桜花賞2015予習講座

2014年 ハープスター(ディープインパクト×ファルブラヴ)
2013年 アユサン(ディープインパクト×ストームキャット)
2012年 ジェンティルドンナ(ディープインパクト×ベルトリーニ)
2011年 マルセリーナ(ディープインパクト×マルジュ)
2010年 アパパネ(キングカメハメハ×ソルトレイク)
2009年 ブエナビスタ(スペシャルウィーク×カーリアン)
2008年 レジネッタ(フレンチデピュティ×サンデーサイレンス)
2007年 ダイワスカーレット(アグネスタキオン×ノーザンテースト)

血統を見て解るように、鍵となるのが『短距離~マイル向きのノーザンダンサー系』の血だ。

4年連続ディープインパクト産駒が優勝しているように、前半ゆったりめの流れに対応出来る『気の良さ』を問われる事は確かだか、それと同時にトップスピードの速さとスピードの持続力もしっかり問われている事も確かなのだろう。

そんな訳で、傾向に見合った血統の馬をピックアップしてみると...

・アースライズ(マンハッタンカフェ×ケープクロス)...フラワーC2着
・アンドリエッテ(ディープインパクト×シルバーデピュティ)...チューリップ賞2着
・キャットコイン(ステイゴールド×ストームキャット)...クイーンC1着
・クイーンズリング(マンハッタンカフェ×アナバー)...フィリーズレビュー1着
・ルージュバック(マンハッタンカフェ×オーサムアゲイン)...きさらぎ賞1着

意外にもほとんどの有力馬が該当してしまい、ちょっと絞り辛い。
そこで、ステップ的な部分に注目してみる。

・アースライズ
フラワーCはスローの前残りの競馬だったが、後半の中断、後方馬群ではかなり激しい攻防となった。
中断や後方馬群にとっては、リズム的には桜花賞の流れに似た流れになったような感じだ。
差し馬の末脚争いの中で頑張ったのがアースライズ。
おそらく人気にはならないだろうが、前走の内容からはむしろ面白い。
基本的に淡白なタイプで揉まれ弱いが、前走はリフレッシュ効果で頑張れた。
馬群がバラけやすい広いコース向きで、『前走小回り→今回広いコース』は良い。

・アンドリエッテ
チューリップ賞は最速上がりで差して来ており、競馬自体は向くと思われる。
ただ、クイーンCは内容的にキャットコインに完敗。

・キャットコイン
クイーンCは『息の長い末脚VS素軽い切れ味』という構図の競馬。
ミッキークイーンやロカを相手に、素軽い切れ味を披露し勝利。
レース間隔を開けてもきちんと走りに集中出来るように、かなり強固な精神力の持ち主。
桜花賞で狙ってみたい1頭。

・クイーンズリング
無敗馬という事で、おそらく人気を背負うと思われるが、前走は2ヶ月間隔を開けたにもかかわらず20㎏減での激走で反動が心配だ。
前走は負担の軽い1400㍍のレースも、今回は反動を抱えた状態での極限レース。

・ルージュバック
3戦とも、少頭数のスロー競馬。
この馬にマッチした競馬だったが、今回は初の激戦となる。
力は認めるが、他頭数の激戦ともなると、後手後手の競馬を強要されるのも確か。
おそらく道中は最後方、4コーナーで大外を回らされる競馬になるだろう。
能力の差はあれど、基本的に似通った物理特性を持つ相手が多いのが今年の桜花賞の特徴。
今回は物理特性のアドバンテージを得ずに不利を受ける事になりそうだ。

実はここに挙げた馬以外に、注目している馬は3頭いる。

・テンダリーヴォイス(ディープインパクト×キングカメハメハ)
母父は中距離指向の強いキングカメハメハだが、キングカメハメハの母父はラストタイクーンとマイル指向の強いノーザンダンサー系。
更に母母ブロードアピールは、豪脚がウリの短距離馬で重賞を5勝している。
ブロードアピールの父ブロードブラッシュは希少なヒムヤー系の種牡馬だが、その希少な産駒からこのブロードアピールとフェブラリーSを優勝したノボトゥルーを輩出しており、日本のスヒード競馬に上手く適応出来ているところがミソだ。
この血に宿るトップスピードの破壊力に掛けてみたい。

・ココロノアイ
体力という次元だけで見れば、おそらく世代最強であろう。
ファンタジーSを見ても解るように、気持ちが前向き過ぎるのに加え、スピードよりも体力寄りの物理指向を持つ馬で、おそらくこのレースでは『キレ負け』する公算が高い。勝ち負けを期待するなら、『重馬場』という条件が欲しい。
体力的には飛び抜けた存在なので、おそらく掲示板は外さないはず。3連系やワイドを狙うなら必ず押さえておきたい1頭。

・レッツゴードンキ
2歳牝馬最高峰であるレース阪神JFでは勝ち馬ショウナンアデラに次ぐ2位の上がりを披露。
2歳牝馬女王ショウナンアデラ不在なら、この面子の中でも末脚の破壊力は上位なはず。
前走岩田の不可解と思われる先行策は、おそらく『前走先行→今回差し位置取りショック』の布石であろう。
今回差し脚に磨きがかかるはずだ。


著者:夏影
 予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Mの法則』。2002年の菊花賞。ヒシミラクル→ファストタテヤマの馬単を2点予想でゲット。 トライアルのレース振りから、ヒシミラクルは『淀の3000㍍で化ける』と確信しておりました。