第84回 東京優駿(G1) 予想コラム

【皐月賞の結果が反映されるか否かがポイント】

大波乱となった皐月賞の好走馬たちがダービーでも好走するのか否か・・・これが今年のダービーを推理するポイントになるだろう。

こう言ってる時点で、私自身が皐月賞のワンツースリーたちがここで好走すると思ってない事の裏返しであるのだが、それでも皐月賞がダービーにおける最大のトライアル戦であるからには、皐月賞出走馬の全てを消す事は基本的には道理に適わないだろう。

それにしても、昨年とは打って変わって今年のダービーほど層の薄い牡馬が集まったと思える年はない。おまけに下手をすればフルゲート割れしかねない登録数で、ダービーという看板が無ければただのG3重賞と称してもおかしくない。

それもこれも、皐月賞のトライアル戦好走馬たちが揃って掲示板にも載れていないからであり、特に弥生賞馬カデナと共同通信杯馬スワーヴリチャードの厩舎と鞍上の不甲斐なさは際立っている。

もちろん、重賞勝ち馬なので両馬が巻き返す可能性は今年のメンバーなら十分に考えられる。

だが、根本的信頼と言える材料がどちらも欠けているだけに、両馬の巻き返しに期待するならば、マイラー系&池江厩舎のワンツーとなった皐月賞好走馬たちを上位に見るのが正論と思わざるを得ない。

ましてやダービーでは、過去にキングカメハメハとディープスカイがNHKマイルCからの臨戦で共に人気応えているように、中距離にも適応できる底力のあるマイラー系なら十分に2400mも好走する事例もある。

そこで、現時点での予想は・・・

◎=レイデオロ(藤沢和・ルメール)

○=アルアイン(池江・松山)

▲=アドミラブル(音無・ミルコ?)

△=サトノアーサー(池江・川田?)

△=ダイワキャグニー(菊沢・北村宏)

△=ペルシアンナイト(池江・ミルコ)

△=ダンビュライト(音無・武豊)

消し=カデナ(中竹・福永)

・・・以上のように仮おきする。

◎=レイデオロは、藤沢和&ルメールの連続3才クラシック制覇成るかの話題性もあるが、2才時を無傷で終えた時点でダービー候補の期待を持たれていた馬が、ようやく間に合った皐月賞で掲示板を確保して地力の高さを見せた事を評価。

○=アルアインは、人気薄でも皐月賞馬となった地力の高さを評価。

▲=アドミラブルは、別路線組で唯一期待を抱かせる勢いがある事を評価。ただし、ミルコが乗ってくれば期待もできるが、もしも妙な騎手が起用されるとデビュー戦並みの惨敗の怖れもある。

△=サトノアーサーは、毎日杯において後の皐月賞馬をさしおいて圧倒的人気に推された良血を評価。ただし、当時の結果が示すように、ズブい気性と鞍上の実力のために2戦続けて届かない競馬になっているのが懸念材料。おまけに、昨年がサトノダイヤモンドの落鉄のお陰でダービージョッキーにさせて貰ったばかりの川田である事から良い印象が持ちにくい。

△=ダイワキャグニーは、東京コースにおける良績を評価。ただし、鞍上が鞍上だけに不安は尽きない。

△=ダンビュライトは、皐月賞3着になった鞍上の縁故力を評価。ただし、皐月賞の大波乱は同馬の縁故力が発揮された事が一番の要因であるため、あくまで複勝候補としての存在でしかない点が大問題。

消し=カデナは、巻き返しがあったら道理に適わない状況が発生する(複勝候補でしかないダンビュライトの好走必至となる)ため。同馬の巻き返しを考えるなら、その前にスワーヴリチャードの巻き返しを考えるのが道理。何より、ようやく凋落の兆し(主催者からの見切られ)の表れ始めたこの鞍上が好走する事はダービーで八百長が行われた事になるのが大問題。