第62回 大阪杯(G1) 予想コラム

【スワーヴリチャードの右回りがカギ】

自信度C...(馬連・ワイド)

◎=スワーヴリチャード(ミルコ)...金鯱賞勝ちからの臨戦で騎手力ズバ抜けで人気必至も問題は右回りの成績が一息の点。

○=トリオンフ(田辺裕信)...今回一番の上がり馬も問題はテン乗り騎手で好結果が出せるか否か。

▲=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)...G1馬の格の点は好材料も問題は同厩舎の馬との兼ね合いが見込める事がどう出るか。

以上が月曜日時点での前予想だが、今回の大阪杯はドバイ開催でルメール・武豊・岩田康誠が不在で居残りミルコが騎手の実力でズバ抜けているように見えるのが却って危なっかしい感がある(騎手のお陰で人気が被り過ぎる怖れが高い)事。

たしかにミルコの騎手力は抜けているが、騎乗予定のスワーヴリチャードは右回りが不安という如何にも庄野厩舎(2流調教師=だから同馬の元鞍上が四位洋文だった)らしい弱点のある人気馬のため予想以上に惨敗しても一向に不思議じゃないと思われる。

思えば、金鯱賞2着がサトノのラピッドであるサトノノブレスの逃げ残りだった事から、勝つ気で乗ったスワーヴリチャードと完全な試走に徹してほとんど追わずに3着に入ったサトノダイヤモンドの能力が抜けていただけと言える内容だった。この内容で今回の登録状況から推察すれば、右回りになってサトノダイヤモンドの巻き返しにスワーヴリチャードが屈しても全くおかしくない...とも思われる。

以上、月曜日時点での前予想。

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「自ら牽引できる脚質がカギ」

自信度B...(馬連・3連複複数勝負)

◎=ウインブライト(松岡正海)
実戦における最大の武器...それは脚質という展開を自ら牽引できる能力の有無。
この点から予想するなら、ペースメーカーが居ても居なくても自らレースを牽引できる同馬が一番手と判断。

○=アルアイン(川田将雅)
おそらく逃げて競馬する気で乗れば逃げられる馬だと思うが、先ず同馬がそこまで思い切った競馬をするとは思えず、また有力候補の同馬が逃げ手を打ったとして後続馬たちが黙って勝負所までスイスイ行かせるとも思えないからには、同馬は前に行くとしても先行集団内で折り合いながら勝負所から勝ちを目指して仕掛けて後続を封じ込める形で競馬する可能性が高いと判断。
よって、同馬が展開上の中心(同馬より前に行く馬には仕掛け時を測る目標、後続馬には動き出しの目標)にされると診て連対軸の中心と判断。

▲=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)
金鯱賞でのサトノノブレスが恵まれての2着である事を思えば、純粋な能力差で今回は同馬の方が好走するのがごく当然と判断。
アルアインが有力視できるメンバー構成だけに勝ち負けまであってもおかしくないが、クラシックじゃない点は幸いでもとにかくG1戦における近年の戸崎圭太の裏切り度の高さが心配。

△=スワーヴリチャード(ミルコ)
金鯱賞の再現(スローと見るや馬なりで逃げ馬を射程圏に入れて必勝態勢を作った騎手対応力のレベル違い...)を右回りでもされたら人気通りに優勝候補筆頭は同馬になるだろう。
問題なのはその右回りの実績の低さであり、皐月賞時は鞍上力が低かったので仕方ないと言えるが、有馬記念の4着は距離を考えると物足りない結果と評価。
よって、右回りは不利と診て現状複勝候補までと判断。

消し馬=ペルシアンナイト(福永祐一)
こと脚質で推理した場合、叩き台でミルコが最後方競馬した後にこの鞍上を起用した事は最悪の形であると判断。
なぜなら、ただでさえ控える競馬で複勝になる事を仕事と思っている騎手のため、ミルコが前走で控える競馬をした事を踏襲する騎乗しかこの鞍上にはできない事を思うと騎手力通りに掲示板にも載れないのが普通だろう。
たしかにペースが乱れて控える競馬がハマれば馬の能力で好走するかも知れないが、差し・追い込み馬の好走が起こるとすればその他のサトノダイヤモンド・スワーヴリチャード・ヤマカツエース・トリオンフ、果てはミッキースワローまで好走対象になってしまい予想の基本そのものが崩れる事になる。
よって、脚質、鞍上の実力、おまけに公正な競馬の施行という視点からも、馬にはとても不運ではあるが同馬は消えるとしか思えない。

消し馬=シュヴァルグラン(三浦皇成)
先ず何より、同馬は春天に向かうためにここを叩きに来ていると判断。
鞍上についても、ケガ復帰後は逃げでの勝ち負け、あるいは先行での好走しか出来ていない騎手なので、今回はまさかの逃げ・先行をやらかして展開を乱すか否かが見ものと診ている。
但し、仮にこのまさかが行われて同馬のまさかの好走が起こったらきっと私は大いに憤慨するでしょう。だってヤオだから...(笑)

以上、水曜日時点の前予想。

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「サトノラビットを上手く利用できるのは...」

自信度A...(馬単・3連複勝負)

◎=アルアイン(川田将雅)
サトノノブレスことサトノラビットが金鯱賞と同じく先手を取ると思われ、このラビットを上手く利用できる馬が優勝最有力になると予想。
さすがに今回は番手にスワーヴリチャードが付くようなドスローでは逃げられないはずで、行かざるを得ないラビットが平均以上で行かされるならその番手馬より番手馬をマークする位置の取れる馬が最も有利と診て同馬を◎に指名する。

○=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)
展開予想における最も有利な馬がアルアインであれば、アルアインを目標にする同馬が相手筆頭と判断。
今季は開幕週だけハデに活躍するも最近はすっかり不調の戸崎だが、本来騎手の実力ならここではミルコに次ぐレベルであるからにはその点に期待する。

▲=スワーヴリチャード(ミルコ)
金鯱賞の再現のような騎乗をされると右回りでも人気通りに優勝候補筆頭は同馬になる可能性が高いだろう。
だが、やはり皐月賞まだしも有馬記念の4着は距離を考えても非常に物足りない結果なので、ミルコの腕でも単穴までと判断。

△=ゴールドアクター(吉田隼人)
武豊や横山典弘に泥棒されてからすっかり落ち目になってしまったが、今回距離は短いにしても有馬記念を勝つほどの馬がこのまま尻すぼみで終わるのはあまりに馬も騎手も扱いが酷すぎる。
今回は幸いにも元の結果を出した鞍上で、なおかつ一度叩いてここが勝負所で臨んで来るからには有馬記念馬の地力に期待して大穴ながら複穴に指名する。
...もちろん凡走しても当然の近走成績なのであくまで大穴候補の代表として挙げる。
(福永・池添・三浦・横山・浜中の好走を挙げる位なら同馬とこの鞍上の頑張りに賭ける方が何億倍も人としてマシだから!)

消し馬=ペルシアンナイト(福永祐一)
前走ミルコ騎乗なのに好走したらそれこそ「ヤオ」の一語。

消し馬=シュヴァルグラン(三浦皇成)
関東における福永のモノマネ版騎手でペルシアンナイトと同じく好走したら「ヤオ」の一語。

消し馬=ヤマカツエース(池添謙一)
得意の金鯱賞ですらドスローボンクラ追走で3着に成れなかった馬が好走したらそれこそ「ヤオ」。

消し馬=ダンビュライト(浜中俊)
いつ斜行するか知れない騎手に先行馬を任せて事故が起きたら主催者はどうするつもりか神経を疑う騎手配置。
心のケガ人は騎手として存在そのものが危険のため迷惑を掛ける前に消えるはず。

以上、木曜日時点の前予想。

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「戸崎の実力が試されるレース」

自信度S...(馬単・3連単2点勝負)

◎=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)
金鯱賞でラビット(サトノノブレス)がドスローで逃げても、叩き台に徹して完全に脚を量るように追い上げた同馬の巻き返しが最も好走の可能性が高いと判断。
最近不調気味の戸崎騎乗だが、今回は流れに乗って好走する戸崎に向くペースになる(=楽逃げさせないように他の先行勢がイヤでも動く)と推察できるため◎と決断。
...ある意味戸崎の実力が試される騎乗になるだろう。

○=アルアイン(川田将雅)
その気になれば自らペースを作れる馬だが、今回は僚馬サトノノブレスが先行してナンボの幸で行ってくれるので川田も戸崎と同じく流れに乗って競馬をするはず。
但し、その気になれば先行策ができる馬だけに川田がペースに巻き込まれる怖れがある点が減点材料のため○と決断。

▲=スワーヴリチャード(ミルコ)
皐月賞まだしも、右回りの有馬記念4着は距離を考えると物足りない結果なのでミルコの腕でも単穴までと判断。

△=ゴールドアクター(吉田隼人)
往年のG1馬という観は否めないが、G1馬の地力、本質的には先行脚質、馬をよく知る元主戦騎手、もう後がないので一戦一戦が全力出走、乗り変わりが多くて周りの方が不安が多い事などから穴の複勝馬に抜擢。

以上、最終決断。