第78回 桜花賞(G1) 予想コラム

「ラッキーライラックが人気に応えられるのか...」

昨年のソウルスターリングと同様に今年も人気はラッキーライラック(松永幹)の1本被りになるだろうが、果たして石橋脩は人気に応えられるか...

将来的にどうなるかは分からないが、現時点(登録時点)での対戦実績と臨戦過程を比較する限り、昨年同様やはり動かしがたい本命と言わざるを得ない。その理由の一つになるのが、シンザン記念勝ち馬という看板から次点の人気候補に挙がってくると思われるアーモンドアイ(国枝)が、シンザン記念から一度も叩かずに直行臨戦して好走した例はまだないので信頼という面で不安だからだ。

したがって、現時点では「ラッキーライラックの1強体制」と思われるからには、逆に2・3着にどの馬が飛び込んでくるかが問題と推察する。

ところが、この2・3着候補を絞るのが至難の業。上記アーモンドアイ、阪神JFとチューリップ賞2・3着マウレア(手塚)とリリーノーブル(藤岡)、フィリーズレヴュー上位組リバティハイツ(高野)・アンコールプリュ(友道)・デルニエオール(池江)・アンヴァル(藤岡)、フェアリーS勝ち馬プリモシーン(木村)、エルフィンS勝ち馬レッドサクヤ(藤原英)、アネモネS勝ち馬ハーレムライン(田中清)、クイーンC2着フィニフティ(藤原英)、フラワーC2着トーセンブレスと好走候補に12頭も挙げられる。これもラッキーライラックが馬の能力で抜けた立場になっている反動かも知れない。何せ関西馬なのにデビューから石橋脩を起用している不思議?な存在なのだから。

ここまで複勝候補が多いならここでこそ騎手力が有効材料になるところだが、昨年のレーヌミノルやソウルスターリングのように桜花賞における騎手力の比較ほど信用の置けないモノはない。事実、今年も1強と思われるラッキーライラックの鞍上自体が石橋脩なのだから信頼という意味ではこれほど信用の置けない騎手もいない。

よって、現時点では...

◎=ラッキーライラック(松永幹・石橋脩)

残りは、枠順確定後の有利・不利で判断するのが一番良いと思った次第。(慌てない×2)

...以上、火曜日時点の前予想。

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「不可抗力さえなければ軸は不動の1枠1番」

ラッキーライラックが1枠1番を得て、桜花賞としては最高の条件になった。あとは、石橋脩が結果を出すだけである。

よって、最終決断は...

◎=ラッキーライラック

○=トーセンブレス

▲=リリーノーブル

以上の3頭とする。



第62回 大阪杯(G1) 結果コラム

【根本的な考え方の違いが生む騎手のレベル差】

右回りの不安に外枠発走と二重の不利にあったスワーヴリチャードだが、蓋を開ければ、金鯱賞と同じ流れになった事で右回りも枠の不利も全く関係なしに楽に勝ってしまった。スワーヴリチャードが勝つ事自体はその能力から全く妥当な結果であるが、この結果を生んだ一番の要因は何と言っても「ミルコと他騎手とのレベル差」にある。

前走の金鯱賞において、サトノノブレスのスロー逃げに対応して向こう正面から早めに番手まで押し上げてゴール前でキッチリ交わして勝っていたが、まさか今回においても全く同じ競馬になるとはミルコ自身が一番驚いたはず。その証拠に今回ミルコは、右回りの不安以上に目に見える不利である外枠を考慮してスタートをワザと遅らせてレースの流れがどう動くか様子を見る形を取った。すると、大方の予想ではもっと早いペースで流れるであろうと思われた序盤の位置取りがすんなりヤマカツライデンの単騎逃げで収まってしまった。様子を見ていたミルコは「これなら金鯱賞と同じ競馬をすれば良い」と思ったようで、全くその通りに乗って右回りの不安と不利を一挙に解決してスワーヴリチャードを勝たせた。

この反動を食ったのが戸崎乗り変わりで臨んだサトノダイヤモンドとアルアインで、金鯱賞で先手を取ったサトノノブレスが全く前に行かなかった事でもっと流動するはずのペースが早々にスローペースに収まったため、サトノダイヤモンドは直線まで終始インコースに包まれ通しで競馬にならず、アルアインは動くに動けない形になってスワーヴリチャードを捕まえ切れずに逆に僚馬ペルシアンナイトに捕まる結果になってしまった。

この結果は人気が示すように池江厩舎も考えていた理想の結果とかけ離れた内容だったはずで、差し競馬になってペルシアンナイトが好走する形になるなら当然サトノダイヤモンドも好走すると思っていたはず。まさか戸崎がインに包まれ通しになり、ただ追走しているだけのボンクラ息子がまたまた胡散臭い得意の流れ込みで僚馬アルアインを交わす結果になるとは池江師自身夢にも思っていなかっただろう。何より、サトノダイヤモンドが満足な競馬が出来ていない点が師としては不満の残る結果だったろう。

この結果を生んだ最大の原因=最悪の戦犯はサトノノブレスに騎乗した幸英明にある。ステイヤーの遅い逃げ馬でしかないヤマカツライデンがあっさり先手を取ったからミルコは前走と全く同じ展開でレースを進める事が出来たのであり、アルアインが僚馬ながら金魚の糞よろしくバカでも出来る追走競馬のペルシアンナイトに交わされる羽目になったのも、全てこの幸英明が「結果うんぬん以前に馬の特徴を活かして前に行く」という若手でも出来る自分の仕事をできなかったため。これにより、同馬主であるサトノダイヤモンドにしわ寄せが起きたのである。道理で凱旋門賞でラビットの仕事をしたのが川田将雅である訳だと大いに納得させられた点でもあるが...

では、ここまでミルコと日本人騎手との実力差があるのは何故か...今回の結果からすぐに判ったのは、外人騎手はたとえどんな時でも常にペースに対応する心構えで騎乗していると言う事である。

今回の大阪杯を例にすれば、ミルコはスタートを遅らせて展開がどう動くか様子を見て乗った。これに対し、他の日本人騎手は大方は騎乗馬の脚質通りにスタートしたが、ただ一人幸英明だけが本来前に行くべき所をしなかった(...もしかすると出来なかった=本当は彼には馬を行かせる技術そのものが不足しているのかも知れない)。そのため、とろいヤマカツライデンの単騎逃げで早々にスローペースに収まってしまった。ここで上記の日本人とミルコの心構えの差が発揮され、ミルコは自らレースの流れを騎乗する馬のペースに持ち込み、他の騎手たちはただ一人の外人に良い様に振り回される形になってしまった。

つまり、ミルコたち本物のプロ騎手=外人ジョッキーは、何時でも「瞬時の判断」=騎乗馬の走りやすいペースにするための瞬間的判断で位置取りを確保する=騎手の対応力=これが勝つための騎乗の仕方を取っているのであり、過去の脚質に沿って騎乗する事だけで精一杯の日本人騎手たちとは根本的に鍛えられ方が違っているのである。

この観点で捉えれば、横山典弘が突然馬を逃げ・先行させて好走させたりできる事の方が騎手が本来取るべき行動であり、過去の脚質に拘って乗っている事の方が馬の良さを考えていない事になる。なぜなら、脚質とはペース(レースの流れ)における単なる位置取りの事でしかなく、ペースは変動して当たり前のモノなので、それに対応して変化させるのが騎手として当たり前に取るべき行動となるからだ。この点において、ミルコたち外人ジョッキーはごく当然のように対応して乗っているだけであり、逆に日本人騎手たちはバカの一つ覚えよろしく乗っているだけ。これではミルコたちが本気で勝ちを取りに行く騎乗をすれば良い様にやられるのも当然だろう。

こうした事例は何時でもよく目にするモノで、昨年の香港において、ネオリアリズムに騎乗したモレイラがスタートで出遅れたにも拘わらず、ペースが緩んだ所を見計らって一気に捲って先頭に立って同馬を優勝に導いたのを覚えているはず。

言い換えれば、日本人騎手は騎乗技術を優先するあまり、真の意味での「馬に全力・能力を発揮させるペースを読んで動く」という騎乗が出来なくなっているのであり、これこそがバカの一つ覚えしか出来ない騎手しか出て来ない原因である。

「騎手のセンス」とは技術はもちろんだが、何より問われるモノがこの「ペース判断に沿って取るべき瞬時の対応力」であり、福永洋一さんがハードバージやエリモジョージなどで天才的と呼ばれる騎乗を見せた事の根本はすべてこの点にある事は誰もが認められるだろう。

ところが現在では、この根本から離れているのに気付かず、今回の2着馬(ペルシアンナイト)のようにただ追走して流れ込んだラッキーなだけなのに、それで仕事を果たしたと勘違いしている輩がいるからミルコのような本物の騎手とのレベル差がどんどん広がる一方なのである。

現在の日本人騎手は、騎乗数をこなす事ばかりで自分が乗る馬の能力がどの位あるかも把握し切れていない状態で乗っている。今回の戸崎がこれに該当する訳だが、これでは戸崎がどんなに優れたジョッキーの素質があってもここ一番では良い結果が望める訳がない。ましてや今回は、暗にアシストとなるべき幸英明が「若手でもやれる事を20年以上のベテランのくせに満足に出来なかった大ボンクラ騎乗」をしたのでは、挙句でただ決め打ちで追い込み競馬しただけのミッキースワロー(横山典弘)に外から被せられて何も出来なくて当たり前。

今回の大阪杯は、騎手センスの捉え方の違いがよく判ったレースであり、日本人騎手がなぜ外人に勝てないのかその根本を見せつけられた好例と言えるレースだった。もちろん予想が外れた事は悔しいが、仕事をしなかった騎手がいて、それに左右される騎乗しかできない騎手がいて、おまけにその漁夫の利を得たのが日本騎手界のレベルを50年停滞させる間違った思考で騎乗する世界一の馬潰しジョッキーであった事が何にも増して残念だった。



第62回 大阪杯(G1) 予想コラム

【スワーヴリチャードの右回りがカギ】

自信度C...(馬連・ワイド)

◎=スワーヴリチャード(ミルコ)...金鯱賞勝ちからの臨戦で騎手力ズバ抜けで人気必至も問題は右回りの成績が一息の点。

○=トリオンフ(田辺裕信)...今回一番の上がり馬も問題はテン乗り騎手で好結果が出せるか否か。

▲=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)...G1馬の格の点は好材料も問題は同厩舎の馬との兼ね合いが見込める事がどう出るか。

以上が月曜日時点での前予想だが、今回の大阪杯はドバイ開催でルメール・武豊・岩田康誠が不在で居残りミルコが騎手の実力でズバ抜けているように見えるのが却って危なっかしい感がある(騎手のお陰で人気が被り過ぎる怖れが高い)事。

たしかにミルコの騎手力は抜けているが、騎乗予定のスワーヴリチャードは右回りが不安という如何にも庄野厩舎(2流調教師=だから同馬の元鞍上が四位洋文だった)らしい弱点のある人気馬のため予想以上に惨敗しても一向に不思議じゃないと思われる。

思えば、金鯱賞2着がサトノのラピッドであるサトノノブレスの逃げ残りだった事から、勝つ気で乗ったスワーヴリチャードと完全な試走に徹してほとんど追わずに3着に入ったサトノダイヤモンドの能力が抜けていただけと言える内容だった。この内容で今回の登録状況から推察すれば、右回りになってサトノダイヤモンドの巻き返しにスワーヴリチャードが屈しても全くおかしくない...とも思われる。

以上、月曜日時点での前予想。

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「自ら牽引できる脚質がカギ」

自信度B...(馬連・3連複複数勝負)

◎=ウインブライト(松岡正海)
実戦における最大の武器...それは脚質という展開を自ら牽引できる能力の有無。
この点から予想するなら、ペースメーカーが居ても居なくても自らレースを牽引できる同馬が一番手と判断。

○=アルアイン(川田将雅)
おそらく逃げて競馬する気で乗れば逃げられる馬だと思うが、先ず同馬がそこまで思い切った競馬をするとは思えず、また有力候補の同馬が逃げ手を打ったとして後続馬たちが黙って勝負所までスイスイ行かせるとも思えないからには、同馬は前に行くとしても先行集団内で折り合いながら勝負所から勝ちを目指して仕掛けて後続を封じ込める形で競馬する可能性が高いと判断。
よって、同馬が展開上の中心(同馬より前に行く馬には仕掛け時を測る目標、後続馬には動き出しの目標)にされると診て連対軸の中心と判断。

▲=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)
金鯱賞でのサトノノブレスが恵まれての2着である事を思えば、純粋な能力差で今回は同馬の方が好走するのがごく当然と判断。
アルアインが有力視できるメンバー構成だけに勝ち負けまであってもおかしくないが、クラシックじゃない点は幸いでもとにかくG1戦における近年の戸崎圭太の裏切り度の高さが心配。

△=スワーヴリチャード(ミルコ)
金鯱賞の再現(スローと見るや馬なりで逃げ馬を射程圏に入れて必勝態勢を作った騎手対応力のレベル違い...)を右回りでもされたら人気通りに優勝候補筆頭は同馬になるだろう。
問題なのはその右回りの実績の低さであり、皐月賞時は鞍上力が低かったので仕方ないと言えるが、有馬記念の4着は距離を考えると物足りない結果と評価。
よって、右回りは不利と診て現状複勝候補までと判断。

消し馬=ペルシアンナイト(福永祐一)
こと脚質で推理した場合、叩き台でミルコが最後方競馬した後にこの鞍上を起用した事は最悪の形であると判断。
なぜなら、ただでさえ控える競馬で複勝になる事を仕事と思っている騎手のため、ミルコが前走で控える競馬をした事を踏襲する騎乗しかこの鞍上にはできない事を思うと騎手力通りに掲示板にも載れないのが普通だろう。
たしかにペースが乱れて控える競馬がハマれば馬の能力で好走するかも知れないが、差し・追い込み馬の好走が起こるとすればその他のサトノダイヤモンド・スワーヴリチャード・ヤマカツエース・トリオンフ、果てはミッキースワローまで好走対象になってしまい予想の基本そのものが崩れる事になる。
よって、脚質、鞍上の実力、おまけに公正な競馬の施行という視点からも、馬にはとても不運ではあるが同馬は消えるとしか思えない。

消し馬=シュヴァルグラン(三浦皇成)
先ず何より、同馬は春天に向かうためにここを叩きに来ていると判断。
鞍上についても、ケガ復帰後は逃げでの勝ち負け、あるいは先行での好走しか出来ていない騎手なので、今回はまさかの逃げ・先行をやらかして展開を乱すか否かが見ものと診ている。
但し、仮にこのまさかが行われて同馬のまさかの好走が起こったらきっと私は大いに憤慨するでしょう。だってヤオだから...(笑)

以上、水曜日時点の前予想。

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「サトノラビットを上手く利用できるのは...」

自信度A...(馬単・3連複勝負)

◎=アルアイン(川田将雅)
サトノノブレスことサトノラビットが金鯱賞と同じく先手を取ると思われ、このラビットを上手く利用できる馬が優勝最有力になると予想。
さすがに今回は番手にスワーヴリチャードが付くようなドスローでは逃げられないはずで、行かざるを得ないラビットが平均以上で行かされるならその番手馬より番手馬をマークする位置の取れる馬が最も有利と診て同馬を◎に指名する。

○=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)
展開予想における最も有利な馬がアルアインであれば、アルアインを目標にする同馬が相手筆頭と判断。
今季は開幕週だけハデに活躍するも最近はすっかり不調の戸崎だが、本来騎手の実力ならここではミルコに次ぐレベルであるからにはその点に期待する。

▲=スワーヴリチャード(ミルコ)
金鯱賞の再現のような騎乗をされると右回りでも人気通りに優勝候補筆頭は同馬になる可能性が高いだろう。
だが、やはり皐月賞まだしも有馬記念の4着は距離を考えても非常に物足りない結果なので、ミルコの腕でも単穴までと判断。

△=ゴールドアクター(吉田隼人)
武豊や横山典弘に泥棒されてからすっかり落ち目になってしまったが、今回距離は短いにしても有馬記念を勝つほどの馬がこのまま尻すぼみで終わるのはあまりに馬も騎手も扱いが酷すぎる。
今回は幸いにも元の結果を出した鞍上で、なおかつ一度叩いてここが勝負所で臨んで来るからには有馬記念馬の地力に期待して大穴ながら複穴に指名する。
...もちろん凡走しても当然の近走成績なのであくまで大穴候補の代表として挙げる。
(福永・池添・三浦・横山・浜中の好走を挙げる位なら同馬とこの鞍上の頑張りに賭ける方が何億倍も人としてマシだから!)

消し馬=ペルシアンナイト(福永祐一)
前走ミルコ騎乗なのに好走したらそれこそ「ヤオ」の一語。

消し馬=シュヴァルグラン(三浦皇成)
関東における福永のモノマネ版騎手でペルシアンナイトと同じく好走したら「ヤオ」の一語。

消し馬=ヤマカツエース(池添謙一)
得意の金鯱賞ですらドスローボンクラ追走で3着に成れなかった馬が好走したらそれこそ「ヤオ」。

消し馬=ダンビュライト(浜中俊)
いつ斜行するか知れない騎手に先行馬を任せて事故が起きたら主催者はどうするつもりか神経を疑う騎手配置。
心のケガ人は騎手として存在そのものが危険のため迷惑を掛ける前に消えるはず。

以上、木曜日時点の前予想。

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「戸崎の実力が試されるレース」

自信度S...(馬単・3連単2点勝負)

◎=サトノダイヤモンド(戸崎圭太)
金鯱賞でラビット(サトノノブレス)がドスローで逃げても、叩き台に徹して完全に脚を量るように追い上げた同馬の巻き返しが最も好走の可能性が高いと判断。
最近不調気味の戸崎騎乗だが、今回は流れに乗って好走する戸崎に向くペースになる(=楽逃げさせないように他の先行勢がイヤでも動く)と推察できるため◎と決断。
...ある意味戸崎の実力が試される騎乗になるだろう。

○=アルアイン(川田将雅)
その気になれば自らペースを作れる馬だが、今回は僚馬サトノノブレスが先行してナンボの幸で行ってくれるので川田も戸崎と同じく流れに乗って競馬をするはず。
但し、その気になれば先行策ができる馬だけに川田がペースに巻き込まれる怖れがある点が減点材料のため○と決断。

▲=スワーヴリチャード(ミルコ)
皐月賞まだしも、右回りの有馬記念4着は距離を考えると物足りない結果なのでミルコの腕でも単穴までと判断。

△=ゴールドアクター(吉田隼人)
往年のG1馬という観は否めないが、G1馬の地力、本質的には先行脚質、馬をよく知る元主戦騎手、もう後がないので一戦一戦が全力出走、乗り変わりが多くて周りの方が不安が多い事などから穴の複勝馬に抜擢。

以上、最終決断。



第37回 ジャパンカップ(G1) 結果コラム

【日本人騎手の実力は世界の3流を証明】

自分の競馬ができても、代役のテン乗り外人にも、もちろんルメールにも交わされてしまうキタサンブラック・・・

これが日本を代表する武豊の実力と言うのが示されたのは残念な事だが、こればかりは国内では主催者のおかげでマスコミの擁護を受けているに過ぎない本人の実力なので仕方ないだろう。

逆に、直線に入って「もうアカン」と綺麗なフォームでサトノクラウンを追っていたミルコこそがこのレースの裏主役だった事が、彼が土壇場までどちらに乗るか決まらなかったシュヴァルグランの優勝でハッキリ示された。

キタサンブラックの連覇なるかが注目された今年のジャパンカップだが、優勝馬がエピファネイアに続く善戦馬、それもミルコのドタバタ絡みあってのテン乗りボウマンでは、馬は能力があったという証明の裏に、福永祐一というジョッキーが如何に技量がないかも証明し、如何に競馬学校とは馬に乗れるというだけの凡才の集まりであるかをも示したと言えるだろう。

つまるところ、サトノクラウン以外の馬は概ね能力を発揮したが、こと騎手力としての日本人ジョッキーの低レベルが丸出しになった人事的には痛ましいレースである。

これまで私は、本当は上手くないのに勝たせて貰っている特定騎手がいるから日本人騎手でも能力ある者が実力を発揮しきれない部分があると、岩田や内田博を見て思っていたが、「公務員であるというヒエラルキーに染まったエセプロ意識の充満する世界では本物のプロには絶対に勝てない。勝つ時は何かの援護がなければ無理である!」というのが良く分かった。

よって、これからの若手騎手にも今後出てくる新人たちにも一切期待する事はないとの覚悟で競馬を見るべきだとつくづく思った。

思えば、久々の女性騎手がその話題性から芸能事務所に所属してしまうような程度では本物のプロジョッキーである訳もなく、そんな腰掛けタレントジョッキーに勝ち星でも劣る若手が山ほどいる世界から世界に通用するレベルの騎手が出て来れる道理もない。

今年のジャパンカップは、「シュヴァルグランは本当は強い馬だ!」とこれまで痛い目に遭っていた人たちにとっては素晴らしいモノになったが、「武豊は凄い騎手だ!」とマスコミの誘導に乗せられていた人たちには「有馬記念前でも見事に裏切られた残念な結果」である。しかも鞍上が1000m通過に1秒も遅いタイムで単騎逃げして後続の良いマトに成っているのに気づいていない事から、如何にペースを体感できていないかを示しているのは尚更憐れである。

この武豊や福永祐一など、世界3流ジョッキーたちが消えてしまわない限り中央騎手界から本物のプロが現れる事は絶対にない!・・・それをこれでもかと思い知らされたのが今年のジャパンカップであった。

ハッキリ言って、学校制度などなかった時代の方が何人も本物のプロがいた。岡部も然り、福永洋一も然り。息子を競馬学校に入れる前までの岩田も一時はそうだったが・・・!

今の日本人騎手は本物ではない。ただの準公務員だと思って今後は予想すべきであり、公務員ならば人気で勝たせて貰うか、人気でも勝てないかの両極端な思考で処理するのが一番の必勝法となるだろう。それも未熟であればあるほど馬群を捌けないので、どれだけ前で競馬出来るかを予想の基準に置けば判断は容易になる。

その観点で見れば、横山マジックなどと呼ばれる不思議な逃げ切りも辻褄が合う事は誰もが気付くはず!

つまるところ、元地方騎手以外の好走はすべて何らかの繋がりの為せる業だという事であり、だから木幡3兄弟のワンツースリー決着などという話題作りの着順が発生するのである!



第78回菊花賞(G1) 結果コラム

【次世代の低レベル顕著な結果】

今さらながら外人ジョッキーの勝利への貪欲さとそれを可能にする技量の高さを見せつけられた。
ただ、これ以上に競馬学校騎手の不甲斐なさと技量と精神力の低さを感じさせられた。
具体的には・・・
出遅れが幸いして2着という藤岡佑介のミス&ラッキー入賞。
不良馬場と距離、絶好の展開が味方した和田竜二のラッキー入賞。
直線の見せ場だけが救いだった遠征競馬ド下手厩舎の義兄弟コンビの人気裏切り。
自身が乗って負けさせた馬がミルコによって菊花賞馬になったエセダービージョッキーバ川田のサトノアーサーの見せ場も作れない惨敗。
特にバ川田の凡才ぶりには「さすが斜行騎手浜中俊に劣る騎手。福永と併入でエセ丸出し!」というのが今回の結果と騎乗でよく分かった。
このバ川田に比べれば、たとえ結果は悪くてもTV馬として逃げた四位、結果的に先行馬全滅の要因を作った池添と津村の方が自分の競馬をしたと褒められる。

たしかにこんなひどい馬場では当然ながら個々の騎手の腕前を問うのは難しい事で、この点は見せ場もなく惨敗した言い訳にはなる。だが、ここまでの穴、それも一方は本来ミスしているのに2着になってしまうのにはどこかにもっと不甲斐ない騎乗をしたジョッキーがいるからで、今回はその実力通りにバ川田とそのモノマネ対象の福永がサトノの両頭に乗っていた事がこの結果を招いた陰の悪因と言える。普段から仕込みと見紛う競馬しかできないからこんなザマになるのだろう。

いずれにしてもミルコとルメールの上手さはもう動かしようはなく、彼らの良い所を盗んで向上すべき次世代の代表のバ川田レベルが、結果を求めるあまり最もマネてはならない福永をマネている(勝つためではなく好走するために能力ある馬を安易に後方待機にして着を拾って結果を残したと誇る騎手としての根本意識が間違っている)のでは「いい加減に恥を知れ!」としか言えない。この程度が次世代代表だから、満足に真っ直ぐ追えないマガルくんが体感の修正もせずに今だに乗り続けているのだろう。

ハープスターの尻つぼみでイヤな予感はしていたが、バ川田ですらこの程度では今後はもっと外人ジョッキーの必要性は高まるだろう。
ひいては、どんなにレベルの高い馬を創っても日本競馬の夢である世界の芝大レース(凱旋門賞)制覇は果たせないという事を暗示する。技量も精神力も優った騎手たちが地元の意地と国家の威厳を誇るために騎乗するレースを日本の馬、しかも自国の騎手が乗って来ない馬に勝たれたのでは世界中に恥を晒すようなモノ。それこそいくら馬の能力で劣っていても騎手の意地でも勝たれる訳にはいかないのだから。

競馬学校という必要のないモノを作ったツケがこれほど悪い結果を招くとは思いもしなかったが、これを解消する即効的な術は今の日本競馬にはないので、もしも夢を叶えたいと願うなら、逆にミルコやルメール並みの欧州出身でない名手の外人ジョッキーを招くしかないだろう。
よって、今は香港を主戦にしているモレイラをすぐにでも招くのが唯一の手立てと断言する!
ミルコやルメールがそうであるようにモレイラも通年騎乗になればバランスを考慮されて勝ち負けさせられるだろうが、それでも人気でも伏兵でもここ一番で期待通りや期待以上の結果を残す事は間違いない。何しろ本来騎手と呼ばれるに値するには1着を獲るための貪欲な勝利意識とそれに見合った技量がなければ通用しないのが海外の競馬と騎手界であり、モレイラはそれが出来る現状唯一の非欧州出身ジョッキーなのだから!



今年の凱旋門賞が今後の中央騎手界を示唆する(予測)

【生産界を生き残らせる事が日本競馬の命題だけに...】

今年の凱旋門賞にはサトノ馬主さんの2頭が挑戦する。

もちろん期待を担っているのはダイヤモンドであってノブレスの方ではない。

だが、これは何も鞍上がルメールと川田だから差があるという意味ではない。

逆に、どちらも負けるとすれば、下手をするとノブレスがダイヤモンドに先着するかも知れない。

こと凱旋門賞がヨーロッパの威信を懸けたレースであるからには、そこに出てくる日本代表馬が開催地のフランス人騎手で臨んで勝つ事を望むのは「まるで帰化選手だらけでワールドカップ優勝を期待するようなもの」であり、はっきり言って勝てなくて当然と言える。それなら今年はどちらも負けるのが必然になるため、逆に川田の乗るノブレスが無欲と無警戒を突いて意外な健闘を見せても一向におかしくない。

仮にどちらも勝機がなくなった場合、ダイヤモンドは後に種牡馬としての期待もあるだけにムリはさせられないし、もちろんルメールもムリに追う事もしないだろうが、ノブレスはそれこそ川田は最後まで必死の乗らないとただただどうしようもない惨敗で終わってしまうだけ。何しろ出走してくる騎手の中で一番下手な騎手が川田であり、それが却って健闘につながる事が競馬ではよくある事だから。

したがって、残念ながら今年も日本馬が勝つ事は極めて難しいと言わざるを得ない。

それでも、仮に日本馬が好走できなかったとしても同じ芝レースを主体とするヨーロッパの最高峰レースに馬を送り出す事には大きな意義と価値がある。特に日本の生産界にとっては、芝レースの最高峰レースに代表馬を送り出す事で世界を相手に取引するという明確かつ巨額の利益は計り知れない。これがある限り、いくら無謀と見えても生産界は凱旋門賞挑戦を続けていく事が命題になるだろう。

この大きな意義に対して、無念な事に現状の中央騎手界でこの意義に対応できる日本人騎手は誰一人いない。

この原因は、皮肉にも競馬学校を作って騎手の独自性を高めた事にあり、それまでの厩舎所属でしか騎手になる道がなかった徒弟制度から騎手を解放した事でこれまで以上に騎手の安全性を重視する姿勢を取らざるを得なくなった事から、言わば「アタマでっかちの対応力未熟の人材育成」に陥ってしまったためである。

ようやくこの原因に気付いてルール改正をしたのが昨年の事だが、これまでの30年間でこの反対の降着ありきの危険防止ルールでレースを施行してきただけに、いきなり騎手たちに世界基準の激しい接触に耐えろと言っても出来る訳がないし、危険を冒して馬群を突くほどの技術も持ってない。しかも、長年の慣習からすでにデビューの時点から関係者の子息や特定の者が抜けた優遇を受ける仕組みが出来ているため、先の中谷の異議申し立てよろしく、実績の小さい者の異議など受け入れるゆとりもなければ検討する余裕もない。

したがって、今後の中央騎手界はもっと多くの国から外人騎手がやって来る事になるだろう。そうしなければ今の騎手たちでは悪い意味での促成栽培が祟って世界基準の闘い=鐙の接触やぶつかり合うほどの狭い中での騎乗が出来ないし、学べないからだ。

この事から推論できる日本馬の凱旋門賞制覇の夢を叶える唯一の道は、ヨーロッパ出身の騎手ではない本物の名手である希少な外人騎手を招聘する事と断言する。

来てくれるかはもちろん未知数だが、とりあえずモレイラが現状では最有力候補になると思われる。短時日に夢を叶えられるとすれば、これしか道はないだろう。何しろ日本人騎手にはイチローのような本物の天才など誰もいないのだから!



第84回 東京優駿(G1) 予想コラム

【皐月賞の結果が反映されるか否かがポイント】

大波乱となった皐月賞の好走馬たちがダービーでも好走するのか否か・・・これが今年のダービーを推理するポイントになるだろう。

こう言ってる時点で、私自身が皐月賞のワンツースリーたちがここで好走すると思ってない事の裏返しであるのだが、それでも皐月賞がダービーにおける最大のトライアル戦であるからには、皐月賞出走馬の全てを消す事は基本的には道理に適わないだろう。

それにしても、昨年とは打って変わって今年のダービーほど層の薄い牡馬が集まったと思える年はない。おまけに下手をすればフルゲート割れしかねない登録数で、ダービーという看板が無ければただのG3重賞と称してもおかしくない。

それもこれも、皐月賞のトライアル戦好走馬たちが揃って掲示板にも載れていないからであり、特に弥生賞馬カデナと共同通信杯馬スワーヴリチャードの厩舎と鞍上の不甲斐なさは際立っている。

もちろん、重賞勝ち馬なので両馬が巻き返す可能性は今年のメンバーなら十分に考えられる。

だが、根本的信頼と言える材料がどちらも欠けているだけに、両馬の巻き返しに期待するならば、マイラー系&池江厩舎のワンツーとなった皐月賞好走馬たちを上位に見るのが正論と思わざるを得ない。

ましてやダービーでは、過去にキングカメハメハとディープスカイがNHKマイルCからの臨戦で共に人気応えているように、中距離にも適応できる底力のあるマイラー系なら十分に2400mも好走する事例もある。

そこで、現時点での予想は・・・

◎=レイデオロ(藤沢和・ルメール)

○=アルアイン(池江・松山)

▲=アドミラブル(音無・ミルコ?)

△=サトノアーサー(池江・川田?)

△=ダイワキャグニー(菊沢・北村宏)

△=ペルシアンナイト(池江・ミルコ)

△=ダンビュライト(音無・武豊)

消し=カデナ(中竹・福永)

・・・以上のように仮おきする。

◎=レイデオロは、藤沢和&ルメールの連続3才クラシック制覇成るかの話題性もあるが、2才時を無傷で終えた時点でダービー候補の期待を持たれていた馬が、ようやく間に合った皐月賞で掲示板を確保して地力の高さを見せた事を評価。

○=アルアインは、人気薄でも皐月賞馬となった地力の高さを評価。

▲=アドミラブルは、別路線組で唯一期待を抱かせる勢いがある事を評価。ただし、ミルコが乗ってくれば期待もできるが、もしも妙な騎手が起用されるとデビュー戦並みの惨敗の怖れもある。

△=サトノアーサーは、毎日杯において後の皐月賞馬をさしおいて圧倒的人気に推された良血を評価。ただし、当時の結果が示すように、ズブい気性と鞍上の実力のために2戦続けて届かない競馬になっているのが懸念材料。おまけに、昨年がサトノダイヤモンドの落鉄のお陰でダービージョッキーにさせて貰ったばかりの川田である事から良い印象が持ちにくい。

△=ダイワキャグニーは、東京コースにおける良績を評価。ただし、鞍上が鞍上だけに不安は尽きない。

△=ダンビュライトは、皐月賞3着になった鞍上の縁故力を評価。ただし、皐月賞の大波乱は同馬の縁故力が発揮された事が一番の要因であるため、あくまで複勝候補としての存在でしかない点が大問題。

消し=カデナは、巻き返しがあったら道理に適わない状況が発生する(複勝候補でしかないダンビュライトの好走必至となる)ため。同馬の巻き返しを考えるなら、その前にスワーヴリチャードの巻き返しを考えるのが道理。何より、ようやく凋落の兆し(主催者からの見切られ)の表れ始めたこの鞍上が好走する事はダービーで八百長が行われた事になるのが大問題。



第78回 優駿牝馬(G1) 予想コラム

【藤沢和がまたヤラかすか否か!】

果たして重馬場のせいでソウルスターリングは桜花賞を負けたのか?

大幅に距離が伸びる優駿牝馬(オークス)で藤沢和厩舎はその真意を問われる事になる。

だが、たとえオークス当日が重馬場になったとしても、今度ばかりはさすがに負ける事はないと私は思っている。

なぜなら、今度もまた何かに負けるようであれば、この厩舎は勝ち星は多くても3才クラシックは根本的に縁のない「厩舎版、福永祐一」として記憶される事になるからだ。

『いくら何でも、西高東低の中で唯一関東厩舎で成果を残してきた藤沢和厩舎が福永祐一のような実力助手と同じに比評されるべきではない。』と私に限らず誰もが思っているはずで、何より、ソウルスターリングが牡馬も含めた今世代トップに位置する馬である事はその実績が物語っている。

それだけに、今さらながらソウルスターリングの桜花賞3着には大いに落胆させられたが、この敗戦が一般に言われている重馬場によるモノであれば同馬は3着にも成れなかったハズ。よって私は、同馬の桜花賞3着は「重馬場プラス人為の油断」と判断した。

勝って当然のレースなど一つもない事は誰もが頭では分かっているが、それまでの同馬の実績=能力を考えれば負けると思う方が異端な思考であり、どんなに気を引き締めて臨んでも自信と言う名の安心感(油断)を持って同馬を送り出したのは間違いないだろう。

これは騎乗していたルメールも同感で、自信を持っていたからこそ同馬の競馬をすれば勝てると踏んで乗ったところが、まさかの重馬場で伸びが鈍化させられ、そこに突け込んだのが同馬とのレースで次点人気に推される能力を持っていたレーヌミノルとリスグラシューだったと見た。

よって、今年のオークスはソウルスターリングの巻き返し優勝の一戦と判断して・・・

◎=ソウルスターリング(藤沢和・ルメール)

○=リスグラシュー(矢作・武豊)

▲=アドマイヤミヤビ(友道・ミルコ?)

△=ミスパンテール(昆・四位)

・・・以上、前走桜花賞組の上位入線濃厚と前予想した。

おそらく上位人気に推される馬たちなので堅い予想となってしまうが、今年の牝馬陣はNHKマイルCでも上位人気を牝馬が占めたように牡馬より強いと評せる世代であり、中でも桜花賞は現時点においてその強い牝馬が集まった最上位に置かれるレースであり、ハッキリ言わせてもらえば、オークストライアルと目されるレース(フローラS・スイートピーS・忘れな草賞など)の勝ち馬たちが台頭するには家賃が高すぎ。勢いは認められても、伏兵以上の期待をするのはさすがに無謀としか思えない。

せめて人気馬が勝っていればまだしも期待する材料になっただろうが、3連勝でG2フローラSを制した馬が12番人気ではさすがに厳しいとしか言えないだろう。



第155回 天皇賞・春(G1) 予想コラム

【2強に勝てる馬は見当たらない!】

キタサンブラック vs サトノダイヤモンド...ともに今秋には凱旋門賞挑戦を図っている日本を代表する馬。それだけに、不慮の事故でも起きない限り両馬が揃って4着以下になる大穴決着は考えられず、せいぜい距離の紛れから、どちらかが3着に落ちるまでが精一杯の穴決着になると推察される。

よって今年の予想のポイントは、「2強の一角崩しの出来る存在の有無」になるだろう。つまり、最有力3着候補が一体何になるかと言う事。

ここに穴馬が飛び込むのが例年の天皇賞・春の傾向だが、今年も過去に両馬と接戦した事のある馬たちの方が逆に危なっかしい存在になっているので、一角崩しを狙う時点人気候補馬たちより、3着狙いに徹する穴馬に注意して予想を立てるのが今年は正解に近いと想定する。

この想定の要因になったのがゴールドアクターの騎手変更で、正直に言わせてもらうと『調教師は何を思ってここまで同馬と共に努力してきた吉田隼人を見離すのか!』と、調教師としての矜持(プライド)の無さに怒りの感情すら覚え、一角崩しまで期待していただけに大いに落胆させられた。

もしこの騎手変更で一角崩しが成されたとした場合、それが本当の意味で馬の能力の高さを示すモノかは大いに疑わしくなる。なぜなら、現状の中央騎手界を冷静に見れば、叩き上げで騎手力を磨いてきた外人や元地方の一流騎手たちと競馬学校卒とは明らかな実力差があり、縁故で良い馬に乗ってきた者と、弱い馬を騎手の腕で好走させてきた者とに差があるのは当然の結果であるからだ。

縁故で良い馬に乗ってきた関西競馬学校の代表が武豊と福永祐一なら、関東の代表が横山典弘である。そんな縁故の代表に乗り変わって好走して、一体誰が馬の能力が高い証拠と受け取るだろうか?

中川調教師の想いは別だと思うが、好走しても「縁故による疑わしい好走」、凡走すれば「乗り慣れた騎手を変えるからだ」になるのでは、どちらにしても調教師の存在価値は貶められる事になる。そんな馬に期待を懸けるなどいくら馬は好きでも人間的に無理がある。

よって現時点のシルシは・・・

◎=サトノダイヤモンド...騎手、馬格、いずれも優勝馬筆頭に相応しい。

○=キタサンブラック...騎手で見劣るも昨年の優勝馬で実績なら一番。

△=シュヴァルグラン...騎手は恥辱も3着候補なら日本一の超凡才。

△=シャケトラ...人気騎乗の田辺は不安も純粋な騎手力なら▲よりはるかに上。

△=アドマイヤデウス...鞍上が降りてないのが好材料。

△=レインボーライン...ミルコが乗ってくれば期待大。

△=トーセンバジル...▲鞍上より騎手力あるのが好材料。

△=ディーマジェスティ...騎手は下手くそでも馬の底力から最大の穴馬。

△=ゴールドアクター...ヤラセ筆頭なら同騎手。井の中の蛙マジックが使えればの唾棄すべき伏兵。

・・・以上とする。

ちなみに、上記以外の馬ではアルバートが誰を乗せてくるのかで面白味ある候補になると思われるが、ムーアのお陰で今の地位にいる馬だけに現状ではイヤでも割り引かざるを得ないのが惜しまれる所。私的には、『ムーアが乗りに来てくれないかなあ...』と思って止まない。(笑)



第77回 皐月賞(G1) 予想コラム

【ファンディーナの偉業が一番の見所!】

牡馬筆頭と見られていたレイデオロ(藤沢和)がトライアル戦を使えずにぶっつけになった事で正真正銘の大混戦になった今年の皐月賞。

ただでさえ今年の牡馬陣は牝馬に食われっ放しで能力的に低いと思われるのに、唯一無傷のレイデオロが順調さを欠いての臨戦ではイヤでも牝馬ファンディーナの偉業達成なるかに注目せざるを得ないだろう。

もちろん牝馬の挑戦は稀なだけに必ずしも好走するとは限らないどころか不発が当たり前だけに不安はある。だが、それでも今年の牡馬陣はレイデオロが無傷と言う以外は軒並み牝馬の後塵を浴びており、とてもじゃないが馬の地力を当てにできるレベルにない。

おまけに先週の桜花賞では雨の影響で負ける要素のなかったソウルスターリングが連対すら外す事態が起きてしまい、その管理厩舎がレイデオロの藤沢和なのでは余計に牡馬陣への不安が増すのも当然だろう。

したがって現時点でのシルシは・・・

◎=ファンディーナ(高野・)

○=スワーヴリチャード(庄野・)

▲=アルアイン(池江・)

△=レイデオロ(藤沢和・)

△=サトノアレス(藤沢和・)

・・・以上としておく。

なお、現時点のシルシの馬についての詳細は必要ないモノとして省かせていただく。

別に鞍上未定だからと言うのではなく、はっきり言ってどの馬も推し材料と同等に不安があるため現状ではほとんど意味がないと思ったから。

今年の皐月賞はそれこそサイン予想しても悪くないと思えてならないほどである。(苦笑)