宝塚記念の狙いはステイヤー、府中G1馬は切るべし?

下記は過去20年の宝塚記念の勝馬と、府中芝開催G1の勝馬の成績である。

☆2014年
1着 ゴールドシップ
・皐月賞
・菊花賞
・有馬記念
・天皇賞(春)

3着 ヴィルシーナ
・『ヴィクトリアマイル』
9着 ジェンティルドンナ
・桜花賞
・『オークス』
・『ジャパンC』
・有馬記念
10着 トーセンジョーダン
・『天皇賞(秋)』
11着 メイショウマンボ
・『オークス』
・秋華賞
・エリザベス女王杯

☆2013年
1着 ゴールドシップ

3着 ジェンティルドンナ

☆2012年
1着 オルフェーヴル
・『皐月賞』
・『ダービー』
・菊花賞
・有馬記念

6着 エイシンフラッシュ
・『ダービー』
・『天皇賞(秋)』
14着 ホエールキャプチャ
・『ヴィクトリアマイル』

☆2011年
1着 アーネストリー

2着 ブエナビスタ
・阪神JF
・桜花賞
・『オークス』
・『ヴィクトリアマイル』
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』
3着 エイシンフラッシュ
4着 ローズキングダム
・朝日杯
・『ジャパンC』
9着 トーセンジョーダン

☆2010年
1着 ナカヤマフェスタ

2着 ブエナビスタ
13着 ロジユニヴァース
・『ダービー』

☆2009年
1着 ドリームジャーニー
・朝日杯
・有馬記念

3着 ディープスカイ
・『NHKマイルC』
・『ダービー』
4着 カンパニー
・『天皇賞(秋)』
・マイルCS
5着 スクリーンヒーロー
・『ジャパンC』

☆2008年
1着 エイシンデピュティ

2着 メイショウサムソン
・皐月賞
・『ダービー』
・天皇賞(春)
・『天皇賞(秋)』
8着 カンパニー

☆2007年
1着 アドマイヤムーン
・『ジャパンC』
2着 メイショウサムソン
6着 カワカミプリンセス
・『オークス』
・秋華賞
8着 ウォッカ
・阪神JF
・『ダービー』
・『安田記念』
・『天皇賞(秋)』
・『ヴィクトリアマイル』
・『ジャパンC』
12着 ダイワメジャー
・皐月賞
・『天皇賞(秋)』
・マイルCS
・『安田記念』

☆2006年
1着 ディープインパクト
・皐月賞
・『ダービー』
・菊花賞
・有馬記念
・天皇賞(春)
・『ジャパンC』

4着 ダイワメジャー
5着 カンパニー

☆2005年
1着 スイープトウショウ

3着 ゼンノロブロイ
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』
・有馬記念
9着 スティルインラブ
・桜花賞
・『オークス』
・秋華賞

☆2004年
1着 タップダンスシチー
・『ジャパンC』 

4着 ゼンノロブロイ
6着 ツルマルボーイ
・『安田記念』
8着 スティルインラブ

☆2003年
1着 ヒシミラクル
・菊花賞
・天皇賞(春)

2着 ツルマルボーイ
4着 ネオユニヴァース
・皐月賞
・『ダービー』
5着 シンボリクリスエス
・『天皇賞(秋)』
・有馬記念
13着 アグネスデジタル
・マイルCS
・『天皇賞(秋)』
・『安田記念』
14着 イーグルカフェ
・『NHKマイルC』

☆2002年
1着 ダンツフレーム

2着 ツルマルボーイ

☆2001年
1着 メイショウドトウ

2着 テイエムオペラオー
・皐月賞
・天皇賞(春)
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』
・有馬記念

☆2000年
1着 テイエムオペラオー

☆1999年
1着 グラスワンダー
・朝日杯
・有馬記念

2着 スペシャルウィーク
・『ダービー』
・天皇賞(春)
・『天皇賞(秋)』
・『ジャパンC』

☆1998年
1着 サイレンススズカ

3着 エアグルーヴ
・『オークス』
・『天皇賞(秋)』
5着 メジロドーベル
・阪神3歳牝馬S
・『オークス』
・秋華賞
・エリザベス女王杯

☆1997年
1着 マーベラスサンデー

2着 バブルガムフェロー
・朝日杯
・『天皇賞(秋)』
3着 ダンスパートナー
・『オークス』
・エリザベス女王杯
4着 タイキブリザード
・『安田記念』

☆1996年
1着 マヤノトップガン
・菊花賞
・有馬記念
・天皇賞(春)

3着 ダンスパートナー
8着 レガシーワールド
・『ジャパンC』

☆1995年
1着 ダンツシアトル

2着 タイキブリザード
7着 サクラチトセオー
・『天皇賞(秋)』
12着 チョウカイキャロル
・『オークス』
14着 ネーハイシーザー
・『天皇賞(秋)』


府中のG1の勝馬で、且つ宝塚記念を勝った馬はここ20年で5頭だが、うち3頭はディープインパクトとオルフェーヴルとテイエムオペラオーで歴史的名馬クラスの馬である。

アドマイヤムーンの勝ったジャパンCでは、府中根幹距離短縮G1の代名詞的な存在だったウォッカが4着。ダービーや天皇賞(秋)を勝ったメイショウサムソンも1番人気を背負いながら3着と敗れ、2着に入ったのは目黒記念を連覇しただけのポップロックだった。
その事からも、このレースは2400㍍ではあったが物理バランス的に根幹距離特性からズレていたレースだった公算が高い。
タップダンスシチーの勝ったジャパンCは、重馬場で行われた上にタップダンスシチー自身の大逃げが成立したレース。天皇賞(秋)や安田記念ではなかなかお目にかかれないレース内容。
2着入った馬は菊花賞馬ザッツザプレンティ。府中根幹距離G1の勝馬3頭はというと、シンボリクリスエスは3着、ネオユニヴァースは4着、ツルマルボーイは14着に散っており、この歴史的も根幹距離特性からズレたレースになっていた。

府中のG1に適性を示す馬は、不思議なくらいこのレースとは相性が悪い。
逆に、このレースを連覇したゴールドシップは府中G1未勝利。
更にG1馬が7頭参加し『史上最強の宝塚記念』と呼ばれた2003年の勝馬が、2年連続年度代表馬に輝いたシンボリクリスエスではなく、『どステイヤー』と呼ばれたヒシミラクルだったりするところが面白い(笑)。

府中の根幹距離G1は、『スピードとキレが要求される』舞台だが、この宝塚記念は全く違う要素が問われるという事だ。

面白い事に、連覇を果たしたゴールドシップ、史上最強の宝塚記念を勝ったヒシミラクル、更にマヤノトップガン、ディープインパクトには共通点がある。
それは、『菊花賞』と『天皇賞(春)』を勝っている事。
更に、オルフェーヴルも菊花賞馬、テイエムオペラオーは天皇賞(春)を勝っている。
更に古いところでは、ビワハヤヒデやメジロマックイーンめ菊花賞と天皇賞(春)を勝っている。
このレースを5着に敗れたシンボリクリスエスは、距離適性を考えて3歳の秋のステップを菊花賞ではなく天皇賞(秋)にした経緯がある。
この事からも、このレースは中距離で行われながらも、『ステイヤー色の濃いレース』と言えよう。

著者:夏影
 予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Mの法則』。2002年の菊花賞。ヒシミラクル→ファストタテヤマの馬単を2点予想でゲット。 トライアルのレース振りから、ヒシミラクルは『淀の3000㍍で化ける』と確信しておりました。