宝塚記念の狙いはステイヤー、府中G1馬は切るべし?

下記は過去20年の宝塚記念の勝馬と、府中芝開催G1の勝馬の成績である。

☆2014年
1着 ゴールドシップ
・皐月賞
・菊花賞
・有馬記念
・天皇賞(春)

3着 ヴィルシーナ
・『ヴィクトリアマイル』
9着 ジェンティルドンナ
・桜花賞
・『オークス』
・『ジャパンC』
・有馬記念
10着 トーセンジョーダン
・『天皇賞(秋)』
11着 メイショウマンボ
・『オークス』
・秋華賞
・エリザベス女王杯

☆2013年
1着 ゴールドシップ

3着 ジェンティルドンナ

☆2012年
1着 オルフェーヴル
・『皐月賞』
・『ダービー』
・菊花賞
・有馬記念

6着 エイシンフラッシュ
・『ダービー』
・『天皇賞(秋)』
14着 ホエールキャプチャ
・『ヴィクトリアマイル』

☆2011年
1着 アーネストリー

2着 ブエナビスタ
・阪神JF
・桜花賞
・『オークス』
・『ヴィクトリアマイル』
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』
3着 エイシンフラッシュ
4着 ローズキングダム
・朝日杯
・『ジャパンC』
9着 トーセンジョーダン

☆2010年
1着 ナカヤマフェスタ

2着 ブエナビスタ
13着 ロジユニヴァース
・『ダービー』

☆2009年
1着 ドリームジャーニー
・朝日杯
・有馬記念

3着 ディープスカイ
・『NHKマイルC』
・『ダービー』
4着 カンパニー
・『天皇賞(秋)』
・マイルCS
5着 スクリーンヒーロー
・『ジャパンC』

☆2008年
1着 エイシンデピュティ

2着 メイショウサムソン
・皐月賞
・『ダービー』
・天皇賞(春)
・『天皇賞(秋)』
8着 カンパニー

☆2007年
1着 アドマイヤムーン
・『ジャパンC』
2着 メイショウサムソン
6着 カワカミプリンセス
・『オークス』
・秋華賞
8着 ウォッカ
・阪神JF
・『ダービー』
・『安田記念』
・『天皇賞(秋)』
・『ヴィクトリアマイル』
・『ジャパンC』
12着 ダイワメジャー
・皐月賞
・『天皇賞(秋)』
・マイルCS
・『安田記念』

☆2006年
1着 ディープインパクト
・皐月賞
・『ダービー』
・菊花賞
・有馬記念
・天皇賞(春)
・『ジャパンC』

4着 ダイワメジャー
5着 カンパニー

☆2005年
1着 スイープトウショウ

3着 ゼンノロブロイ
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』
・有馬記念
9着 スティルインラブ
・桜花賞
・『オークス』
・秋華賞

☆2004年
1着 タップダンスシチー
・『ジャパンC』 

4着 ゼンノロブロイ
6着 ツルマルボーイ
・『安田記念』
8着 スティルインラブ

☆2003年
1着 ヒシミラクル
・菊花賞
・天皇賞(春)

2着 ツルマルボーイ
4着 ネオユニヴァース
・皐月賞
・『ダービー』
5着 シンボリクリスエス
・『天皇賞(秋)』
・有馬記念
13着 アグネスデジタル
・マイルCS
・『天皇賞(秋)』
・『安田記念』
14着 イーグルカフェ
・『NHKマイルC』

☆2002年
1着 ダンツフレーム

2着 ツルマルボーイ

☆2001年
1着 メイショウドトウ

2着 テイエムオペラオー
・皐月賞
・天皇賞(春)
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』
・有馬記念

☆2000年
1着 テイエムオペラオー

☆1999年
1着 グラスワンダー
・朝日杯
・有馬記念

2着 スペシャルウィーク
・『ダービー』
・天皇賞(春)
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』

☆1998年
1着 サイレンススズカ

3着 エアグルーヴ
・『オークス』
・『天皇賞(秋)』
5着 メジロドーベル
・阪神3歳牝馬S
・『オークス』
・秋華賞
・エリザベス女王杯

☆1997年
1着 マーベラスサンデー

2着 バブルガムフェロー
・朝日杯
・『天皇賞(秋)』
3着 ダンスパートナー
・『オークス』
・エリザベス女王杯
4着 タイキブリザード
・『安田記念』

☆1996年
1着 マヤノトップガン
・菊花賞
・有馬記念
・天皇賞(春)

3着 ダンスパートナー
8着 レガシーワールド
・『ジャパンC』

☆1995年
1着 ダンツシアトル

2着 タイキブリザード
7着 サクラチトセオー
・『天皇賞(秋)』
12着 チョウカイキャロル
・『オークス』
14着 ネーハイシーザー
・『天皇賞(秋)』


府中のG1の勝馬で、且つ宝塚記念を勝った馬はここ20年で5頭だが、うち3頭はディープインパクトとオルフェーヴルとテイエムオペラオーで歴史的名馬クラスの馬である。

アドマイヤムーンの勝ったジャパンCでは、府中根幹距離短縮G1の代名詞的な存在だったウォッカが4着。ダービーや天皇賞(秋)を勝ったメイショウサムソンも1番人気を背負いながら3着と敗れ、2着に入ったのは目黒記念を連覇しただけのポップロックだった。
その事からも、このレースは2400㍍ではあったが物理バランス的に根幹距離特性からズレていたレースだった公算が高い。
タップダンスシチーの勝ったジャパンCは、重馬場で行われた上にタップダンスシチー自身の大逃げが成立したレース。天皇賞(秋)や安田記念ではなかなかお目にかかれないレース内容。
2着入った馬は菊花賞馬ザッツザプレンティ。府中根幹距離G1の勝馬3頭はというと、シンボリクリスエスは3着、ネオユニヴァースは4着、ツルマルボーイは14着に散っており、この歴史的も根幹距離特性からズレたレースになっていた。

府中のG1に適性を示す馬は、不思議なくらいこのレースとは相性が悪い。
逆に、このレースを連覇したゴールドシップは府中G1未勝利。
更にG1馬が7頭参加し『史上最強の宝塚記念』と呼ばれた2003年の勝馬が、2年連続年度代表馬に輝いたシンボリクリスエスではなく、『どステイヤー』と呼ばれたヒシミラクルだったりするところが面白い(笑)。

府中の根幹距離G1は、『スピードとキレが要求される』舞台だが、この宝塚記念は全く違う要素が問われるという事だ。

面白い事に、連覇を果たしたゴールドシップ、史上最強の宝塚記念を勝ったヒシミラクル、更にマヤノトップガン、ディープインパクトには共通点がある。
それは、『菊花賞』と『天皇賞(春)』を勝っている事。
更に、オルフェーヴルも菊花賞馬、テイエムオペラオーは天皇賞(春)を勝っている。
更に古いところでは、ビワハヤヒデやメジロマックイーンめ菊花賞と天皇賞(春)を勝っている。
このレースを5着に敗れたシンボリクリスエスは、距離適性を考えて3歳の秋のステップを菊花賞ではなく天皇賞(秋)にした経緯がある。
この事からも、このレースは中距離で行われながらも、『ステイヤー色の濃いレース』と言えよう。



ダービー2015結論

今週の東京競馬場芝は野芝が10~12㎝洋芝が12~16㎝と先週と同じ。
ただ、先週はBコース開催で向正面及び3-4コーナーの内側部分の芝がかなり傷んだ状態で、コース内々を通らされた馬にとってはかなり不利になる馬場だった。
今週はCコースとなり、仮柵が更に3㍍外側に移されて芝の傷んだ部分はほぼなくなったとの事。
おそらく内外の馬場差は無いと思う。

さて、今回ダービーを予想するに当たって、2つのサンプルレースを用意してみた。

☆5/23(土)東京11R『モンゴル大統領賞』

1着⑱サトノアラジン(ディープインパクト×ストームキャット)/1番人気/16→14→12/33.5

2着⑫フェスディヴタロー(ローエングリン×マジックマイルズ)13番人気/1→1→1/35.4

12.6-11.1-11.6-11.8-11.1-11.4-11.3-11.7-12.1

☆5/24(日)東京11R『優駿牝馬(オークス)』芝2400㍍

1着ミッキークイーン(ディープインパクト×ゴールドアウェイ)/3番人気/12→9→9/34.0
2着ルージュバック(マンハッタンカフェ×オーサムアゲイン)1番人気/5→5→4/34.5

12.5-10.6-12.5-13.0-12.7-12.6-12.5-11.9-11.9-11.3-11.6-11.9

先週土曜のモンゴル大統領賞は、前半1000㍍が58.2とかなり流れたレース。
一方日曜のオークスは1.01.3の緩い流れ。
共通している事は、残り1000㍍地点からペースが上がり、残り600㍍地点を境にラップが落ちていく事である。
先週の競馬は、残り1000㍍からレースが動き出し、直線出前で攻防が激化、最後の直線走路では凌ぎ合い...という質の競馬になっていたのだろうと想像がつく。
サドラーズウェルズ系のフェスディヴタローが逃げ粘り、母父ヌレイエフ系(ミッキークイーン)が母父ヴァイスリージェント(ルージュバック)を力ずくで差している事実もその事を裏付けている。

先週と芝丈が変わっていない事からも、おそらくトップスピードよりは体力部分が問われるだろうが、仮柵が移動した分内外の馬場差はなくなり、体力色の強い先行馬なら少しは粘り込み易くなるはずだ。

力と持続力が問われそうなので、アメリカン血統でトップスピードを補完されたタイプよりは、ヨーロピアン血統でスタミナ部分を補完させたタイプの馬に注目したい。

◎⑪サトノクラウン
○⑭ドゥラメンテ
▲⑰キタサンブラック
△⑫アダムスブリッジ



三度目のG1でようやくピッタリ条件が嵌まるココロノアイ

オークスの予想を立てる前に、まずは今年の桜花賞についておさらいしておきたい。

例年の様にある程度のペースで流れてくれれば、体力的な要素が問われた上で更にレース適性も問われてくる。
本来桜花賞にしても、オークスにしても、基本的にG1レースとしての最低限の体力を問われるが故に、『1600→2400㍍』という距離延長に対する適性が問われてくるのだが、今年は様相が違っている。

今年の桜花賞は良馬場開催にも関わらず、前半1000㍍の通過ラップが1.02.5の超どスローの流れになり、全ての馬が脚を余す結果となった。
結局G1レース的な体力など全く問われる事は無かったのである。

話は変わって、今年の府中の馬場の高速化は著しく、先週のヴィクトリアマイルは前残りの競馬となった。
ペースが流れた競馬だったにも関わらず、実績のない人気薄の逃げ馬が3着に残っている事からも、当然このオークスにおけるポジション取りに対する重要性は各ジョッキーは認知しているはずだ。

となると、スタートからのポジション取りに対するジョッキー達の意識がペースに反映されるはずで、おそらく桜花賞のような超どスローにはならないはずだ。
スローになったにしても、1分01秒をちょっと越える程度の並のスローといった感じになりそうだ。
スローになってもポジション取りの重要性が問われるのならば、直線入口までに適切なポジションを確保しようと早い段階から攻防が激しくなるはずだ。
そんな訳で、今回のオークスは桜花賞の二の舞になる事なくしっかりと体力が問われてくるとみている。

そこで見直さなければならない事は、『桜花賞→オークス』というステップで『何が問われてくるか?』である。
桜花賞があまりにもダラダラした流れのレースになった為に、おそらく今回は『ペース激化ステップ』となり、スローの流れで精神コントロールの難しい馬にとっては有利に働く可能性が高くなる。
更にポジション取りの重要性が問われてくると、レースに対する『前向きさ』が問われてくる。
そして、桜花賞では一切問われていなかった体力が、ポジション争いや後半の攻防のタイミングで間違いなく問われてくるはずなので、前走との『体力的なハードさのギャップ』が重くのし掛かってくる事になるだろう。

今回の重視するファクターは、

①体力
②ペース激化に対する適応力
③物理的適性

プライオリティ的にはこんな感じで攻めてみました。


◎ココロノアイ
阪神ジュベナイルフィリーズでは、3-4コーナーで最内を突いてスルスルと進出...この前向きさが仇となり最後末脚を失う格好となった。
昨秋府中では、バックストレッチ捲りというマイル戦ではあり得ない戦法で桜花賞馬レッツゴードンキ相手に重賞勝ちを収めた事からも、この馬の体力が尋常でない事は明らか。
キレよりも体力寄りなので、物理的バランス的には決してオークス向きというタイプでもない。
しかし、今回は他の桜花賞組に対して『前向きさ』と『体力』でアドバンテージが持てるとともに、内枠で激しい攻防に巻き込まれる事により、持ち前の『集中力』をフルに生かせるタイミングでもある。
この馬の個性が120㌫生かされ必勝態勢とみる。
G1三度目の正直でやっとこの馬の条件に嵌まったような感じだ。
横山典の3戦連続G1制覇に期待。
まずは、単勝馬券で大きく勝負したい。

○⑦キャットコイン
スピードとキレのバランスが非常に良い馬で、物理的には最もオークス馬に相応しいタイプ。

▲⑥クイーンズリング
おそらく、ココロノアイに次ぐ体力の持ち主と見ている。
ペースが流れた1400㍍やマイル戦で差して、勝っている事からも物理的バランスも申し分ない。
本来なら本命視しても良い馬だが、蓄積疲労がそろそろ深刻化しても良さそうなタイミング。
桜花賞は、フィリーズレビューの馬体重20㎏減での激走の反動が出てもおかしくない状況であったが、投げずにしっかりと競馬をしてしまったのはマズかった。
今回は、極力揉まれない競馬を目指したい。

☆⑧ローデッド
ジェンティルドンナ、ミッキーアイル、エイシンヒカリ...と、たまにちらほら見受けられるS(目一杯走ろうとする性格)っ気の強いディープインパクト産駒か?
初勝利は時計の掛かる中京コースで、スピリッツミノルが前半59.8と飛ばしたレースを離れた3番手から差し切る競馬。
次走のフェアリーSでは400㍍の距離短縮レースでありながら、向正面で捲る競馬で2着に好走。
厳しい流れの競馬を先行して味があり、逆にスローの差し競馬はまるでダメ...と非常に解り易い(笑)タイプの馬。
今回思いきった先行策で思わぬ激走も考えられる。

明日の天気予報では午後1時から雨予報となっているが、降雨は1㍉程度の小雨との事、馬場への影響は無いとみる。

単勝
④     10000円
⑦     .3000円
⑧     .1000円
ワイド
④-⑦   .2500円
④-⑥   .2500円
④-⑧   .1000円
3連複
④流し
→⑦⑥⑧ 各.1000円
3連単
④1着指定流し
→⑦⑥⑧  各500円



ヴィクトリアマイル2015結論

過去ヴィクトリアマイルで5番人気以下で連対したのは次の通り...

2013年 (12番人気2着)ホエールキャプチャ(クロフネ×サンデーサイレンス)
2012年 (7番人気2着)ドナウブルー(ディープインパクト×ダンチヒ系)
2010年 (8番人気2着)ヒカルアマランサス(アグネスタキオン×エーピーインディ)
2009年 (11番人気2着)ブラボーデイジー(クロフネ×サンデーサイレンス)
2008年 (5番人気1着)エイジアンウインズ(フジキセキ×ダンチヒ系)

2007年(12番人気1着)コイウタ(フジキセキ×トゥルビヨン系)
2007年(9番人気2着)アサヒライジング(ロイヤルタッチ×トゥルビオン系)
ここ最近はスピード競馬になり易く、クロフネ産駒、ダンチヒ系やエーピーインディといった血の活躍が見受けられ、傾向的にはNHKマイルCと似ている。
それと同時に、実力馬の実力がそのまま反映されているような感じだ。

今年の出走馬で血統的に該当しそうな馬は次の通り...

ケイアイエレガント
ショウナンパンドラ
スイートサルサ

ケイアイエレガントはオープン入りしてからというもの、スロー逃げでしか好成績を残してはおらず、ペース激化に対する適応力に疑問が残る。
ショウナンパンドラはここ2戦精彩を欠く。

そんな訳で、血統ではなく実際の競馬で高速競馬に適性を示し、且つペース激化に適性を示しす馬に注目してみたい。

・ディアデラマドレ
パールS(2着、タイム1.44.9)
・ヌーボレコルト
秋華賞(2着、タイム1.57.0)
・スイートサルサ
長岡S(1着、タイム1.31.7)

この3頭の適性を尊重しつつ、本命は別の馬を本命に推してみる。

◎②カフェブリリアント
母父は軽いスピードに定評のあるカーリアン。
軽いスピード競馬に対する適性は前走1400㍍の競馬で示してくれている。
自身生涯初のチャンピオン戦で、最高のテンションでレースに挑んでくるタイミング。
ブライアンズタイム産駒を最も脅威に感じるタイミングだ。

○⑥ディアデラマドレ
▲⑮ヌーボレコルト
☆③スイートサルサ
△①タガノエトワール

馬券
・単勝

・ワイド
②-⑥
②-⑮
三連単
②→⑥→?流し...⑮③①
②→?→⑥流し...⑮③①
②→⑮→?流し...③①
②→?→⑮流し...③①




変わり種のサンデー系に注目

過去の連対馬で特に目立つのはダンチヒ系とヴァイスリージェント系の血。
この血を保有した連対馬を洗い出してみると...

☆ダンチヒ系
2014年 ミッキーアイル(母父)
2008年 ディープスカイ(母父)
2006年 ファイングレイン(母父)
2005年 デアリングハート(母父)
1999年 シンボリインディ(母父)
1996年 ツクバシンフォニー(父)

☆ヴァイスリージェント系
2013年 マイネルホウオウ(母父)
2013年 インパルスヒーロー(父)
2008年 ブラックシェル(父)
2007年 ピンクカメオ(父)
2001年 クロフネ(父)
2001年 グラスエイコウオー(父)
2000年 トーヨーデヘア(父)

...といった感じだ。

ディープインパクト産駒が走り出した2011年からの連対馬は次の通り。

2014年
ミッキーアイル(父ディープインパクト×母父デインヒル)
タガノブルグ(父ヘネシー×母父スペシャルウィーク)
2013年
マイネルホウオエウ(父スズカフェニックス×母父フレンチデピュティ)
インパルスヒーロー(父クロフネ×母父サンデーサイレンス)
2012年
カレンブラックヒル(父ダイワメジャー×母父グラインドストーン)
アルフレード(父シンボリクリスエス×母父サンデーサイレンス)
2011年
グランプリボス(父サクラバクシンオー×母父サンデーサイレンス)
コティリオン(父ディープインパクト×母父トニービン)

ディープインパクト産駒は2度連対しているが、ミッキーアイルは逃げ馬で一般的なディープインパクト産駒とはかなりかけ離れたタイプである。

すぐ後の安田記念を勝ったにも関わらず、リアルインパクトはこのレースで3着に破れている。
天皇賞(秋)を勝ったハーツクライ産駒ジャスタウェイは6着と凡走。

ミッキーアイルは安田記念で惨敗、カレンブラックヒルは天皇賞(秋)でやはり惨敗。
府中の主要G1を勝つような、サンデー系産駒はこのレースでは勝てず、このレースを勝ったサンデー系は府中の主要G1を勝てないといった現象が起きている。
とどのつまり、このNHKマイルCというレースは府中の主要G1とは全く別の要素が問われているという事になる。

ダイワメジャー産駒のG1勝ち鞍といえば短距離の高松宮記念のみ。
スズカフェニックス産駒に関しては、『何じゃそれ?』っていうくらいマイナーなサンデー系である(笑)。

ダンチヒ系やヴァイスリージェント系の活躍が目立つ事からも、スピードが問われているはず。
ただ、安田記念や天皇賞(秋)といった底力を伴ったスピード能力という訳ではないらしい。
好走馬がアメリカン血統に偏っている事からも、一本調子のスピードで押せる質のレースになっているのであろう。
故に、ジャスタウェイやリアルインパクトのような本当に強い馬が勝てない要因になっているような感じだ。

そんな訳で、変わり種のサンデー系でダンチヒ系の直線を保有したこの馬に注目。

◎⑩アルマワイオリ
父は極めてマイナーなサンデー系種牡馬マツリダゴッホで母父はジャパンCを勝ったダンチヒ系のピルサドスキー。
もみじSは、高速馬場で行われた1400㍍の超極軽なレース。
道中はスローの流れを10頭立ての8番手追走から、上がり33.8の末脚で差し切っている。
この事からも、高速馬場を強引に追い込ませて味が出そうな感じだ。
朝日杯の内容からも、ハードなレースや厳しい流れの競馬に対する適応力も高い。

○⑦クラリティスカイ
父はこのレースの勝ち馬クロフネでブラックシェルやインパルスヒーローといった好走馬を輩出している。
高速競馬で行われたいちょうSを先行し、3歳レコードで完勝。
一本調子のスピード競馬に対する適性の高さを示している。
ハイレベルな皐月賞で、力量の高いキタサンブラック相手に堂々とハナを奪い、5着と粘ってみせた。
力量的には、明らかにこのメンバーの中では上位。

▲⑪ヤマカツエース
ファルコンSは、速いペースで流れながら前残りになる競馬。
質的には本レースに近いレースになっている。
そんなレースで強引な追い込みで際どい競馬に持ち込んだ。
2月に行われた平場戦は京都1400㍍という極軽な条件で、最速上がりで差している。
このレースでも、炸裂する末脚に期待が持てそうだ。

△⑫ミュゼスルタン
△⑮フミノムーン
△⑰ニシノラッシュ
△②グランシルク
△①アヴニールマルシェ

馬券
⑦-⑩
ワイド
⑦-⑩
⑩-⑪
3連複
⑦-⑩-⑪
⑦-⑩-⑫
⑦-⑩-⑮
3連単フォーメーション
1着(⑦⑩)→2着(⑦⑩⑪)→3着(⑦⑩⑪)



馬の個性を理解する事とは...

2015年の天皇賞(春)はゴールドシップが三度目の正直が叶い優勝した訳だが、これは鞍上の横山典弘の『馬に対する深い理解』が実にモノを言ったレースだった。

ゴールドシップの特徴というのはこんな感じである。

①常にトップギアによる走りになる為にガツンと加速が出来ない→
スタート時はどうしても加速効率が悪いので馬群後方に置かれてしまう。

②厳しい状況下になると頑張る気持ちが強いが、余裕が出来ると気を抜いてしまう。

③体力が異常なほど豊富(笑)。

まずはスタート、案の定①の欠点からスタートは予定通り後方に置かれる羽目になるのだが、横山は慌てず騒がず、『それはこの馬の個性』として受け入れ、スピードに乗って来た2コーナー過ぎから、馬の走りのリズムだけでポジションを押し上げている。
馬の走りのリズムを尊重してもらっているので、ゲート入りをあれだけゴネていたゴールドシップは(笑)、ストレスを受ける事無く実に良い気分に浸りながらホームストレッチを通過していったのである。

1-2コーナーを過ぎると、ゴールドシップの苦手なバックストレッチに入る。
②をもうちょっと噛み砕いて説明すると...
これは人間でも有りがちな事で、仕事が忙しいとバリバリ働くが、暇になると作業を止めて無駄話をしてしまう...こういう類いの話であると理解して貰いたい。

京都外回りコースは、阪神内回りコースとは違いバックストレッチが長い。1-2コーナーからバックストレッチに掛けては、レースが落ち着き『中弛み』という現象が起きるのだが、特にバックストレッチが長くなると、中弛みの時間が長くなり、どうしてもゴールドシップは退屈していまうのだ。
よって②の欠点を露呈する事になりレースを投げてしまう。
鞍上が岩田なら、ゴールドシップのレースはここで終わるのだが(笑)、やっぱり横山はやる事がひと味違っていた。
横山は手綱を目一杯にしごいてゴールドシップを叱咤激励したのである。まあ、要は上司が『手休めないで仕事しろ!』って言っているようなものである。
ただ、これはあくまで③の長所の裏付けがあるから出来る事であり、並の体力の持ち主ならここで体力を消耗してしまい、最後は馬群に沈む事になる。
この退屈になるタイミングに気を抜かずに走ってくれれば、3コーナー坂頂上からは攻防が激しくなるので、②の『厳しい状況下になると頑張る気持ちが強い』という長所が発揮され、黙ってても集中力全開でレースをしてくれるのだ。

横山典弘は決して型にはめる事なく、あくまで馬の個性に合わせるレースに拘っていた事がお解りいただけたと思う。

おそらく今年のベストレースだと思う。
馬券は予想を御覧にいただけば解る通り、複勝のみの的中となり嬉しさ半減となったが、素晴らしいレースが見る事が出来て感動を覚えた。ゴールドシップと横山典弘に素直に拍手を送りたい。




高速ステイヤ"トニービン"の血

ここ近年いつも感じる事は、この時期の京都コースの時計がとにかく速いという事。

先週準オーブンのマイル戦の勝ち時計は1.32.0。
未勝利戦でも1分33秒台の時計が出ている。

そこで注目してみたのは2012年に行われたレース。
この年も高速馬場で行われ、ビートブラックが、3.13.8の速いタイムで逃げきったレースだ。
オルフェーヴルが人気を裏切り大荒れとなった訳だが、掲示版に載った馬には面白い共通点があった。

1着 ビートブラック(父母父トニービン)
2着 トーセンジョーダン(父父トニービン)
3着 ウインバリアシオン(父母父トニービン)
4着 ジャガーメイル(父父トニービン)
5着 ギュスターヴクライ(父母父トニービン)

何と5頭全てがトニービンの血を保有していたのである。

そこで、この血を保有しているハーツクライ産駒に注目してみたい。
出来れば先行力があり、コースの少ない内枠に入った馬が良い。

◎②カレンミロティック
前走は4着と敗退したが、勝負所で最内を突こうとしたところで前の馬に内を締められブレーキを掛ける羽目に。
一旦後方に下がりながらも、再び着差を詰めて来た。
この不利が無かったらかなり際どい競馬になっていたはずだ。
エーピーインディは母父に入ると、意外なほど疲労に対する耐性が身に付く事は、ウマゲノム信者には知られている。
超長距離戦は前走が初めてでレースに対する鮮度も高いし、前走の内容が内容だけに改めて注目してみたい。

○⑮サウンズオブアース
高速決着となった昨年の菊花賞の2着馬で、このレースに対する適性は高いはず。
こちらも、古馬対決2戦目で鮮度の高い状態。
欲を言えば、もうちょっと内枠に入って欲しかった。


▲⑩ラブリーデイ
前走は本命に推してみたが、流石に3分以上ダラダラと走らされ気持ちが切れたようだ。
ただ、前走一回距離を体験した上に、高速馬場により前走よりもペースアップが期待出来る上に、攻防も激しいくなるので、前走よりは気持ちをコントロールしやすいレース環境になる事も確かだ。
前走を度外視して、再度注目してみる。

☆⑥ホッコーブレーヴ
昨年の3着馬。
集中力高く、多頭数競馬でインを捌くのが上手いし、攻防が激しくなる競馬も向く。比較的内側の枠順を引いたのもラッキーだ。

△⑬キズナ
昨年はトライアル勝利後の挑戦により疲労を残しての敗退となったが、今年は叩き台で実力を出し切れていなかったところがミソ。
昨年よりは理想的なステップとなったが、道中後方に置かれる競馬になるとやはり疑問。

△①ゴールドシップ
正面及び向正面の距離が長いコースで単調なリズムで長い時間走らされると気持ちが切れてしまうタイプで、本来このレースに向かないのだが、今回は内枠に入った。
密集した団子状態の馬群の中で揉まれながら道中レースが進められるようなら、集中力を切らさずに済む公算が高くなる。
ただ、例年縦長の流れになる事が多いのも確かで、高速馬場なら尚更その傾向が強くなるはずで。

△⑯ウインバリアシオン
2012年は3着、2014年は2着と惜しいレースをしているように適性は高い。
しかしながら、基本的に鮮度要求の度合いが高いハーツクライ産駒。
この路線にどっぷり浸かってしまっているだけに、昨年ほどのテンションでこのレースに挑めるかは疑問だ。

アドマイヤデウスは平坦コースでの持続力特性に強いミスタープロスペクター系の直系であり、トニービンの血を保有しており血統的には面白いのだが、昨年の春は若葉S→皐月賞→ダービーとハードなレースを使われていく度にパフォーマンスを落としている。
日経新春杯は休み明け、日経賞は2ヶ月以上レース間隔を開けての出走だったように、このクラスでレースをするなら疲労が抜けたタイミングでないと苦しい。
アドマイヤドン産駒の疲労耐久指数は何と37(平均値50)と恐ろしく低い数字を叩き出している(泣)。
日経賞は2.30.2とかなり速いタイムでの決着になった長距離戦で、かなり馬体に負担のかかる競馬となったはずだ。
疲労を残した状態でしかも高速馬場の大外枠という不利を克服出来るとは思えないので、ここは静観するだけに留めておきたい。

馬券
単勝・複勝

馬単
②1着流し→⑮⑩⑥
3連単
②⑮⑩⑥→⑮⑩⑥→⑮⑩⑥



皐月賞余談

過去10年の皐月賞で2.00.0を切ったレースは下記に示した通り。

2013年 1.58.0(58.0-35.9)
    ロゴタイプ  (35.3)⑦→⑧→⑤(→③)
2009年 1.58.7(59.1-35.8)
    アンライバルド (34.6)⑪→⑫→⑨(→①)
2007年 1.59.9(59.4-35.9)
    ヴィクトリー  (35.9)①→①→①(→①)
2006年 1.59.9(60.0-35.7)
    メイショウサムソン (35.1)⑤→④→③(→②)
2005年 1.59.2(59.6-34.5)
    ディープインパク(34.0)⑫→⑨→⑨(→⑤)
2004年 1.58.6(59.7-34.4)
    ダイワメジャー (34.0)②→②→②(→②)

行われた年に、勝ち時計、その右の括弧内は前半5Fと上がり3F。
勝ち馬の馬名、その右の括弧内は勝ち馬の上がり3F、勝ち馬の位置取り(向正→3角→4角)、その右の括弧内は正面直線の位置取りを記している。

メイショウサムソンが勝った2006年を除いた他の年に共通して言える事は、正面直線入り口ですでに先頭に出ているか、先頭の馬を捕らえにかかっていたのである。2005年のディープインパクトの位置取りは⑤番手となっているが、既に捲り切った状態で、4頭の馬が横に広がって叩き合っている外から並び掛けている状態だった。

そこで、これらの勝ち馬の決め手を分類すると...

ロゴタイプ...好位からキレる脚で抜け出す。
アンライバルド...一気に捲り
ヴィクトリー...しぶとく逃げ切る
メイショウサムソン...好位からしぶとく伸びる
ディープインパクト...ジワジワ捲りしぶとさで押し切る。
ダイワメジャー...スローペースを利して鋭い抜け出し。

これはあくまでも私の主観によるものだが、これまで挙げたレースで強さが際立って見えたのは、昨年のロゴタイプと一昨年のアンライバルドだ。
共に抜け出しに掛かったタイミングでの脚が、実に鮮やかであった。

やはり、勝負どころでスッと加速出来る脚は有利。他の競馬場では圧倒していたディープインパクトはこの中山では、結構苦戦を強いられていた。このような加速力に乏しい馬は、3角から進出し捲りにかかるか、メイショウサムソンのように先行してジワジワと伸びるしかない。ちなみにこの2頭はその後もG1を何勝もしている名馬であった事を付け加えておく。

一番の理想は4コーナーでスッと加速出来るパワーがあると優位に立て、直線入り口で先頭に立ってから脚を持続ゴールまで持続させられるスタミナは必要不可欠という事だ。

2012年 ゴールドシップ
2010年 ヴィクトワールピサ
2003年 ネオユニヴァース
2001年 アグネスタキオン
2000年 エアシャカール
1999年 テイエムオペラオー
1998年 セイウンスカイ
1997年 サニーブライアン
1996年 イシノサンデー
1995年 ジェニュイン

サンデーサイレンス産駒が出走するようになり、勝ち時計が2.00.0を超えた年は上記の通り。

逃げ切った馬は非サンデー系。
差し馬で唯一非サンデーはテイエムオペラオーだが、この年の皐月賞はサンデー産駒がアドマイヤベガたった1頭とかなり珍しいレースだった事が影響している。

勝ち馬の血統を見てみると、2種類に偏りが見られるのが特徴だ。

・サンデー系×ネイティブダンサー系
ヴィクトワールピサ
ネオユニヴァース
イシノサンデー

・サンデー系×ボールドルーラー系
アグネスタキオン
エアシャカール
ジェニュイン

この2種類の違いは、母系の血の他に脚質的な違いも見られたりする。

サンデー系×ネイティブダンサー系...キレる差し脚
サンデー系×ボールドルーラー系...先行か捲り(キレ味が半減しており差しには向かないタイプ)

2012年のゴールドシップはサンデー系×パーソロン系。
この年は、上がりが38.4も掛かる消耗戦となり、モロに体力が問われたレースだった。



皐月賞2015結論

阪神と府中コースのG1ではディープインパクトでも、ここ中山では振るわない。
3年前にワールドエース2着、ディープブリランテが3着に入ったきり活躍はみられない。
産駒が走り始めてからまだ時間が浅いとは言うものの、現在のフィーバー振りからすれば寂しい成績である。

昨年までディープインパクト産駒の4連勝だった桜花賞は、阪神外回りコースで行われる。
阪神外回りコースは、最後の直線が長く、しかも上り坂になっている。
道中いかにじっくり構え体力ロスを少なくし、『最後の直線で全てをぶつけられるか?』が重要視される。
対し、中山でそんな競馬をしてしまうと後手後手に回らされてしまう。
いかにカーブのキツい3-4コーナーの勝負所で素早い反応を見せられるかが問われるのだ。
阪神外回りコースとは真逆の特製が問われるが故に、阪神外回りコースを得意とするディープインパクト産駒には不利なレース環境となる。
そんな訳で、ディープインパクト産駒を以外から攻めてみたい。

◎②ドゥラメンテ
激ペースになったセントポーリア賞で圧勝したように、性格が前向きで厳しい流れに向くタイプ。
明らかに差し向きの馬場で行われた共同通信杯で、序盤折り合いを欠いての競馬でリアルスティールにクビ差なら、前向きさが問われる皐月賞なら普通に圧勝できるはず。
『競馬ナンデmobile』の共同通信杯の予想で『ぶっつけ本番で挑んで欲しい』と書いた通り、しっかり休養をとって来た。
今回は内枠に入り前に壁を作る競馬が出来る上に、レースが激化する事により精神コントロールも楽になる環境となる。
疲労が抜け、鞍上にデムーロを迎え必勝態勢。
ここはサトノクラウンとの一騎討ち濃厚と見て馬券を攻略してみたい。

○⑧サトノクラウン
東スポ杯2歳Sで魅せたキレ味からも断然に府中向きかと思われたが...弥生賞でも更に強かった(笑)。
弥生賞は、キレではなく4コーナーの勝負所で完全にスヒードで他馬を圧倒していた。
どの特性に特化しているか?という次元ではなく、キレとスヒードと体力面全てに死角がない。
弥生賞組から相手を探すのはまず難しい。
一応『○』という印にしてあるが、◎と同格という事で。
秋、天皇賞(秋)に駒を進めるようなら変則三冠なんていう話も十分あり得るだろう。
鞍上がソツの無いルメールなら素直に信頼しても良い。

巷の前評判では『高いレベルでの混戦』という話だが、私の目には、今年の世代は例年になくハイレベルで、それでありながら『2頭のパフォーマンスが抜けている』という感じに見える。
迷わずこの2頭の馬連を勝負の中心として、馬券攻略に挑みたい。

で、敢えて『▲』以下を付けるなら...

▲⑩ベルーフ
前走はスタートは後方から、3角のかなり手前から内を突いてスルスルと進出も、最後は末脚を失う形に。
スプリングSでは、1000㍍通過が弥生賞より1.3秒も遅いどスローの競馬になり、『気の良さによる矯め』と『末脚の持続力』が問われた形。
皐月賞のレース特性とは別の指向性が問われており、このレースに適応しているようでは皐月賞には向かない。
積極策で末脚を失いながらもしぶとく粘れた点は、『前向きさ』が問われる皐月賞に対する指向性の高さを示してくれたものと評価したい。
『気の良さがウリ』のハービンジャー産駒なはずだが、この馬はかなりポイントがズレている(苦笑)。
初勝利は京都の内回り、伸び伸びと走れる府中で一歩足りない競馬も、タイトな流れになりやすく機動力が問われる阪神と中山の内回りでパフォーマンスアップ。
スプリングSのレース内容も『気の良さ』ではなく、気力、特に『集中力』が前面に出ているような感じで、これはどう見てもハービンジャーの特徴には見えない。母の全兄(ステイゴールド)産駒の特徴そのまんまだ(苦笑)。
おそらく母の影響がかなり強いのだろう。小回りなら、かなり器用な立ち回りが期待出来るはず。

△⑪ダノンリバティ
緩い流れの毎日杯で道中矯めに徹する競馬に適応できているという事は、かなり心身が充実しているものと評価したい。
本来は競走意欲の高い馬で、厳しい流れの競馬に向くタイプ。
ペース激化の皐月賞で更なるパフォーマンスアップを見込める。

△①ブライトエンブレム
中山向きだが、弥生賞でスヒードに圧倒されているようでは、本番での逆転は厳しい。
勝ち負けを期待するなら、時計の掛かる条件が欲しい。有馬記念なら意外な活躍も期待出来そうだ。
おそらく、ダートなら相当に強い競馬を見せてくれるはずで、今後はジャパンダートダービーという路線にも目を向けて欲しい。
重馬場なら評価を上げてみたい。

△⑱ダノンプラチナ
印の付けられる唯一のディープインパクト産駒。
他のディープインパクト産駒との違いは、『マイルの厳しい流れに特化』している点。
リアルスティールに先着を許したが、4コーナーの動きをみる限り、内容としてはこの馬とペルーフが断然に良かった。
枠順決定前の評価では『▲』も、今回はちょっと枠順に恵まれなかった。

キタサンブラック、スピリッツミノル、ミュゼエイリアン、ワンダーアツレッタ...先行馬もかなり揃いスローはちょっと考え辛い。
素直に体力は問われてくるはず。
変な穴馬を見付けるよりは、ポイントをわきまえた実力馬をきちんと評価したい。

・馬券
馬連・ワイド     各10000円
②-⑧
3連複         各1000円
②-⑧流し→⑩⑪①⑱
3連単フォーメーション 各500円
(②⑧)→(②⑧)→(⑩⑪①⑱)



皐月賞2015枠順決定前予想

阪神と府中コースのG1ではディープインパクトでも、ここ中山では振るわない。
3年前にワールドエース2着、ディープブリランテが3着に入ったきり活躍はみられない。
産駒が走り始めてからまだ時間が浅いとは言うものの、現在のフィーバー振りからすれば寂しい成績である。

ディープインパクト産駒が4連勝中の桜花賞は、阪神外回りコースで行われる。
阪神外回りコースは、最後の直線が長く、しかも上り坂になっている。
道中いかにじっくり構え体力ロスを少なくし、『最後の直線で全てをぶつけられるか?』が重要視される。
対し、中山でそんな競馬をしてしまうと後手後手に回らされてしまう。
いかにカーブのキツい3-4コーナーの勝負所で素早い反応を見せられるかが問われるのだ。
阪神外回りコースとは真逆の特製が問われるが故に、阪神外回りコースを得意とするディープインパクト産駒には不利なレース環境となる。
そんな訳で、ディープインパクト産駒を以外から攻めてみたい。

◎ドゥラメンテ
激ペースになったセントポーリア賞で圧勝したように、性格が前向きで厳しい流れに向くタイプ。
差し向きの馬場で行われた共同通信杯で、リアルスティールとクビ差の競馬なら、前向きさが問われる皐月賞なら圧勝できるはず。
共同通信杯の予想で『ぶっつけ本番で挑んで欲しい』と書いた通り、しっかり休養をとって来た。
疲労皆無で万全の態勢で挑めそうだ。

○サトノクラウン
東スポ杯2歳Sで魅せたキレ味からも断然に府中向きかと思われたが...弥生賞でも更に強かった(笑)。
弥生賞は、キレではなく4コーナーの勝負所で完全にスヒードで他馬を圧倒していた。
どの特性に特化しているか?という次元ではなく、キレとスヒードと体力面全てに死角がない。
弥生賞組の中にはもう太刀打ち出来る相手はいない。
一応『○』という印にしてあるが、◎と同格という事で。
秋、天皇賞(秋)に駒を進めるようなら変則三冠という話も十分あり得る。

おそらく、今年の皐月賞はこの2頭の一騎討ちで終わる。

で、敢えて『▲』を付けるなら...

▲ダノンプラチナ
印の付けられる唯一のディープインパクト産駒。
他のディープインパクト産駒との違いは、『マイルの厳しい流れに特化』している点。
リアルスティールに先着を許したが、4コーナーの動きはでは断然この馬とペルーフが良かった。
スプリングSの1000㍍通過タイムは、弥生賞よりも1.3秒も遅いどスローの競馬で、気の良さによる矯めと末脚の持続力が問われた形。このレースに適応しているようでは皐月賞はむしろ厳しい。
逆に、皐月賞のステップとしては最高のレース内容だったと言えよう。

△ベルーフ
トライアル4着で、疲労を残さず且つ良好なリズムが維持出来た。
ダノンプラチナと同様、ステップとしては最高の内容。
そもそも、『気の良さがウリ』のハービンジャー産駒なはずだが、この馬はかなりポイントがズレている。
初勝利は京都の内回り、直線の長い府中で一歩足りない競馬も、阪神と中山の内回りでパフォーマンスアップ。
スプリングSは道中後方の位置取りから、内を突いてスルスルとポジションを上げている事から、どうも集中力が前面に出ているような感じ。
ハービンジャーというよりは、『母の全兄(ステイゴールド)』の特徴が良く出ている。
おそらく母の影響が強いのであろう。
素直に『小回り向き』と評価したい。

△ブライトエンブレム
中山向きだが、弥生賞でスヒードに圧倒されているようでは、本番での逆転は厳しい。
勝ち負けを期待するなら、時計の掛かる条件が欲しい。有馬記念なら意外な活躍も期待出来そうだ。
おそらく、ダートなら相当に強い競馬を見せてくれるはず、ジャパンダートダービーという路線にも目を向けて欲しい。
重馬場なら評価を上げてみたい。

キタサンブラック、シャイニングレイ、スピリッツミノル、ミュゼエイリアン、ワンダーアツレッタ...先行馬もかなり揃いスローはちょっと考え辛い。
素直に体力は問われてくるはず。
変な穴馬を見付けるよりは、ポイントをわきまえた実績馬をきちんと評価したい。