第59回 宝塚記念(G1) 予想コラム

【史上最高に難しい宝塚記念】

大阪杯がG1としての価値を高めたためか、今年の宝塚記念はこの上なく予想の難しいメンバー構成になってしまったと言える。

先ず、馬の近走と鞍上の配置がとにかく微妙。ファン投票1位のサトノダイヤモンドはさすがに元のルメールに戻るのでいくらか鞍上強化の計算もできるが、それでも大阪杯で斜行癖でビビった騎乗しか出来ない浜中俊騎乗のダンビュライトに0.4秒差を付けられたのでは不調・成長力不足の感は否めない。また、ミルコ予定のキセキは近走の良馬場成績があまりに悪すぎて同馬の場合は能力そのものを不安視せざるを得ず、このミルコの移動によりTR鳴尾記念勝ち馬ストロングタイタンも、ミルコから川田予定となるため鞍上弱化は否めない。その他では、G1で実績ある厩舎として2頭出しが4厩舎もあるが、池江厩舎(サトノダイヤモンドとストロングタイタン)は、上記の近走結果の物足りなさと鞍上の移動などから不安視されるし、堀厩舎(アルバートとサトノクラウン)は、夫々の馬の鞍上が石橋脩と藤岡康太では鞍上の実力そのものが本来勝てる器ではないし、藤原英(ステファノスとパフォーマプロミス)は、岩田と戸崎の元地方騎手予定で一発はありそうだが馬の実績で完全に見劣り、音無厩舎(ダンビュライトとミッキーロケット)は、武豊と和田予定で結構鞍上のバランスは取れているもののこちらもG1では一息足りない感がある。

こうなると、さすがに、スマートレイアー(大久保・松山)、ゼーヴィント(木村・池添)、タツゴウゲキ(鮫島・秋山)の3頭の好走は厳しいだろうが、残る馬である牝馬G1馬ヴィブロス(友道・福永)、連勝挑戦のサイモンラムセス(梅田・小牧)、前走目黒記念2着のノーブルマーズ(宮本・高倉)、香港馬のワーザー(香港・ボウマン)にもチャンスはあると思われる。

そこで、このレースが今年の上半期を象徴するものになると推理して・・・

◎=ヴィブロス

○=ワーザー

▲=サイモンラムセス

この3頭と予想する。

もちろん、この3頭が抜けた存在だとは思ってはいないし、抜けた鞍上でもない。ただし、今年のメンバーは近走成績を見ても、騎手の配置を見ても「これは切れない」という馬が見当たらない。また、騎手の実力ならミルコ、ルメール、ボウマンの3外人を狙えば簡単に済むが、夫々の騎乗馬がミルコ、ルメールは共に休養からの臨戦、ボウマンは海外からの臨戦とどうしても馬の不安が消せない。だったら、難しく考えるより、日本人騎手の上半期の代表で馬もより厳しい環境で好走している◎、馬は未知数でも距離成績と実力上位の鞍上である○、逃げ残り期待で鞍上も穴でしか狙えない毛色がハッキリしている▲が、夫々に面白さがあるので推奨馬とした次第。

1頭だけ今だけ勘弁して欲しい馬はキセキだけ。何せサッカーで奇跡が起こったので!...(ミルコは怖いよ...苦笑)