皐月賞2015枠順決定前予想

阪神と府中コースのG1ではディープインパクトでも、ここ中山では振るわない。
3年前にワールドエース2着、ディープブリランテが3着に入ったきり活躍はみられない。
産駒が走り始めてからまだ時間が浅いとは言うものの、現在のフィーバー振りからすれば寂しい成績である。

ディープインパクト産駒が4連勝中の桜花賞は、阪神外回りコースで行われる。
阪神外回りコースは、最後の直線が長く、しかも上り坂になっている。
道中いかにじっくり構え体力ロスを少なくし、『最後の直線で全てをぶつけられるか?』が重要視される。
対し、中山でそんな競馬をしてしまうと後手後手に回らされてしまう。
いかにカーブのキツい3-4コーナーの勝負所で素早い反応を見せられるかが問われるのだ。
阪神外回りコースとは真逆の特製が問われるが故に、阪神外回りコースを得意とするディープインパクト産駒には不利なレース環境となる。
そんな訳で、ディープインパクト産駒を以外から攻めてみたい。

◎ドゥラメンテ
激ペースになったセントポーリア賞で圧勝したように、性格が前向きで厳しい流れに向くタイプ。
差し向きの馬場で行われた共同通信杯で、リアルスティールとクビ差の競馬なら、前向きさが問われる皐月賞なら圧勝できるはず。
共同通信杯の予想で『ぶっつけ本番で挑んで欲しい』と書いた通り、しっかり休養をとって来た。
疲労皆無で万全の態勢で挑めそうだ。

○サトノクラウン
東スポ杯2歳Sで魅せたキレ味からも断然に府中向きかと思われたが...弥生賞でも更に強かった(笑)。
弥生賞は、キレではなく4コーナーの勝負所で完全にスヒードで他馬を圧倒していた。
どの特性に特化しているか?という次元ではなく、キレとスヒードと体力面全てに死角がない。
弥生賞組の中にはもう太刀打ち出来る相手はいない。
一応『○』という印にしてあるが、◎と同格という事で。
秋、天皇賞(秋)に駒を進めるようなら変則三冠という話も十分あり得る。

おそらく、今年の皐月賞はこの2頭の一騎討ちで終わる。

で、敢えて『▲』を付けるなら...

▲ダノンプラチナ
印の付けられる唯一のディープインパクト産駒。
他のディープインパクト産駒との違いは、『マイルの厳しい流れに特化』している点。
リアルスティールに先着を許したが、4コーナーの動きはでは断然この馬とペルーフが良かった。
スプリングSの1000㍍通過タイムは、弥生賞よりも1.3秒も遅いどスローの競馬で、気の良さによる矯めと末脚の持続力が問われた形。このレースに適応しているようでは皐月賞はむしろ厳しい。
逆に、皐月賞のステップとしては最高のレース内容だったと言えよう。

△ベルーフ
トライアル4着で、疲労を残さず且つ良好なリズムが維持出来た。
ダノンプラチナと同様、ステップとしては最高の内容。
そもそも、『気の良さがウリ』のハービンジャー産駒なはずだが、この馬はかなりポイントがズレている。
初勝利は京都の内回り、直線の長い府中で一歩足りない競馬も、阪神と中山の内回りでパフォーマンスアップ。
スプリングSは道中後方の位置取りから、内を突いてスルスルとポジションを上げている事から、どうも集中力が前面に出ているような感じ。
ハービンジャーというよりは、『母の全兄(ステイゴールド)』の特徴が良く出ている。
おそらく母の影響が強いのであろう。
素直に『小回り向き』と評価したい。

△ブライトエンブレム
中山向きだが、弥生賞でスヒードに圧倒されているようでは、本番での逆転は厳しい。
勝ち負けを期待するなら、時計の掛かる条件が欲しい。有馬記念なら意外な活躍も期待出来そうだ。
おそらく、ダートなら相当に強い競馬を見せてくれるはず、ジャパンダートダービーという路線にも目を向けて欲しい。
重馬場なら評価を上げてみたい。

キタサンブラック、シャイニングレイ、スピリッツミノル、ミュゼエイリアン、ワンダーアツレッタ...先行馬もかなり揃いスローはちょっと考え辛い。
素直に体力は問われてくるはず。
変な穴馬を見付けるよりは、ポイントをわきまえた実績馬をきちんと評価したい。

著者:夏影
 予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Mの法則』。2002年の菊花賞。ヒシミラクル→ファストタテヤマの馬単を2点予想でゲット。 トライアルのレース振りから、ヒシミラクルは『淀の3000㍍で化ける』と確信しておりました。