第35回 エプソムカップ(G3) 結果コラム

【得手・不得手を晒しても人気決着】

1着サトノアーサー、2着ハクサンルドルフ、3着グリュイエールで、1番人気ダイワキャグニーが雨の影響で見せ場すらなく敗れても、結果は上位人気で収まった事で、このレースが実績上位で決まり易い事を証明したと言えるだろう。

私的には、唯一の穴候補と期待したブラックスピネルが鞍上石川の未熟さ丸出しの騎乗で最悪の展開(好スタートも位置取りだけ重視されての無駄脚を使わされた挙句が直線で瞬発力勝負を求められる最悪の位置取りになった事)が祟って、何の見せ場も作れずに終わった事がとても残念でならなかったが、却ってこのレースが「馬の実績重視だけでなく、騎手も経験値重視(=穴を空けるのもベテラン中心)」のレースであると認められるので、後年以降の予想に役立てられるものになったのを幸いと感じた。

判りやすく例えれば、好走の可能性のありそうな馬でも若手が騎乗してくるよりベテランが起用される方を優先すべしと言う事で、道理で過去に江田照男がこのレースで好走している訳だと納得させられた。

しかしながら、今回のレースにおいて、雨の影響を受けたにしてもダイワキャグニーの大敗ぶりは際立ち過ぎていてよくも前走で勝ち馬サトノアーサーを圧倒したものだと不甲斐なさを感じたが、それ以上に印象に残ったのが、ただ1頭だけ凄い末脚で伸びてきた2着のハクサンルドルフの勢いだった。あれだけの脚が繰り出せたのが馬場の影響だとしても、川田がもう一息早く仕掛けていれば十分アタマも獲れたと見えたので、結果的には人気決着も、騎手の判断力でもっと波乱になる可能性があった事が見てとれた事を来年以降どう参考にするかを考えさせられた。

つまるところ、基本は馬の実績に、あとはベテラン・上位実績の騎手の優先、これにコース・距離の適正と馬場状況の有利不利を加味すれば高確率で的中に近づけるレースであると思った。