第54回 報知杯弥生賞(G2) 結果コラム

【年功序列とポカだらけの史上最低レベルの弥生賞】

先ず優勝馬について語らせて貰うと、勝った事自体はとてもラッキーだったと思う。

中竹厩舎と言うだけでもクラシック級の厩舎ではなく、おまけに休み明け臨戦で鞍上もケガ上がり。これでは余程の事でもないと勝ち負けする訳がないと思っていたら、その余程の事が起きたのだからラッキーとしか言えないだろう。

このカデナの優勝を可能にした要因は概ね3つあり、一つは、ドスローの横山典弘逃げにダイワキャグニー(菊沢)の北村宏とコマノインパルス(菊川)の田辺が流れのままに任せて見事に騎乗馬を乗り潰した事。特に横山典弘の義弟である菊沢厩舎のダイワキャグニーは鞍上の不手際も重なって「まるで年功序列の競馬学校教育を丸出しにしたブザマ極まりない負け方」をしており、厩舎と鞍上が横山典弘を助けるためにあたら人気馬を潰したと受け取られても仕方ない酷い競馬をした。

また一つは、堀厩舎のサトノマックスに騎乗したシュタルケが外人とは思えない手抜き丸出しの着拾い競馬で馬を潰した事。いくら短期免許の来日初週とは言え、素人が見てもドスローである事の分かるレースでオリンピック精神で参戦している地方馬キャッスルクラウンに抜かれて道中最後方になるなど手抜き以外にあり得る事ではない。たとえ始めから負けるつもりで乗っていたとしても、せめて周りにバレないように乗るのがプロの演出であるはず。こんな手抜きミエミエの最悪の追い込み競馬なのに馬は懸命に脚を伸ばして小差5着まで来ているのだから、今回のシュタルケには『日本の競馬ファンの見る目を嘗めるんじゃねえ!』と言いたい。

最後の一つは、根本的に今回の競馬は有力視されていた馬が相次いで回避してしまった事。レイデオロ(藤沢和)の回避は登録前なのでまだしもの感はあるが、東スポ2才馬のブレスジャーニー(本間)の回避はレースレベルをもう一段下げる大きなきっかけになってしまった。同馬の不参加によって年功序列体制で横山典弘がトップになったため、義弟のポカ、菊川・田辺のポカが演出されるハメになったのが大きかった。

この3つの要因があったからこそカデナは優勝出来たのだと考えられるだけにラッキーとしか評せないのである。

したがって、もしもカデナが牡馬クラシックの一つでも勝つような事になったら、この世代はイスラボニータやワンアンドオンリー以来のクズ馬クラシック世代となるだろう。何しろシンボリルドルフ時代並みの遅いタイムで決着した異常な弥生賞馬が、いくら低レベルな牡馬世代であるとしても現在の競馬でクラシックを勝ち負け出来る道理がないからだ。また何より、この鞍上が春の牡馬クラシックを勝つこと自体(福永祐一が勝つ事は全て他人の手抜きで成り立っているため)中央騎手界が如何にヤラセで競馬を運営しているかにしかならないので、いくら主催者が未熟な騎手しか育てられないにしても自ら愚かである事を世間に晒すようなマネは出来ないハズ。しかも、今回のドスロー競馬で危うく逃げ切り勝ちしそうになった鞍上が横山典弘だった事で義弟の菊沢厩舎と後輩の北村宏司の援護と疑われて不思議ない結果であるからには、このレースでの好走馬がクラシックでも好走する事はクラシックの価値そのものを貶める事になるだろう。

よって、今年の弥生賞組は「クラシックで好走するに値しない」と評価できるだろう。

「こんな弥生賞もあるんだね?」...と言うだけで済む一過性なレースである事を私は願ってやまない!