第33回 マイルチャンピオンシップ(G1) 結果コラム

【判定に救われての優勝で苦笑モノ】

ウインプリメーラ(大久保・アッゼニ)が何を思ってか全く行く気も見せずに控えた事で、バカでも先行残り競馬となったのがミッキーアイルが逃げ残った最大の要因。先ず、これだけでも大久保の不可解な騎乗指示に違和感を覚えた(ウインプリメーラが控えて通用する馬なら過去にもっと走ってるだろ!)のに、VTRを見れば誰でもよく分かるが、ゴール前で後続馬たちがゴチャついたのは、逃げていた浜中の右ムチでミッキーアイルが左にヨレた事で起こったモノであり、てっきり脚色の差から1・2着が入れ替わると思ってたのに、判定に救われて優勝となったのだから笑うしかなかった。

今年の浜中は主役に成り切れない状況だったので勝つにはよっぽど展開に恵まれないと厳しいと思ってたが、まさかゴール前でヨレて後ろに迷惑を掛けた上に、イスラボニータにアタマ差まで詰められているのに降着にならないで優勝と言うのだからもう何も言えない。

ただ一言、『これのどこが公正なの?』だけである。

この優勝馬とジョッキーに引き換え、本当の意味で惜しかったのがイスラボニータとネオリアリズムである。イスラボニータは浜中が真っ直ぐ走らせていたら逆にキッチリ差せていただろうし、ネオリアリズムもジョッキーの実力から上手くすれば2着もあったと言えるからだ。とは言え、ネオリアリズムはムーアの追い姿を見るとミッキーアイルを交わす気は薄かったので結局3着までが濃厚だったろうが。

上位以外では特に取り上げる馬はいなかったが、ことジョッキーの面では上記のアッゼニとマジックタイムのシュタルケにはガッカリさせられた。ただし、アッゼニは馬の能力が低かったので番手以下の追走が精一杯だったと言えるだろうし、シュタルケも展開が向かなかったと言い訳できるのは救いだろう。でも、直線で離れた大外回しの位置取りしか出来ていない時点でシュタルケの程度は知れるので、もうこんな低い技量の外人なら呼ぶ必要はないとは断言できる。大した腕もない外人では若手の参考にならないし、何より外貨を稼がせる事はムダ以外の何物でもないのだから。

いずれにしても、勝ち馬からして「ケチの付けだらけ」になってはお粗末の一語。

行った行った競馬でも外人が二人混ざった1・2・3だったのが、唯一誰もが「妥当な結果」と納得できるモノ...今年のマイルCSは馬のレベルを別とすればこれしか言えないのが惜しまれる点。

それでも1・2・3の3頭は、馬の実績からも能力は高いと言って良いと思う。ある意味、唯一の救いはコレかも知れない。(中川厩舎はジャパンカップのゴールドアクターで好い結果が出せると良いね!...吉田隼人で好結果が出せればの話だけれど!)