ムーンエクスプレスを考える

初勝利は単勝オッズ1.3倍の圧倒的人気で、明らかにレース前の時点で能力の違いは自明だった。
勝ち上がり後いきなりの重賞挑戦も、一気のメンバー強化で怯み5着と凡走。
秋明菊賞では、重賞→自己条件のメンバー弱化ステップ。出入りの少ない高速競馬を完勝する。
阪神JFは一気のメンバー強化により4着。
能力は高いのだが、メンバーが強化するタイミングでパフォーマンスを下げ、メンバーが弱いとパフォーマンスを上げる。いかに淡白さ主導の性格であるかが解る。
母系を辿ればそれも頷ける。
ビーマイゲスト→レインボークエスト→メジロライアン...と気の良い淡白さ主導系の種牡馬が、"これでもか!"というくらい重ねられている。
ペース激化を好む父アドマイヤムーンというよりは、弱い相手を力で圧倒する競馬に強い母系の影響が強いものと思われる。
今回は、メンバー弱化のタイミングで向くステップなのだが、小回りコースでペースが厳しくなる可能性も高い。
揉まれ弱いタイプなので、包まれる内枠には『?』が付く。
外枠から、流れに巻き込まれないスムーズなレースが理想だ。
『桜花賞→オークス』とステップはメンバー強化というステップにはならない。
1600→2400㍍という一気の距離延長で、ペース鈍化に加え、長時間走らさられる状況になる為に『気の良さ』という要素が非常に重要視される。
もしこのレースで賞金を加算出来るようなら、桜花賞凡走後のオークスであっと言わせるパフォーマンスを見せる可能性のある馬だという事を、今の時点で述べておく。

著者:夏影
 予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Mの法則』。2002年の菊花賞。ヒシミラクル→ファストタテヤマの馬単を2点予想でゲット。 トライアルのレース振りから、ヒシミラクルは『淀の3000㍍で化ける』と確信しておりました。