傷的な不利を被ってない綺麗な競馬だったので、『否々、こんな綺麗な競馬では八百長は逆に出来ないから、ジョッキーの巧拙や馬の能力ではなく純粋に調子の良い馬が好走したのだ』と判断せざるを得ない。何より、もしも八百長であったらミルコのジュエラーがあわや四位を抜かすまでに至らなかった筈。

いずれにしても、今回が調子の良い馬の1・2・3着で決まったのなら、ここで好走した馬が今後も好走を続けられるとは限らない=今回人気を裏切ったビッシュやその他の馬たちの調子が良くなれば逆転も可能となる事から、今年の牝馬世代は能力的に横並びの混線世代と言えるだろう。

その意味でも、シンハライトの戦線離脱が悔やまれてならないと思った秋華賞である。

しかし、戸崎が未だに3才クラシック競争を勝てないのが不思議でならない。てっきり今回勝つだろうと思ってたので...(苦笑)