第54回 報知杯弥生賞(G2)

【久しぶりの東高西低の図式】

2才重賞連勝中のブレスジャーニー(本間・柴田善臣)、無傷の連勝馬のダイワキャグニー(菊沢・北村宏司)、京成杯優勝のコマノインパルス(菊川・田辺)、新馬勝ちしたばかりでも良血期待のサトノマックス(堀・???)と、今年は約30年ぶりに関東馬が優勢と言える状況に思いっきり懐かしい気持ちを覚えてならない。

もちろん関西馬にも人気に推されそうな馬はいるが、筆頭候補と思われるカデナ(中竹・???)が鞍上の面で不安(福永ならケガからの復帰直後、武豊なら最近不調)があるだけに、どこまで人気になるかも正直覚束ない。しかも、良血期待のグローブシアター(角居・???)も過去2戦とも鞍上が福永であるためカデナと同じ不安は拭えない状況にある。

そこで現時点でのシルシは・・・

◎=ブレスジャーニー

○=ダイワキャグニー

▲=コマノインパルス

△=カデナ、サトノマックス、グローブシアター

・・・としておく。

ちなみに、普通にローテーションなど考慮すれば2才戦以来となるブレスジャーニーの◎は疑って見るべきだと思う。

だが、登録馬の対戦実績を見ると今回の登録馬の上位にレイデオロ(藤沢和・ルメール)と言う存在がある事は否めず、今後の対戦を考えた場合、すでにレイデオロに敗れているコマノインパルスなどがここを勝ってしまうと「今年のクラシックが一本被り濃厚」になってしまうのに疑問を感じたため現時点では同馬に◎を打った次第。

はてさて、この関東馬上位のシルシが正解となるか大いに結果が楽しみである!



第61回 阪急杯(G3)

【相手に恵まれた1強状態だけに】

前走で同コース・同距離を制しているシュウジ(須貝・川田)の1強状態と言っても過言ではないメンバー構成。

それだけにいくらこの次(高松宮記念)が目標としても最悪2着は外せないだろう。

仮にもしも3着になってしまうと考えた場合、同馬を敗れる対象馬は自ずと絞られる。

つまり、人気馬を敗るだけの明確な材料を持っている馬でなければ相手にならないと言う事。

よって現時点でのシルシは・・・

◎=シュウジ

○=ロサギガンティア(藤沢和・???)

▲=ブラヴィッシモ(須貝・???)

△=ファインニードル(高橋忠・???)

以上としておく。

おそらく......ここに挙げた4頭はどれも人気に推されると思われる。正確にはシルシ順で人気に成る馬だと推測される。

だが、裏の中山記念に実力ある鞍上たちが集まってしまう状況ではシュウジを敗る一番の材料である鞍上の実力差がここで望めない事になる。

そうなると余計にシュウジの軸は外せない事になり、あとは過去の実績や阪神1400mの適正と言う「予想の基本的比較材料」に従うのが道理となるはず。そうじゃないと「まさかのシュウジ手抜き」を考えないと同馬が敗れる理由がない。

よって現時点ではシュウジ1着濃厚で予想するしかなく、あとは○以下の凡走による波乱が唯一の選択肢になるだろう。

私的には、この唯一の選択肢に期待したいところだが......果てさて???



第91回 中山記念(G2)

【戸崎の結果に何より注目】

鞍上の実力を予想の中心に置いている私としては、見る側からすればどうすっ転んでもムーアのドタキャンでしかないリアルスティールの結果に注目せざるを得ない。

次いで注目するのはヴィブロスの騎手動向。それもここだけでなく、この後の海外遠征までちゃんと乗ってくれる鞍上に変わるのかの問題があるから。何しろ、たとえ同馬がディープインパクトであっても過去の鞍上では勝利は全てヤラセであるため、ここで同馬の真の実力が発揮されるか否かの分岐点になるから。

この2頭の騎手動向に注目し、残る登録馬から現時点のシルシを考えると・・・

◎=リアルスティール(矢作・戸崎)

○=ヌーヴォレコルト(斎藤誠・岩田)

▲=アンビシャス(音無・???)

▲=ネオリアリズム(堀・???)

△=ヴィブロス(友道・内田博)

△=ロゴタイプ(田中剛・???)

・・・以上としておく。

それにしても......今回の鞍上動向を考えれば考えるほどルメールとミルコがどのように配されるのかイヤでも重視せざるを得ない。

但し、彼らが乗るとしても決して好走するとは言えないのが今回の鞍上動向のポイントで、昨年のドゥラメンテと違うのがこの点。

昨年はここがドゥラメンテの壮行レースだったため、この時点でも軸馬は明確だった。ところが今回は、ムーアのドタキャンと福永のケガ不在で壮行レースと言う様相が意味をなさなくなった感がある。

どちらもこの後のドバイでは鞍上が乗り変わる(当初の予定通りの鞍上に戻る)可能性があるのでは、ここが一過性でも(ヴィヴロスに至っては純粋な鞍上強化で)共に好走するのか、それとも単純に馬の能力だけで決まるのか、はたまた両方とも連対できずに成るのか現時点では決断し難い面がある。ここに実力上位の外人二人が絡んでくるからには、イヤでも騎手動向には注目せざるを得ない。

ある意味それだけ今年は予想にも楽しみがあると言えるのだが、どうにもムーアと福永には困ったもんだと思わずにいられないのはおそらく私だけではないだろう。

正直、何かトンでもない事が起こりそうな気がしてならない・・・(まさかのカオスモスやヒラボクディープの好走があるとか??)



第26回 アーリントンカップ(G3)

【アルアインを潰したくせに?】

ミラアイトーンの鞍上がどのツラ下げてペルシアンナイトに先着できるか?

黙って調教師に移行すれば良いものを、腕なし擬似天才の弟がバカ面下げて池江厩舎の馬に乗せられるのが主催者のバカ丸出し騎手教育を晒していると言っても過言ではない。したがって、ミラアイトーンの武幸四郎だけは人事の面からも消えるしかないだろう。

そもそも人気馬を人気通りに走らせる腕は今の競馬学校卒運転手たちには出来ない事。これは擬似天才の兄や福永祐一が周りの援護と手抜きで勝ち星を積んできた事で証明されている。

よって、現時点でのシルシは・・・

◎=ペルシアンナイト(池江・ミルコ)

○=キョウヘイ(宮本・高倉)

▲=レッドアンシェル(庄野・???)

▲=ディバインコード(栗田博・???)

以上とする。

ちなみに、上記のミラアイトーンとタメを張るボンクラ鞍上起用をしているのがヴゼットジョリー(中内田)。

デビュー戦が川田、新潟2才が福永、前走阪神JFが和田と、徐々に鞍上の実力のない者を起用していくと言う馬に最も悪い癖を付ける事をしている。

言うまでもなく、新潟2才の勝利は周りの手抜きで勝てた事は鞍上を見れば一目瞭然。福永の息子は親父のセンスは1ミクロンも継いでないただのボンクラ息子で、これまでの勝ち星は全て主催者が武豊のモノマネをさせて好走させて貰ったモノ。中央騎手界を50年後退させる未熟者優遇策による賜物でしかない。だから今だに素人でも勝てる圧倒的人気のエピファネイアの菊花賞勝ちしか牡馬クラシックを勝てていないのである。

しかもヴゼットジョリーに至っては、前走で福永同期の和田と言うミッキーロケットをここ一番で潰す程度の鞍上まで起用しており、如何に同馬がボンクラ息子を優遇する主催者の思惑によって好走させて貰っている馬であるかを証明しているようなモノ。そんな馬が強い訳などなく、もしも今回好走するようでは「中央競馬が如何にボンクラを贔屓するデキレース集団か!」をさらに証明するモノになってしまう。いくら何でもそこまで特定のボンクラを贔屓する必要はないはずで、わざわざボンクラのボンクラ同期まで援護して主催者自らを貶めるマネもする必要はないはず。よってヴゼットジョリーは過去の鞍上起用からも消えるしかない。それが過去2戦起用された鞍上たちの実力なのだから。

とにかく功労者と言える武豊はまだしも、第12期生のような騎手界のレベルを後退させる未熟者たちは一日も早く引退していただきたい。そうしなければこのままでは日本人騎手全てが世界から笑われる井の中の蛙集団になってしまう!【福永や和田のせいで日本騎手界が世界から侮辱されるなど絶対に甘受できる事ではないはず!】



第51回 共同通信杯(G3)結果コラム

【武豊が作られた天才である事が丸出しになったレース】

勝ったのはムーヴザワールドと人気を分けたスワーヴリチャードで同馬の勝利には全く不思議さはない。また2着に伏兵のエトルディーニュが残った事も展開の助けを思えば一向におかしくない。2着に届かなかったムーヴザワールドも直線で馬とぶつかる事象があった事を思えば負けたと言っても巻き返しの余地は十分ある。ましてや今回は鞍上変更もあったので次走はもっと期待されるだろう。

そんな中、もう期待も何も出来ないのがエアウィンザーの掲示板にも乗れなかった敗戦で、馬の能力よりも問題なのが武豊と言うジョッキーが如何に未熟で実力がないかを丸出しにしたブザマな騎乗を東京新聞杯から続けてしまった事にある。

このレースを予想した時点ですでに鞍上の動向が確定しており、エアウィンザーに据え乗りの武豊は四位と同等の有利さを持っていた。ところが結果は兄馬エアスピネルよりひどい負け方で一切見せ場すらなかった。注目していた人も多かったはずなので道中で位置取りを下げて行く同馬の姿はよく見えたはず。たしかに馬の調子も悪かったかも知れないが、エアスピネルは笹田厩舎なのでまだしも仕上げのせいにできる面もあるが、エアウィンザーは角居厩舎なので仕上げに抜かりがあったとは到底言えないだろう。厩舎の実績からも仕上げのせいに出来ない国内一流の実績があるからだ。

つまり今回の敗戦は如何に武豊と言うジョッキーが未熟で実力がないかと言う証しであり、だから彼が世界で通用しないのだと言う事を証明するモノでしかなくなるのだ。要するに、彼の記録は全て福永祐一と同じで何かの意図があって作られたモノで、おそらく競馬学校は優秀なジョッキーを育成していると見せるため中央競馬の土台となる函館大系調教師の七人の直弟子の一人、武彦七の直系子孫である彼をマスコミを使って天才としてのイメージを作ったのだろう。何しろ競馬社会における武家は名門中の名門であり、それに比べれば福永家などたかだか戦後競馬で台頭してきた成り上がりでしかない。

騎手のセンスの良し悪しは実際になってみなければ分からないだけに主催者が既存の競馬社会で暮らしている一族を擁護するのは当然であり、またやむを得ない事柄である。馬の育成は素人では手の出せない世界であり、馬に触れる機会でも圧倒的に関係者の子弟が優っている事は動かしがたい事実だからだ。したがって今でも関係者の息子たちが新人ジョッキーになるのは過去の習慣からも当然の事である。

だが、そもそもジョッキーとはアスリートであり、関係者の子弟がジョッキーになるのは当然の事としても一般受験者が競馬学校に入るのに頭脳優先でなければいけないのはアスリートの道理に反していると言える。ジョッキーとして求められる素質は頭脳ではなく運動神経などスポーツマンとしての資質であるからだ。したがって色んな形で馬に乗る事の出来る人材を集めるのがセンスのあるジョッキーを見つける一番の方法であり、わざわざ専門教育機関を設けて門戸を狭くするのは間違っている。結局のところ学校を作った事で門戸を狭めた上に頭脳優先で実力二の次主義を取ってしまったため、トップクラスのジョッキーでさえ物足りないと気付いた馬主の要求に応じて本物のジョッキーである外人や実力でのし上がってくる元地方ジョッキーを呼ばねばならない状況に陥っているのであり、フリー化した人気ジョッキーを振り分けて騎乗させるために馬主との折り合いを付ける仲介屋と言う(騎手を意図的な勝ち負けに導きかねない)ブン屋上りの素人の介在を認めざるを得なくなり、挙句の果ては付け焼き刃のルール改正で基本的に降着を認めないルールに切り替えたものの誰もが判定基準に疑念を覚えるような事にまで至っている。

いずれにしても、もう武豊は誰も天才とは絶対に言えないだろう。これが今の中央騎手界の実力であるのを先ず素直に認め、これを是正する大きな改革を進める方向に一日も早く転換すべきだと私は考える。したがってプロと名の付くアスリートたちが幼少期からその競技に触れている現実を鑑み、騎手の教育は馬により触れる機会のある厩舎育成に戻すべきだと断言する。

作られた騎手がいくら記録を作っても苦労知らずのため国内の牡馬クラシックですら馬に恵まれてもここ一番で勝てずの者では仲間のジョッキーですら誰も尊敬されない(目標にされない)のは当然であるし、馬屋一家の超良血である祖先が武彦七の子孫ですら世界では通用しないレベルに落ちてしまうからには教育制度が間違っている事は疑いようのない事実。門戸を広げてようやく見出す事の出来るのが世界でも通用できるアスリートである事に誰も異論の余地はないはずで、そのための騎手育成には何が一番良いかを考えれば自ずと取るべき手段や導くべき道筋は決まるだろう。

主催者が成功事例を売り上げ向上だけの視点で捉えるのではなく、主催者と日本競馬会が如何なる信念を持っているかを示す事が今の競馬に求められる根本であると今回の武豊の敗戦から導き出された私の考えである。

同時にマスコミにも現実をキチンと見つめて物事やニュースを伝えて欲しいと思う。言葉を濁して口のきけない馬のせいにするのは簡単だが、人気馬の凡走には必ず人事におけるミスがあるから起こるモノであるのを一番見えているのがマスコミなのだから!



第51回 共同通信杯(G3)

【東スポ2才S好走馬中心視の状況だが...】

東スポ2才S好走のスワーヴリチャード(庄野)とムーヴザワールド(石坂)が中心視される今年の人気状況に、エアスピネルの弟エアウィンザー以下が挑むのが今年の図式である事に異論はないと思われる。

現時点では登録数の少なさもあって興味深い1勝馬にも惹かれるが、普通に考えるとこのレースは、次開催の弥生賞に準じる牡馬クラシックのための3才重賞戦であり、さすがにハナレイムーンのような牝馬に期待するのは着眼点が間違っているように思われる。

よって、現時点でも中心は牡馬陣と考えられる事から...

◎=ムーヴザワールド

○=エアウィンザー

▲=スワーヴリチャード

△=タイセイスターリー、ヴェルラヴニール

...ここまでとしておく。

言わずもがなだが、現時点のシルシ順は過去の騎乗ジョッキーの実力と他馬に騎乗していた騎手動向を考慮して打った。

ちなみに...

昨年はディーマジェスティが波乱の主役としてここを勝ち、てっきりマグレと思って軽視された皐月賞を信じられないほどの強さで完勝し、その後は誰もが知る不甲斐ない内容で多くの人に虚しさを生じさせた。これは何も馬が悪い訳ではないではないが、それだけに騎手の実力が如何に馬のその後を左右するかを考えざるを得ない。

...となれば、仮に今後のクラシック戦線でこのレースを使ってくる馬が活躍するとした場合、イヤでも上記のシルシ順になってしまう。

ただ、競馬は人気で決着する事の方が少ないモノであり、この点を考えると◎~▲の3頭で収まるのかとても不安でならない。いくら頭数が少なくても、否、少ないからこそ人気馬を疑問視する向きが強まるのかも知れない。

この不安に対して「武豊と四位がどんな結果で応えるのか」...これが今年の一番の見所である!



第67回 東京新聞杯(G3)

【新4才に古馬陣が挑む変則図式】

この時期では本来なら古馬陣に上がり馬の新4才馬が挑む図式になるのが当たり前。ところが、今年の場合はこの反対の図式としか思えないのが何より異質である。

そもそもエアスピネルがこのレースに登録している事が異常であり、同馬の実績ならG3戦を2度使いすること自体がおかしな状況である。

それだけに別定戦になって京都金杯より斤量的に有利になる状況では同馬が勝ち負けするのは当たり前であり、よって問題になるのは、前走で同馬に迫ったブラックスピネルが果たして本当の実力でハナ差まで迫ったモノであるかが予想のポイントになるだろう。

正直なところ、ブラックスピネルの前走好走には驚かされた。いくらエアスピネルが重斤量だったにしても、いくら古馬陣が手薄で新4才馬が上位を席捲出来る状況だったにしても、過去のマイル戦で金杯出走馬より弱い相手に負けていた同馬が2着に来るとは思えなかったからだ。そんな同馬が果たして再びエアスピネルの相手に成れるかは常識で考えても疑問視せざるを得ない。ましてや前走鞍上が日本一の胡散臭いドライバー(福永はジョッキーではない...ジョッキーとは一度でも良いから周りの援護無しで馬を勝たせる事のできる者の称号...武豊の下手なモノマネしかできない親の名声のお陰者などジョッキーと呼ぶのは日本の恥)では尚更だろう。

よって、たとえ好走されて予想を外してもヤラセ者などを現時点で好走候補に入れるのは私の競馬信念に欠けるため・・・

◎=エアスピネル

○=プロディガルサン

▲=ロイカバード

△=ダッシングブレイズ、ヤングマンパワー

・・・とする。

もちろんブラックスピネルを高評価する人もいるだろうし、私も同馬が弱い馬だとは決して思ってはいない。ただ前走の鞍上で好走した事があまりに不可解なだけであり、もしもキチンと馬を好走させる腕を持つジョッキーが起用されればいくらでも同馬に重い印を打つつもりである。

ちなみに・・・

私が福永祐一を批判するのは、彼がここ一番で結果が出せないためジョッキーと呼ぶにはおこがましい存在だからではない。彼が存在する事で本来は肉体的に恵まれない者がスポーツマン=アスリートとして扱われる希少な競技であるジョッキーと言う職業が、単に強力な縁故さえあれば凡才でも勝てると言う間違った方向に年々進んでいるのを心配しているからである。

昔のように競馬が各地で独立して行われる公営事業であれば、彼のような競馬一家と言うべきジョッキーが活躍しても一向に悪いとは思わない。特定地域の売上向上にはそうした専業職の人材が中心とならねば運営の成り立たない面があるからには、そこを否定しては競馬そのものがなくなってしまうからだ。実際に各地の公営競馬が盛んだった小規模時代には、そうした関係者の中からしかジョッキーになろうとする者がいなかったので人材数や経費と言う問題からも血筋優先でも仕方なかった。だが、現在の中央競馬は成りたいと思う者がいれば誰でも受け入れる体制にあり、実際に藤田ナナコのような女の子でもジョッキーになれる現状にある。

もちろん学校を出ただけではジョッキーと呼ぶにはほど遠い問題はある。そもそもスポーツマンはセンスがなければ成れない職業であり、学校を出ただけジョッキーになれるシステムでレースに乗っている者と、外人や元地方・あるいは藤井勘一郎のようなジョッキーに成りたいと海外に出て行って健闘している者とでは騎乗に対する意識と精神に差が出て当然。恵まれない所からスタートせざるを得ない状況を克服して来た者が、学校を出れば免許の取れる者と一緒に乗って負ける事の方が異常だろう。この異常を武豊以上に見せているのが福永祐一であり、彼を今だに甘やかし続けている主催者とマスコミの間違ったジョッキーの扱いをしているのが一番の問題点ではあるが、それでもまだ下手な福永祐一に勝たせるような不公平な行いを続けているから彼を非難する事で「アスリートはアスリートらしく実力で他人より良い馬に乗れるように図るべし」と訴えるのである。腕に見合わない不公平な優遇は周囲のレベルを下げる事にしかならないからだ。

下手な甘やかされ者が上手いジョッキーに稀に先着するならまだしも、分不相応なほどに先着するから余計に不可解さを覚えてしまう。素直にルメールやミルコに年間300勝くらいさせれば道理に適うのに、昨年の関西など100勝を越える分不相応な者がその他大勢いるから却ってみっともないと思われたほど。

先週も根岸Sでカフジテイクが周りが止まって見えるような(過去に見せた事もない)勝ち方をしたが、鞍上が鞍上であるだけにとても馬の能力差で勝ったとは信じられない。本当に周りが止まって見えるような騎乗を他のジョッキーがしていたと考えるのが当然である。こんな愚かな発想をしてもおかしくないのが今の中央競馬のジョッキー状況であり、これこそが間違ったジョッキーの扱いであると思うからこそ、その最先端で優遇されている彼を非難するのである。日本人ジョッキーの将来的な発展を望むなら、不公平な優遇は百害あって一利なしでしかないのだから。



第66回 中山金杯(G3)

【東の始まりはG3らしい構成にて!】

登録数15頭。よって中山は全頭が出走可能。また現時点(2017.1/1)で鞍上未定が3頭。このうちマイネルハニー(56kg・栗田博)が京都金杯とのダブル登録でこちらは回避するのが濃厚。よって現在鞍上未定で出てくれば要注意となるのはグァンチャーレ(55kg・北出)だけ。もう一頭のトミケンスラーヴァ(51kg・竹内)は軽ハンデは魅力でも準備と言う段階で劣っているため好走は望み薄と思われる。

さて、メンバー全体でを見ると、トップハンデはクラリティスカイ(57.5kg・斎藤誠)で予定騎手は田辺。近3走は4・3・5着と一時の低迷からは脱したものの3才G1勝ちのツケとここが不適正な距離である事を考えると不利は否めない。

次いで重い斤量なのがマイネルフロスト(57kg・高木)で予定騎手は松岡。近3走は6・3・7着とまずまずの戦績でその先行脚質が運良くハマれば好走の可能性はありそうだが、逃げ候補のダノンメジャー(55kg・橋口・予定騎手は小牧太)をよほど上手く利用しないと能力的にもハンデの重さからも好走するのは厳しいだろう。

今回のメンバーにおいてポイントとなるのがハンデ56.5kgの2頭。シャイニープリンス(栗田博・予定騎手は江田照)とツクバアズマオー(尾形充・予定騎手は吉田豊)で近走からもこの2頭が人気に推されると思われる。ただ、この2頭は前走(ディセンバーS)で対戦しており、特に人気に応えて勝ったツクバアズマオーの結果次第では共倒れしてもおかしくない。

次いで重いハンデ55kgは4頭。上記のグァンチャーレ、ダノンメジャー、そしてライズトゥフェイム(加藤征・予定騎手は吉田隼)とドレッドノータス(矢作・予定騎手は戸崎)で、このハンデ馬の中ではドレッドノータスとライズトゥフェイムに大いに興味が湧く。ドレッドノータスは前走で意味不明なダート戦を使って惨敗したもののこれで人気を落とすようならズバリ狙い目。ただし、馬の若さへの期待と外人不在の中での戸崎起用を考えると思ったほど人気薄(3番人気以下)にはならないだろう。いくらルメールからの乗り変わりでは鞍上強化にならないとしてもリーディングジョッキーだけに当然だろう。またライズトゥフェイムは、全5勝全てが芝2000mの中山コースで上がり馬として人気に推されるストロングタイタン(54kg・池江・予定騎手は川田)と同馬主。兄が人気の一角なのは何とも言えないが、後輩が前走で上がり最速を出してからの乗り変わりだけにそれなりの良い結果を出さないとマズいだろう。

これ以下は54kgが上記のストロングタイタンを含む4頭。カムフィー(池上・予定騎手は蛯名)、シャドウパーティー(堀・予定騎手は内田博)、ロンギングダンサー(田村・予定騎手は大野)の3頭は共に8才馬でどれも人気薄だが、カムフィーは苗字が縁起の良い蛯名予定、シャドウパーティーは前走休み明けも人気馬だけに巻き返しても不思議じゃなく、ロンギングダンサーは大野が2走目の経験が活きれば好走してもおかしくない。

最後は52kgのマイネグレヴィル(和田道・予定騎手は丹内)だが、正直この馬だけが現時点で一番消しやすい存在。距離の勝ち鞍もコース勝ちもない上に丹内はマイネルの起用するジョッキーの中で一番の格下。これでは軽量有利以外には何も好材料はない。

これらを基にしての現時点予想は...

◎=ストロングタイタン

○=ツクバアズマオー

▲=シャドウパーティー

△=ドレッドノータス、ライズトゥフェイム、シャイニープリンス

...とする。

ちなみに、金杯と言えば「金」に係わる馬名や正月競馬と言う事で「イチ」に係わる名前など、長く競馬を見てきた人ほど注目してしまう。だが、今年は「金」や「イチ」に係わる馬名がないのでサインで狙うなら他の面から狙った方が良さそうと思う。たとえば今年が「第66回」である事からのゾロ目など(サイン読みしてる人には常識だろうが...笑)!



第61回 有馬記念(G1) 結果コラム

【単勝人気順番通りで大団円?】

最終的に単勝1番人気となったサトノダイヤモンドがゴール前の競り合いを制して優勝した...と、大略するのは簡単。ただし、同馬が優勝した要因が単純な馬の能力だけでない事は多くの人が気付いただろう。

一番分かりやすい点は、向こう正面で同馬がいつもと違って番手追走のキタサンブラックの直後に位置取りした事。最後の着差を考えれば、この位置を向こう正面の時点で押さえていなかったら届かずはもちろん下手をすれば3着だったかも知れない。そして、これを可能にした馬の能力もさる事ながら、馬の能力以上に同馬を制御したルメールの実力に感嘆せざるを得ない。やはり本物のプロジョッキーはレベルが違っている事を改めて確認させられた。

次いで、惜しくもゴール前で交わされてしまったキタサンブラックだが、こちらもさすがの能力の高さを示したと言える。これは騎乗した武豊がレースコメントでも語ったように、向こう正面から3コーナーに掛けてサトノノブレスに突かれた事でもう一息入れられる時間がなくなったためほんの僅かに逃げ馬を捕まえるタイミングが早くなった事が最後の最後に交わされた要因である。

このコメントを聞いた時、私だけでなく多くの人が今年の凱旋門賞を思い出したのではないだろうか。ついに中央競馬も欧州競馬のように一目で分かる集団戦術を取る時代に入ったのかも知れない。ただし、集団戦術は援護する方のジョッキーにも腕がないと結果ただの早仕掛けになるので、その点今回の池江厩舎とサトノはノブレスの鞍上にシュミノーを配したのは完璧だったと言える。今の日本人ジョッキーの騎乗意識ではあと100年は掛かるだろうが、是非とも本物のプロの騎乗をよく学んで100年後につなげて欲しいと思った。何しろ今の中央ジョッキーは、第12期生以降の間違ったジョッキーの管理方法のせいで敢闘精神と言う根本面で先ず世界から50年遅れてしまっているから。これは、今回の有馬記念でも横山典弘がずっとインの絶好位置を進みながら直線では追う姿勢すら見せずに下がって行ったのを見れば一目で分かるだろう。

人気通りながら、3着になったゴールドアクターと吉田隼人のコンビには正直驚きの感がある。多くの人は今回一番健闘したのはこのコンビだと思うだろう。だが私は、前走のJCでキタサンブラックを負かしに行く競馬をしなかったので、やはりこの厩舎とジョッキーではレベルの問題でまたタレる競馬をすると思っていた。ところが今回は、まるで人が変わったようにちゃんと武豊を負かそうとして本気で競り駆けに行った。やれば出来るならJCでもやる気出せよと言いたいが、これがJCと有馬記念の違いだと思えば納得できる部分もある。JCは国を代表する国際競争なので、このレベルの厩舎とジョッキーが好走する事など主催者は望んでいない。一過性の馬と未熟者よりは、ボンクラでも主催者が普段から優遇しているジョッキーを好走させる手を打つのが今の中央の政策。だからボンクラが3着に来れるのである。その点有馬記念は時期的な事情もあってどんな人気馬でも負けておかしくないレースであり、昨年の勝ち馬ならなおさらここまで走っても一向におかしくない。だからこそファンも3番人気に推したのである。よって、もしも今回2着だったら一番健闘したと言えただろうが3着では特別健闘したとは思えない。同馬よりも4着の池添の方が高評価出来るはず。

いずれにしても大昔ならともかく、人気順通りのワンツースリーは有馬記念としては珍しい事象であり、それを可能にした要因が池江・サトノの集団戦略だった点に注目と考察を深めざるを得ない。もしもサトノノブレスが日本人ジョッキーだったらこの結果にはならず、半ば飽きの見えるサブちゃん締めで終わっていただろうから。

ちなみに、同厩舎や同馬主が連携して自厩舎や馬主を勝たせるようにするのは「八百長」とは言わない。勝たせるためにあからさまに馬をぶつけたり、前を壁にしてわざとスローダウンして相手有力馬を潰したらもちろん八百長だが、今回のシュミノーのようにレースの流れは崩さずに相手に楽をさせない援護は技がなければ出来ない芸当であり、これこそが本物のプロの技である。だからルメールがゴール後にシュミノーと手を合わせたのを見て『流石だ』と思った。これを学校で教える事は出来ないし、出来ても教える必要もない。これは先ず馬を十全に御せるようになって初めて出来るかどうかの問題であり、残念ながら今の日本人ジョッキーで出来るのは元地方の3人(岩田・内田博・戸崎)と、もしかしたら出来るかも知れない武豊の4人だけしかいない。

これらの技は競馬学校が生まれる前のジョッキーの方が遥かに多かった。つまり昔の方が実戦における技術は今のジョッキーより遥かに上手い者が多かったと言える。逆にこれくらい出来なければ馬に乗るチャンスが少なかったためもある。現在は圧倒的に馬の数が増えたお陰で全体的な騎乗機会が増えた反面、馬を御すだけで手一杯なジョッキーばかりなってしまった。これは学校を作った事の弊害であり、門戸を広くすべきは直接馬と接する厩舎でなければいけないのに先ず学校入学が優先され、まだ未熟な状態で実戦に乗るため自然と流れに乗るだけの騎乗を覚えるだけにジョッキーが追われてしまっているからだ。その結果50才のベテランが技術の点で23才のシュミノーに劣ってしまうまでになっている。その50才が横山典弘なのだから世界のジョッキーは褒め殺ししてでも来日したくなって当然。上手くいけば自国の数年分を短期免許中に稼げるのだから。この低レベル化に歯止めを掛けないといずれは外人がいないとお粗末な競馬ばかりしか出来ない状況になるだろう。実際にはすでに成りかかっていると言える。

2016年の終わりを迎え、もっとよりまともなジョッキーたちが活躍出来る仕組みに競馬が変わって行くことを願ってやまない!



第68回 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)結果コラム

【引退直前の藤沢和クラシック制覇の期待度アップ】

好枠を利して全く卒のない競馬で後続を完封した「完勝」と言う内容。これで、藤沢和クラシック制覇の期待値が大いに高まったと言える。最終的にはジョッキーに実力者を配した事がこの完勝の決め手であり、2着との着差と対応力の高さから見ても桜花賞の最有力候補は同馬であると評せるだろう。

惜しかったというよりもスタートで出遅れ気味だった事で危うく3着に成りかけたリスグラシューだったが、幸か不幸か前にいた馬が蛯名騎乗のレーヌミノルだったので出遅れ気味でも追いの腕の差もあって2着を確保できた。だが、やはりルメールと戸崎の差は枠順の差もあって流石に覆せなかったのでこの2着は極めて順当な着順と言って良いだろう。それでも、枠順と鞍上の実力から類推しても勝ち馬とは相応の差があると見えるので、ことクラシック戦線では人気の複勝候補と言う立場かと思われる。

レーヌミノルはこのジョッキーで3着に残ったのは立派の一語。しかも3番人気と言う人気に推されての結果だけに余計に馬が偉かったと言えるだろう。何しろジョッキーは人気だと平場でしか結果の出せない武豊の福神漬け&福永祐一の同類腕なしジョッキーだから。ただし、このジョッキーが起用されているからには、いずれにしてもここでの3着がG1レースでの最高結果になる可能性が極めて高いので、本田厩舎は一日も早くもっと追えるジョッキーを確保するのが命題に成るだろう。

ブザマだったのがバルザローナを起用した安田厩舎のジューヌエコール。位置取りは文句なしで競馬出来たものの、結局バルザローナが競馬学校上がりと同じような騎乗しかしてないため直線では伸びるどころかタレてしまった。このジョッキーもわざわざ短期免許を与える必要のない学校上がりでも十分出来る騎乗なので、今後は呼ぶ必要はないだろう。トウカイテイオーを御せないと自ら岡部に譲った師にしては、こんな程度のジョッキーをわざわざ早くから抑えた点が多いに解せず、いずれにしてもジョッキーを見る目を間違った事だけは確かだろう。誰が仲介屋だか知らないが、余程口が上手かったのではないだろうか!

結果的には人気通りの決着で、この着順が今後の牝馬クラシック戦線の基準に成ると考えて良いだろう。

それにしても、いくらジョッキーが名手だとしても今回のソウルスターリングの能力と対応力は傑出していると言わざるを得ない。好枠を利して最後までしっかり控え、追い出しに反応して抜け出すとジョッキーがソラを使わないようにムチを入れて最後まで気を抜かせない完璧な内容で勝ち上がった。どんなに青写真で楽勝を描いてもここまで実戦でその通りに成る競馬は滅多にお目に懸れないだけに末楽しみな馬だと言える!